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アフリカ・ルワンダ在住のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
この一週間すこし無理をして、熱が出てしまいました。
「自分、こんなに体力なかったっけなあ…」と情けなくなってしまったんですが、外国語環境にいると脳が異様に疲れることが原因のようです。
だから、海外在住のみなさん、すぐに疲れてしまうからといって「自分ダメだなあ」と、どうか自分を責めたりしないようにしてくださいね。
がんばりすぎた一週間
なんでこんなに疲れてるのか、一週間を振り返ってみました。
日曜日はルワンダ人のホームパーティーに参加。
ルワンダ結婚式翌週のホームパーティーにて。新婚夫婦と不思議な時間。
月曜は配属先であるセクターの会議(3時間半)。
火曜日は家計簿コンサルをしている家庭を訪問&空手クラブ。
今週もカラテ教室始まるよー。練習前にウォーミングアップする生徒たち(どう見てもカラテじゃない)。 pic.twitter.com/CapwJPUm4f
— タケダノリヒロ🇷🇼ルワンダスタツア参加者募集中 (@NoReHero) February 14, 2017
Twitter見返したら水曜にはすでに疲労のサインが…笑
なんか今日せわしない。。お昼ごはんに一息。新MVもいいなあACC。
Awesome City Club – 青春の胸騒ぎ (Music Video) https://t.co/8iQTRTwReX— タケダノリヒロ🇷🇼ルワンダスタツア参加者募集中 (@NoReHero) February 15, 2017
水曜の夜はルワンダ語レッスンみっちり3時間(飲みながらだけど)。
水・木には地域の衛生クラブの会合に参加。
【活動報告】きっかけさえあれば人は変われる。うれしい2つの変化
木曜夕方に小学校の衛生クラブの先生と打ち合わせして、金曜に小学校で衛生クラブ。
小学校の衛生クラブ。生徒に司会を任せてみた&トイレに紙がない⁉
金曜はそこから遊びに来てくれた大学生たちとホームステイ先でホストファミリーとご飯。
土曜も別のルワンダ人宅でお昼ご飯。その後にセクターのサッカー大会に顔出して、ちょっと子どもたちと戯れて、帰ったら泥のように眠りました。
ぼくの配属先(セクター=村役場的な所)では、大統領の名前を冠した「カガメカップ」というサッカー大会を開催することがイミヒゴ(行政目標)のひとつになっています。芝というよりは草むらで、ぶよぶよのゴムボールを元気に蹴る子どもたち。 指導してる衛生クラブの子たちもいました。#ルワンダ pic.twitter.com/xJZYeKo1g3
— タケダノリヒロ🇷🇼ルワンダスタツア参加者募集中 (@NoReHero) February 18, 2017
3時間ほど寝て起きて、頭がぼーっとするなと思ったら熱出てました。
プロの通訳でも15分が限界
振り返ってみると、今週はずーっとルワンダ語で「いまなんて言ったんだろう?」「これなんて言えば良いんだろう?」と考えてました。とくに金曜の夜から土曜にかけてはほぼずっと同時通訳。
プロの同時通訳でも15分が限界だそうなので、そりゃ素人の自分には無理ですよね。
同時通訳の場合、通訳者は話し手の話を聞きながら話すことになり、とても集中力を要す、且つ難易度の高い業務です。このため、1回の訳出しは15分程度が限界となり、通訳者は15分交代で業務を遂行します。よって、3時間の業務でも2名体制、3時間以上の業務であれば3-4名でのご手配となります。
引用元:日本通訳サービス
脳が疲れたら糖分補給!
で、そんなときは糖分を摂取するのがいいみたいです。
チョコは通訳の必需品です。
特に同時通訳のときは、どんどん頭がついていかなくなるのがわかるんです。急激に血糖値が下がっていく感じで、ふらふらしてきます。ちゃんと糖分を補給しなきゃ、身体がもちません。
そこで登場するのがチョコ。これはとっても助かります。通訳にとっては、まるでドラゴンボールの「千豆」のような存在です。これさえあれば、短時間で通訳脳が復活します。「もう限界!」という状態になったときに、何粒かチョコを口に放り込めば、あと1時間くらいはしのげます。
引用元:マリコがゆく
”ドラゴンボールの「千豆」のような存在”!それは素晴らしい。
ということで、うちにはチョコがなかったんですが、その代わりにキャラメルを食べました。
キャラメル食べたら泣けてきた
実家から送られてきた、「カープミルクキャラメル」。
兄が以前広島カープで働いていたため(選手じゃない)、実家にはカープグッズが溢れているのです。
で、甘いキャラメル食べながらカープ坊やの顔を眺めてたら、びっくりするぐらいぼろぼろ泣けてきてしまいました。
数日前に、「自分が必要とされてるのか不安です」と悩んでいる協力隊の後輩隊員に「大丈夫だよ」と偉そうなことを言ったばかりだったんですが、やっぱり自分も、1年経ったいまでも不安なことだらけです。
同僚に邪魔だと思われてるんじゃないか。
住民の役に立てているだろうか。
こんなんで協力隊終わってからやってけるんだろうか。
自分のやっていることに意味はあるんだろうか。
仲の良い友だちが結婚したり、子どもを育てたり、どんどん先に進んでるのに、自分の進んでる方向は正しいんだろうか。
前の会社でお世話になったのにあっさり辞めて裏切ってしまった先輩たちは、自分のことをどう思っただろうか。
住民とうまくコミュニケーションを取れなかったとき、なんであんなにキツく当たってしまったんだろうか---
おでこに冷えピタつけながらさめざめ泣いてて我ながらほんとにダサいなと思ったんですが、ひとしきり泣いたらすっきりしました。ありがとう、カープ坊や。
海外在住者はがんばりすぎないで
だから、おなじように海外でわけの分からないことばや文化に囲まれながら生活しているみなさん、どうかがんばりすぎないで。
「ほんとはもっとがんばれるはずなのに」
「なんで自分はこんなに出来ないんだろう」
と自分を責めてしまうこともきっとあると思います。
自分にがっかりしたり、落ち込んだりすることもあると思います。
でも、「がんばれない」のはあなたのせいじゃない。
海外に住むだけでも大変なんです。すごいことなんです。
歩いてたら「外国人だ」とクスクス笑われたり、タクシーに乗ったら全然ことばが通じなくて支払いに苦労したり、ひったくりに合わないように警戒しながら街を歩いたり――
もちろん、「がんばる」のは素晴らしいことですが、それでダウンしてしまったら元も子もありません。
体は元気でも、心や脳は思った以上に疲弊しているもの。
たまにはキャラメルでも食べながら、その国の情報をシャットダウンしてゆっくり過ごしましょう。
ヒトコトノオト
ひさびさにミスチル聴いたら元気出た。
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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青年海外協力隊が途上国生活にストレスを感じてきたらこれ読んでね
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