AFRICA

人のお金でしか社会貢献できない歯がゆさと、稼ぐ力の大切さ

アフリカ・ルワンダ在住、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

最近フィッシュアンドチップスづくりにハマっています。

なぜフィッシュアンドチップスなのか、どんな思いでつくっているのか、整理してみました。

自力で稼ぐ力

根っこにあるのはこの考え方。

「現場感覚」と「自力で稼ぐ力」

ルワンダ生活で現場感覚は養えたので、いまのいちばんの目標は「自力で稼ぐ力を身につけること」です。

社会貢献の現場ではお金だけがあればいいわけではありませんが、お金が必要になる場面も多々あります。

「途上国の人たちにお金をまわせないかな」と考えて、ぱっと思いつく手段はクラウドファンディング寄付ですよね。

ただ、これってここぞというときしか使えない必殺技みたいなものだと思うんです。

ドラゴンボールの悟空が強敵をやっつけるときに使う「元気玉」。これもふだん修行に明け暮れて、必死で闘って、それでも倒せないときに使うからいいんですよね。

困ってる人を助けたい!社会問題を解決したい!だからみんな、オラにお金を!」って毎回言うわけにはいきません。

だから、まずは舞空術やかかめはめ波のようにいつでも使える武器、つまりは「いつでもどこでもお金を稼げる力」を身につけなきゃなと思っています。

他人のお金でしか社会貢献できないのは歯がゆいもんね。

稼ぐ力を証明せよ

じゃあお金を稼ぐ手段にはどんなものがあるのか。

「そのビジネスが提供する価値」に応じて仕事を分類すると4タイプあると思ってます(あくまでぼくなりの分類です)。

それが、体験、情報、代行、モノの4つ。

このうち、自分にどれができるかと考えると、最初の3つはすでにできてると思ってます。

体験→日本から来たお客さんにホームステイの場を提供
情報→ブログ・SNSで情報発信
代行→ルワンダでの旅行プラン提案や宿・タクシーの手配

青年海外協力隊の任期中は利益を得てはいけないので、上記のこともやるだけやってお金はもらってません。

でも、これらの方法でお金を稼ぐことはたぶんできると思います。

ただ、ね、「たぶんできると思います」ってめちゃくちゃダサくないですか?

「おれだってやればできるんだよ!」って言ってるようで、ものすごくむずがゆい。

そんなんで協力隊が終わってから、ほんとうに独立して働いていけるのか。我ながら信用なりません

未来の自分から「なんでもいいから、100円でも200円でも稼いでみろよ」と言われているようです。

じゃあ、いまここ(ルワンダの農村)で稼ぐ力があることを証明できる仕事はなにか。そう考えて、残る1タイプの「モノ」を売るビジネスならできると思ったんです。

利益を得ちゃいけなくても、パートナーを見つけてその人をサポートする形でやるとか、全額どっかに寄付するとか、いくらでもやりようはあります。協力隊ルールを盾に言い訳するのはもう止めようと。

パートナーが見つかればその人の収入向上や能力開発にもつながるし、自分自身の能力の証明にもなる。一石二鳥です。

数ある「ものをつくって売る」というジャンルのなかで、フィッシュアンドチップスを選んだ理由は、低単価(所得の低い村の人でも買える)、ルワンダ人に馴染みがある食材、調達しやすい食材であることなど。

あとは将来的に首都キガリにお店を出せれば、ルワンダにはファストフード店が全然ないので重宝されるかなという思惑もあります。まあいちばんの理由は「自分が食べたいから」なんですが。

フィッシュアンドチップス屋さんになりたい

ということで、フィッシュアンドチップス屋さんになろうと決めました。

単純に考えれば、【レシピを調べる→材料を買う→つくる→売る】の4工程しかありません。楽勝です。

が、想像以上に大変でした。その過程はTwitterでつぶやいてます。

衣に必要なベーキングパウダーがどこに売ってるのかも分からないし、そもそも売ってるのかどうかも怪しい。肝心の魚だってどうやって買えばいいかわかりません。

協力隊仲間の情報をもとに、無事ベーキングパウダーを入手!しかしなかなか魚屋さんにたどり着けません。ルワンダは内陸国なので、魚介類が手に入りにくいのです。

↑魚屋さんの電話番号教えてもらえなかったり

↑約束してたはずなのに会えなかったり

↑ようやく連絡が取れたものの、電話越しのルワンダ語のやり取りだったため半信半疑

↑行動開始から5日経ってようやく魚ゲット

こんな感じで、一歩進むだけでも一苦労です。でも、こうやってなにもないところから手探りで一歩ずつ進んでいくことが、「自力で稼ぐ力」のもとになるんじゃないかなと感じています。胆力とか行動力とか鍛えられそう。

肝心のフィッシュアンドチップスも、まだまだ納得いく味にはなっていませんが、ようやくらしくなってきました。

ここからレシピを完成させて、勇気を出して外で売ってみて、村の人たちに買ってもらえればようやく「自力で稼ぐ」という第一目標クリアです。

売るにしても、火はどうするのか、保存はどうするのか、どこで売るのか、包材はどうするのかなどなど解決しなきゃいけないことは山ほどあります。

このステップひとつひとつもスキルを磨くための修行だと思って、楽しみながらやっていきます。

ということで、いま取り組んでいることと、その背景についての報告でした。

タケダノリヒロ(@NoReHero

『フィッシュアンドチップス屋さんになりたい』ここまでの全ストーリーはこちら。

 

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