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学校での衛生啓発活動まとめ!WASHワークショップbyルワンダ青年海外協力隊

time 2016/11/18

青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です

ルワンダ農村部のムシャセクターというところで、水・衛生環境の改善に携わっています

配属されて約10ヶ月。小学校やセカンダリースクール(中学・高校)で衛生啓発活動を行ってきました

先日ルワンダの学校は長期休みに入ったので、今年の学校での活動も一区切り

ここでこれまでやってきたWASH(Water, Sanitation and Hygiene)のワークショップ内容や、衛生啓発活動の意義についてまとめておきます

学校や病院、地域など、さまざまな場所で応用できると思うので、「衛生啓発、なにやればいいかわからん!」という人は参考にしてみてください

WASH workshop

WASHワークショップまとめ

この10ヶ月で、小学校では11回、セカンダリースクールでは9回、WASH(Water, Sanitation and Hygiene)関連のワークショップを行いました

WASHとは?

WASHお絵かき

ルシ通信④衛生×アート×生徒150人! 小学校でWASHワークショップ
必要なもの:紙、ペン(絵の具やクレヨン、色えんぴつが欲しい…)

ねらい:WASHに取り組むことで、どんな良いことがあるかをイメージしてもらう

問題発見

ルシ通信⑤「考える力」を鍛えねば!衛生クラブ立ち上げ大苦戦の巻
ルシ通信⑥嬉しすぎる!小学校の衛生クラブ本格始動!

必要なもの:ワークシート(なくても良い)

ねらい:子どもたちに衛生啓発活動をする目的を実感してもらい、取り組むべき問題を見つける

飲み水の煮沸

ポスターづくり

ルシ通信⑪衛生啓発ポスターづくり&号泣寸前の発表会!

必要なもの:紙、ペン(絵の具やクレヨン、色えんぴつが欲しい…)

ねらい:煮沸消毒した水の飲用を楽しく啓発する

手洗い

イソジン(ヨウ素液)とデンプンで手洗い実験&衛生劇

衛生啓発ワークショップ!イソジンとデンプンで手洗い実験!
必要なもの:イソジン、デンプン糊、水

ねらい:しっかり手洗いできているか確認する、正しい手洗いの方法を学ぶ

ペットボトルで手洗い器づくり&衛生劇

衛生啓発ワークショップ・ペットボトルで簡易手洗い器づくり!

必要なもの:ペットボトル、ひも、はさみやカッター、釘など穴を開けられるもの

ねらい:流水での手洗いを習慣づける(たらいでの手洗いでは洗浄効果が得にくいため)

気をつけること:作業後にカッターが、設置後にペットボトルが盗まれるという悲しい事件が発生しました…みなさんもお気をつけください…

石けんの代わりに灰を使った手洗い&衛生劇

灰を使った手洗いワークショップ〜ルワンダ水の防衛隊〜

必要なもの:灰、石けん(比較用)、水、手洗いチェックセット(手洗いチェッカー、ライトなど)

ねらい:石けんがなければ灰を代用できることを知ってもらう

手洗いチェックのセットがなければ、前述のイソジン&デンプンで代用しましょう

感染経路の学習&手洗いダンス

ルシ通信⑬感染経路と手洗いダンスの衛生WS!歌のおにいさんになるの巻

必要なもの:F-ダイアグラムの図、手洗いダンスのお手本動画

ねらい:手洗いの重要性を学ぶ、正しい手洗いの方法をダンスで楽しく身につける

ポイント:恥ずかしがらない!(日本の小学生とやったら「そんなダセえのやってらんねえよ!」と言われそう)

タケダお兄さんは意外とハマってしまって、毎日「アワアワアワワ♪」と歌いながら手洗いをしているよ

衛生啓発活動の意義

衛生啓発活動は効果が見えづらいですが、その意義は研究によって実証されています

自信をもって取り組みましょう

下痢症減少率の比較

下痢症の減少には、下記の衛生行動が有効だとされています

衛生施設・便の適切な処理(-36%)
衛生行動の向上(-33%)
水量の向上(-20%)
水質の向上(-15%)

参考:Esray et al. 1991

こちらのデータでは「石けんによる手洗い」が下痢症の減少に効果があると示されています

石鹸による手洗い(-48%)
衛生施設・便の適切な処理(-36%)
飲料水の水質向上(-17%)

参考:Cairncross et al. 2010

下痢で亡くなる子どもは1400人/日

「手洗いなんて別にしなくても死にはしないでしょ?」「たかが下痢でしょ?」と思う人もいるかもしれません

でも、世界では毎日1400人以上の子どもたちが下痢が原因で亡くなっているんです

参考:Diarrhoeal Disease – UNICEF

ぼく自身「こんな啓発活動なんてやっても意味あるのかな」「善意の押し付けになってないかな」と悩んだこともありました

でも、これらの活動を通して「自分たちでも村の人たちに衛生啓発活動をやっていきたい!」と言ってくれる生徒や、「ノリのおかげで意識も行動も変わった」と言ってくれる生徒も出てきました

一見意味のないように思える衛生啓発活動でも、一緒に取り組んだ子どもたちや、またその子どもたちの命を救えるかもしれません

この記事が何かのきっかけになれば幸いです

学校での衛生啓発活動は年明けから再開するので、情報は随時更新していきます

タケダノリヒロ(@NoReHero

これも読んでね→→→活動の中心となっているルシシロ小学校での取り組み

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ルシ通信④衛生×アート×生徒150人! 小学校でWASHワークショップ

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ルシ通信⑥嬉しすぎる!小学校の衛生クラブ本格始動!

ルシ通信⑦ルワンダ版『恋するフォーチュンクッキー』に参加!

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タケダノリヒロ

1989年生まれ。16年1月より青年海外協力隊としてルワンダで活動中。コミュニティ開発隊員として水問題に取り組みながらブログ更新してます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]