検索重視から手紙型のブログへ。ブログで10万PV達成して思うこと。

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アフリカ・ルワンダ在住、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

ブログの第一目標にしていた「月間10万PV」(※)を先月達成しました!趣味とは言え、と言うよりも趣味だからこそ、数字にこだわってきたのでうれしい!

※PV=ページビュー数。そのサイトが何回表示されたかという指標。

10万はドラゴンボールの戦闘力で言うとフリーザ編の悟空やギニュー隊長とおなじくらいです。気を操るだけでスカウターをボンッて破壊できるぐらいの強さですよ!すごいだろ(伝われー)

節目となったので、当ブログの「これまで」と「これから」について考えてみましたよ。「これをやれば10万PV達成できるぜ!」的なアドバイスは特に書いてないんですが、PV増を目指してる方にはケーススタディとして役立ててもらえると思います。

10万PVまでの道のり

昨年の2月末にはじめたこのブログ。PVの推移はこんな感じでした。

初期(1~2万PV)

とにかく面白かったこと、感動したこと、気になったことなど、ジャンルにこだわらずなんでも書いてみました。しかし書けども書けどもPVに大きな変化はなく、月1~2万PV程度を行ったり来たり。

初期は流入の8割くらいがFacebook経由だったので、1万PVを楽に超えられたのは自分の努力というよりは読んでくれたお友だちのおかげです。

中期(3万PV~)

昨年の12月に3万PV越え。

FBだけに頼っていてはダメだと思い、Twitterのフォロワーアップに注力。こちらも1000人越えたあたりから、反応が増え始めました。特にお近づきになれたのが、海外在住者の方や国際協力関係の方々ルワンダでの生活や、青年海外協力隊の活動についての記事をきっかけに、ほかの記事も読んでもらえるようになりました。

このあたりから手応えを感じ始めたジャンルが「音楽」と「読書」

音楽については、バンド経験があってふだんの生活でもいろんな音楽を聴いているので、自分が聴いているプレイリストを友達に教えるようなつもりで記事にしました。これで徐々に検索流入が増えてきて、実際の友達からも「ノリ(私のあだ名)がつくったプレイリストよく聴いてるよ」と言ってもらえることも。

読書については、ぼくは読んでも内容をすぐ忘れてしまうので、アウトプットすれば記憶に定着しやすいだろうと思って書き始めました。学校でも現代文がいちばん得意だったこともあって、「難しいことをかみくだいて説明できる」点で評価してもらえたように思います。

この時期に検索を意識した記事を増やしたり、リライトしたりしてた効果が後々出てきたのかもしれません。

転換期

壁越えたなぁ」と実感したのが、この記事を書いたとき。ミスチルの歌詞についてのまとめ(意味の考察や好きなランキング)です。

検索流入を狙うなら、自分がアツく語れることを、どのサイトよりも詳しくまとめろ!」というアドバイスが著名ブロガーさんの記事に散見されたので、それを実践してみました。

「広く浅く」で「飽きっぽい」自分が、唯一まわりの人よりもアツく詳しく語れるのがミスチル(の、特に歌詞)だったんです。これはアップしてすぐにGoogle検索の1ページ目に表示されるようになり、SNS経由でミスチルファンの方々からもうれしい言葉をたくさんいただきました。

意外と自分の「好き」や「得意」を発見するのって難しいですよね。そういう意味で「雑記ブログ」は自分の内面が可視化されるので、自己分析ツールとしても優秀だと思います。

3月にミスチル記事を書き、4月にははじめて5万PVを突破

5万PVを越えてからは、ほかの記事もぐっと底上げされて右肩上がりに(ドメインの評価が高まったのか、リライトの効果が出たか、Googleの仕様変更が吉と出たかは謎)。5月の6万を経て、6月に11万となりました。

10万PV達成したご褒美にWordpressの有料テーマ「MAG」を導入しましたが、それまで使ってたのは無料の「マテリアル」。「お金かけないとPV伸びないのかなあ」と考えたこともありましたが、有料テーマなんか使わなくても10万PVはいけます。

当ブログの「これまで」

なぜPVにこだわるのか

ぼくがブログに求めている機能は4つ。「ライフログ」「共感」「自己PR」「お金」です。

なぜぼくがPVにこだわってきたのかは、これらのブログの機能と関係しています。

ライフログ」として。これは日記のようなものなので、PVは必要ありません

共感」のツールとして。自分が好きなことや心を動かされたことを公開して、趣味嗜好が合う人とつながりたい。趣味嗜好が合う人は、概して価値観や考え方も似ているもの。なので、別に不特定多数の人に見てもらう(=PVを増やす)必要はないけど、「仲間」は増やしたい。なので、この点に関してはPVはなくてもいいけどあったほうがいいです

自己PR」として。自分の活動や価値観をアピールできるブログは、ものすごくコスパのいい宣伝広告になります。これに関してはPVは少しでも多いほうがいいですね。

さいごに「お金」を稼ぐ手段として。協力隊は利益を得てはいけないので、現時点では1円たりとも稼いでません。でも、これから好きなことをやっていくためにブログで副収入を得ていくつもりです。相場では1PVあたり0.2~0.4円の収入になると言われているので、10万PVあれば2~4万円に。PVとブログ収入は必ずしも比例はしないようですが、PVが多いに越したことはないので、この点ではPVは必要です。協力隊が終わったらマネタイズしていきます!それまでは下地づくり。

ということで、ブログに「ライフログ」の機能だけを求めていれば、別にPVを追う必要はありません。でも、「自己PR」や「お金」という面を考えるとPVは重要になるので、これまで重視してやってきました。

ブログの3つの型

ではどうやってPVを伸ばしてきたかというと、ぼくはブログを「バズ型」「トレンド型」「まとめ型」の3つに分けて考えています。

バズ型

バズ型」は、検索流入など意識しなくても、面白いのでSNSでガンガンシェアされるブログ。ふつうの人には無理です。よほど文才があるか、ライターとしての経験値が高くないと厳しい。知り合いでもないのに勝手に名前を挙げて恐縮ですが、「スタバ女子大生」記事の熊谷真人さんとか、「真顔日記」の上田啓太さんとか、「警察官クビになってからブログ」のハルオサンとか好きです。あと、おなじルワンダにいる会計士・笠井さんのブログも毎回声を出して笑ってしまうので、読んだことない方はぜひ。この記事なんかはてブ300越えで、ぐいぐい人気出て来てます。

アフリカの生活コストをみくびると俄然破産する件 – 嫁に人生を狂わされた会計士のアフリカ見聞録

例にあげたブログは伝説的にSNSで繰り返しシェアされて多少寿命が伸びますが、ふつうはそんなにシェアされるほど面白い記事は書けません。ちょっとヒットしたかなと思っても、3日後にはだれにも読まれなくなるのが関の山。それでも誰かの記憶に残るのであれば十分価値があると言えますが、PVを伸ばしたいのであればおすすめはできません。

トレンド型

意識と行動次第で書けるのが「トレンド型」。世間でこれから話題になりそうなことに目をつけて、まだネット上に情報が少なくて、みんなが検索するであろうことを予測。だれよりも早く情報をまとめることで、容易にアクセスを集めることができます。

ただしこれも数日から数ヶ月で流行りが廃れてしまうので、消耗戦になります。好きでもないのに流行っているからという理由だけで手を付けるとたぶん虚しくなるのでw、”心から「伝えたい!」と思えることだけを書く”というのがマイルールです。

ぼくは星野源suchmosフレンズ岡崎体育らの人気が出始めた頃に記事にしていたので、彼らの知名度が上がるに連れてアクセスを集めることができました。ITや時事ネタは廃れるのが早いですが、アーティスト関連の検索はピークが過ぎた後もゼロになることはないので、堅実にPVを底上げしてくれます。

まとめ型

PVを伸ばしたいなら、いちばん手堅いのが「まとめ型」。アップ直後はなかなかPVにつながりませんし、下準備から記事作成までものすごく手間がかかりますが、検索結果の上位に食い込んでからは毎日まとまった量のアクセスを供給してくれます。1日だけ1万PV稼いでくれるバズ型よりも、毎日100PV稼いでくれるまとめ型のほうが長期的に見れば有益なのは明らかですよね。

まとめ型記事を書くポイントは、前述のように「アツく語れることを記事にする」のがいちばんですが、意外と「初心者向け記事」も需要があります。「自分はちょっとかじった程度で、ほかに詳しい人いっぱいいるからなー」と思うことほどチャンスです。

この人狼ゲームの記事は、自分が初心者なので勉強のつもりでまとめたら、いまでは毎月1万PV以上集める記事になりました。

当ブログの「これから」

以上のように検索流入を狙って「トレンド型」と「まとめ型」の組み合わせでPVを積み上げてきたわけですが、これからは方針を変えていきます。なぜかというと、検索狙いの記事は面白くないから。

もちろん自分が好きなことを書いてるので自分では面白いと思ってますし、それを喜んでくれる人もいますが、あくまで対象は限られてるんですよね。だから、検索狙いの記事を重視するようになってからは「タケダのブログ、面白くなくなったな」と思う人もいたはずです。

なので、これからは純粋に「面白い」「感動した」と思ってもらえるような記事を増やしていきたいなと思ってます(あくまで希望w)。

これから目指すのは「手紙型」。

検索は意識しないけど読者の心を動かせてシェアされるのが「バズ型」、バランスがいいのが「トレンド型」、検索と実用性重視なのが「まとめ型」で、なんの役にも立たず面白みもないのが「日記型」ですw

本来ならバズを起こしてみたいんですが、狙ってできるような技量などありません。その代わりに、誰かひとりのために手紙を書くようなつもりでブログを書いていきたいなと思ってます。「日記」は独りよがりな文章ですが、「手紙」は常に読んでくれる相手が存在します。その人の気持ちが軽くなったり、ほっとしたりするような文章を増やしていければ、ブログ自体ももっと価値のあるものになっていくはずです。それが「手紙型」。

お手本にしたいのが、塩谷舞さんが運営している『milieu』。いまいちばん好きなメディアです。もうほんとに丁寧。PR記事なのにすごく個人的な話が出てきたり、タイトルめちゃくちゃシンプルだったり、「読んでる途中に気持ちが浄化される」ように背景がグラデーションになってたり。これまでに更新されたすべての記事が1万PVを越えているという圧倒的な実績に、メディアのあり方を考えさせられます。こんなやり方もあるんだなあ。

「タケダのブログつまんなくなったな」と思わせてしまっていた方々。これからもこのブログはどんどん変わっていくので、タイトルやアイキャッチ画像を見てちょっとでも気になったら覗いていってみてください。

手紙を書くようにブログを書きつつ、つぎは15万PVへ。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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