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タケダノリヒロ( @NoReHero)
今夏の挙式を目標に、式場探しを始めました。男の私でも式場をあれこれ見ていると「ここ緑が多くてステキ!」とか「ここならゲストにも喜んでもらえそう!」と楽しくなってくるものです(個人差あり)。
そんな私ももともとは「結婚式したくない派」でした。それがいまでは積極的に式を挙げようとしています。
この記事では結婚式をしたくなかった理由、したくなった理由を説明して、「ナシ婚」(結婚式を挙げない)割合も紹介しています。
もくじ
結婚式をしたくなかった理由
私が結婚式をしたくなかった理由は3つ。
①準備が大変そう。その時間と労力を別のことに使いたい。
②お金がかかりそう。そのお金を別のことに使いたい。
③疲れそう。何時間も大勢の前で見られるなんて絶対しんどい。
準備が大変そう
まず①準備。式場を選んだり、どれくらい費用をかけるか奥さんと話し合ったり、誰を呼ぶか考えたりーー。ああ大変そう。
私はあらゆる「式」というものに対して「みんなやってるから形式的にやってるだけで、本当は必要ないんじゃないの?意味も分からず流されてるだけじゃないの?」と思ってしまうタイプです(って書くとすごい嫌なヤツみたいだけど良い子です)。
自分にとっては必要ないことなのに、「そういうものだから」となんとなく貴重な時間と労力を割くようなことは絶対にしたくなかったのです。
お金がかかりそう
それから②お金。結婚を考え始めて「結婚 費用」とかで検索すると、「平均◯百万円かかります♡」みたいな恐ろしい情報がわんさか出てきてうち震えておりました。ゼクシィによると、挙式・披露宴にかかる金額は全国平均359.7万円です。
私が住んでいたアフリカのルワンダでは結婚式で奥さんの家にウシを贈る習わしがあるんですけど、ウシ払いじゃダメですか…?
「結婚後はアフリカと日本を行き来することになるし、なにかとお金がいるからできるだけ出費は抑えたい…だったら結婚式はいらないんじゃないか…?」と思ってましたね。
疲れそう
最後に③疲れそう。大事な友人の結婚式に参加するのは良いんですよ。「あー良かったなー」と幸せな気分になれますし。
でも自分が主役になって何時間も人前にさらされるのって疲れそうですよね。親と接するときと彼女や友人と接するときの自分のキャラクターも全然違うので、その両者が一堂に会するとアイデンティティが崩壊してしまうかもしれません。ああ面倒くさい。
結婚式をしようと思った理由
準備が大変そう、お金がかかりそう、疲れそう、とやりたくない理由を並べると苦行としか思えない結婚式ですが、彼女からのある言葉でそれらのネガティブ要因は全部吹っ飛びました。
親に結婚する姿を見せてあげたい
彼女からそう聞いて、「そういう理由だったら、やろう」と思えました。
2年以上付き合ってきて、遠距離だったもののほぼ毎日していた電話の中で、ご家族の話もよく聞いていました。アフリカにいる彼女(※)のことを、お母さんがすごく心配しているという話も聞いていました。
※私も彼女も青年海外協力隊としてアフリカでボランティアしてました(国は別々。2年間のアフリカ遠距離)。2018年1月に帰国して、いまは国内で遠距離中。
だから彼女にとって家族がどれだけ大事なのか、どれだけ大事にされているのかを知っていたので、私も結婚式をやりたいと思えるようになったのです。
「でも、結婚式をやりたくない理由が3つもあったけど大丈夫なの?」と思われそうですが、大丈夫です。
準備も楽しめる
準備を辛いと思ってしまうのは、嫌々ながら取組むから。「素敵な結婚式を挙げられれば彼女にも彼女のご家族にも喜んでもらえるし、そうなれば自分もハッピー」だと思えば、作業自体は大変かもしれませんが、楽しむこともできるはずです。
意外と自己負担は多くない結婚式
お金も問題ありません。ゼクシィの「[結婚のお金] 婚約から式、新生活まで。全部でいくら?」という記事に、先輩カップルたちが結婚式にいくら使ったかが掲載されています。
これを見ると、結婚式費用の大半はご祝儀で賄っているのです。親の援助も含めればプラスになっているカップルも(元サイトではこれに婚約、新生活、新婚旅行などの費用も含めて計算しています)。
結婚式費用(ー) | ご祝儀(+) | 親の援助(+) | 差額 | |
カップルA | 270万円(52名) | 166万円 | 240万円 | +136万円 |
カップルB | 347万円(70名) | 196万円 | 100万円 | – 51万円 |
カップルC | 243万円(79名) | 220万円 | 50万円 | +27万円 |
カップルD | 400万円(70名) | 250万円 | 200万円 |
+50万円 |
「ご祝儀に頼ってしまうのはゲストに悪い」という人は、最近人気の「会費制(ご祝儀なし。1万5千円前後の会費をゲストに払ってもらうパーティ形式)」ウエディングを利用するのもありですね。
前述のカップルたちはかなり親の援助に助けてもらっているようですが、できれば自分たちのお金でやりくりしたいところ。そんな「費用はできるだけ抑えたい」という場合でも、式の演出やオプション次第で調整できるはずです。当然自己負担をゼロにすることも可能。
結婚式全体の費用を見てガックリする前に、「自己負担がいくらになるか」を冷静に考えてみましょう。そうすれば「数十万円の出費ならなんとかなる!」と気持ちが軽くなるかも。
盛大な式にしなくてもいい
最後の「人前にさらされたら疲れそう」というネガティブ要素も、自分たち次第ですよね。披露宴はせずに挙式だけにしてもいいですし、親族と本当に親しい友人をすこしだけお招きするという形もアリ。
「人前に立ったり目立つのが苦手」という人は、シンプルでこぢんまりとした結婚式なら問題ないのではないでしょうか。
人生は想い出づくり
もうちょっと大きな視点で、「人生において大切なものは何か?」と考えてみましょう。
さきほどから「時間」「お金」「労力」という観点で話していましたが、人生においてもっとも価値があるものは「想い出」ではないでしょうか。
だって死ぬ間際に莫大な資産があっても、自分にとっては意味ないですからね。そのときに想い出がたくさんあるほうが「幸せな人生だった」と思えるはず。
人生は想い出づくりです。
結婚式は間違いなく「人生のハイライトになり得るイベント」の筆頭ですよね。
もちろん式にリソース(時間・お金・労力)を割かずに、ほかのことに割り当てればもっと良い想い出をつくれるかもしれません。でも、「一生に一度の一大イベントだから、きちんと式を挙げたい」という考え方があっても良いですよね。
結婚式をしない「ナシ婚」カップルは約3割
おまけ。結婚式場などを運営する企業・アニヴェルセルの調査によると、結婚式も披露宴も開催したカップルは55.5%、どちらもしていないというカップルは28.7%だそうです。
調査方法:インターネット調査
調査対象:全国23歳~39歳男女1,200名
調査期間:2016年3月18日~3月23日
元記事:離婚率に影響も?!既婚男女600人に大調査!「あなたは結婚式を挙げましたか?」
3割くらいのカップルは結婚式も披露宴もしていないんですね。元記事によると、30代よりも20代に結婚式をしない(いわゆる「ナシ婚」」)傾向が強いようです。
【結婚式も披露宴も開催していないカップル】
20代:40.9%
30代:26.0%
とは言え、世間に流される必要はありません。自分たちがやりたいと思ったらやる。やらなくていいと思ったらやらない。ふたりで話し合ってきちんと「式を挙げる理由」「挙げない理由」に納得できたら後悔はしないはず。
まとめ
まとめます!
・もともと結婚式をしたくなかったのは「準備が大変そう、お金がかかりそう、疲れそう」という理由から
・彼女の「親に結婚する姿を見せてあげたい」という言葉がきっかけで、挙式したいと思うようになった
・人生は想い出づくり。結婚式をいままででいちばん素敵な日にしよう
・式を挙げない人も3割いる。後悔しないように自分たちで「やる理由」「やらない理由」を明確にしよう
結婚式の準備でケンカしてしまうカップルも多いと聞きましたが、せっかくのハレの日。楽しみましょう!
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