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衛生クラブで学校マップづくり!腹立つのも子ども、癒されるのも子ども。

time 2017/02/25

青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。

ルワンダの農村で水・衛生環境の改善にたずさわってます。

その一環でお手伝いしている、小学校の衛生クラブ(委員会みたいなもの)。

今回は今年3回目。前回クラブの目標と課題を話し合ったので、今回はそれを可視化するための学校マップづくりに挑戦しました。

子どもと接してるとイラッとすることもあるけど、癒やしてくれるのもやっぱり子どもですよね。

マップづくり

目的

このワークの目的は、校内のWASH(※)に関する課題を「見える化」すること。

※WASH= Water, Sanitation and Hygiene

それによって、このクラブの活動がどのくらい大変か、いかに重要か、どこで重点的に活動すればいいのか、といったことを子どもたちに感じ取ってもらおうという作戦です。

ちなみに、先週話し合った衛生クラブの課題は「教室、校庭、トイレのそうじ」「花壇の手入れ」「雨水タンクの水を飲まないよう指導する」など。

これらの課題が可視化されるように、教室の数や雨水タンクの数、花壇の場所などを地図上に示すことがポイントでした。

参加者

P4~P6(4~6年生)、学年ごとの3グループに分けました。

さすがにゼロから描くのは難しいかなと思ったので、校舎だけ描いておきました。あとは部屋やトイレや雨水タンクを書き足してね、と。

マップ完成!

20分ほどで完成。

6年生

まずはいちばんうまく描けているであろう6年生から。

なんだいこれは。

あきらかに教室がある場所に「24 Toilet」とか「4 Tanks」とか書いてある。

「数も書いてね」とは言ったけど、文字情報を埋めるだけならこんな意味ありげな形の空欄はつくらんぜ。

なんか上の方にメタモンみたいなやついるし。

そういうことじゃないんだお。。。

思わず「『地図』って知ってる…?」と聞いてしまいました。

作業途中に何度も説明を加えましたが、もはや修正不可能でした。

ごめん、おれの説明が悪かった。

5年生

つづいて5年生。

彼らはぼくの意図を汲んで、教室や雨水タンクの場所を書き加えてくれました。

ただし、雨水タンクの場所、実際と全然違うんだよね。。。

空間を認識するのって、子どもにはむずかしいのかなあ。

4年生

なんといちばんよく描けてたのは、4年生チームでした。

教室やトイレ、雨水タンクの位置など、ほぼ正確に描けてました(黒字は後からぼくが書き加えたものですが)。

今後、クラブで校内の問題点について話し合うときは、このマップをもとにしていこうと思います。

説明が悪い?

3チームの結果をみんなで確認。

4年生チームがいちばんよく出来てたので、5,6年生をフォローするつもりで「ぼくの説明が悪かったかもしれないけど…」と言ったら、とある女の子に全力で「イエス!」と叫ばれて罪をなすりつけられたので、

「まったく同じ説明を聞いていた4年生がちゃんと描けてるってことは、あなたの理解力が足りないだけなんですよ。それを人のせいにするってのは都合が良すぎるんじゃないですか?人の話をろくに聞かずに失敗したうえその責任を私になすりつけるあなたの態度に改めるべき点はないんでしょうか?私としてはこれ以上ないくらい丁寧に説明したつもりなんですが、どのように説明すればご理解いただけたのでしょうか?」と論破してやろうかと思いましたが、大人なのでぐっと我慢したぼくをだれか褒めてください。

まあその子はチームを仕切ってたので、途中で間違ってることをぼくが指摘したときに「おまえのせいで間違っちゃったじゃんよー」とでもほかの子たちに非難されちゃったんでしょう。ごめんねごめんね。

先生の反応

クラブ終了後、職員室によって校長先生をはじめ先生たちにこの地図を見せてきました。

やっぱり4年生の地図の出来には感心していましたが、なにより「こんなクリエイティブなやり方があるのか!」「教師経験がないなんてウソだろ!」とぼくの教え方に驚いてくれました。そうだろそうだろ?にやにや。

このマッピングは地域開発とかでは定番の手法ですし、”Community-Based Environmental Health Promotion Programme (通称CBEHPP)”と呼ばれるルワンダ政府が推奨してる地域衛生プログラムでも最初にやることなのでそれを応用しただけなんですが、学校ではあんまりこういう教え方はしないんですね。

今回も前回に引き続きクラブ担当の先生は不在だったんですが、参加してもらっていろんな教え方があるってことを知ってほしいなあ。。

先生もクラブ活動に巻き込んでいくことが今期の課題です。

結果、癒やされて帰る

先生たちにおだてられたせいか、その後子どもたちとバレーをして楽しんだからか、クラブで生徒に本気でムカついてしまったものの、結果的にご機嫌で鼻歌歌いながら帰ることができました。

腹が立つ原因が子どもであれば、癒やしてくれるのもまた子どもだったりしますよね。

おなじように、村の人にムカつくことがあっても、幸せだなあと思わせてくれるのも村の人だったりします。

今週は気分的に落ち込んでちょっとしんどかったんですが、いい形で一週間を終えることができました。

よい週末を!

タケダノリヒロ(@NoReHero

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タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]