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アフリカ・ルワンダ在住者の【音楽×読書×生き方・はたらき方】ブログ

ルワンダの小学校でクラブ発表会開催!0から1へ。1から100へ。

time 2017/03/28

青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。

ルワンダの農村でコミュニティ開発、おもに水・衛生環境の改善に携わっています。

支援している小学校で、クラブ発表会をおこないました。ルワンダの学校のクラブは、日本で言うと「部活」と言うよりも「委員会」のようなものが多いです。

ぼくがサポートしている衛生クラブや、同期の空手隊員・由地くんが指導してくれた空手クラブも活動の成果を披露。

今期の活動の集大成となりました。

クラブ発表会

空手クラブ

まずは空手クラブから。

ルワンダのナショナルチームのコーチを務める、協力隊同期の由地くんが毎週首都のキガリから来てくれて、約5ヶ月間指導してくれました。

去年10月、最初の練習の様子はこちら。

ルワンダ代表コーチが小学生指導!ルシシロ空手クラブ①

最初は礼の仕方や立ち方からスタート。「こんな簡単なところからつまずいてて大丈夫かな…」と心配していましたが、立派になりました…。

長期休暇を挟んで、なかなか固定できなかったメンバーも途中からようやく決まった20人に。

後半は4チームに分け、それぞれにリーダーを選定。

リーダーを決めてからは彼らに責任感が出てきたのか、自主的に練習する姿を目にする機会も増えました。

そしていよいよ発表会。

まずは全員で基本練習。

 

つづいてチーム別に型の披露。

生徒たちは緊張していて完璧にできたわけではないですが、ほかの生徒たちにかっこいい姿を披露できてたと思います。

ただ残念だったのが、道着を着せてあげられなかった子がいたこと。

もともと道着の数は足りなかったので、チームごとに着せ替える予定だったんですが、時間が足りなくてそれができなくなってしまいました。

しかしほかのメンバーは制服のまま。女の子も2人いたんですが「スカートのままじゃできない」と言って、結局参加してもらうことはできませんでした

クラブを立ち上げて、発表までこぎつけることができましたが、正直彼女たちの発表の機会を奪ってしまった後悔のほうが大きいです。

とは言え、なにかに一生懸命打ち込むチャンスも少ないこの村で、「空手」という新しい体験に触れてもらえたのは、子どもたちにとって大きな経験になったと思います。

最後に由地くんが賞状までつくって渡してくれました。

 

しかもぼくの分まで。かずき、ほんとうにありがとう!

衛生クラブ

つづいて衛生クラブ。

クラブ立ち上げからこれまでのお話をまとめたページはこちら。
ルシシロ小学校衛生クラブ~立ち上げから自立まで~

昨年からサポートしてきましたが、1月にメンバーが総入れ替え。

「このままじゃ自分がいなくなったらまた機能しなくなっちゃうぞ」と思い、担当の先生をつけてもらうことに。

ひとり目の先生は家庭の事情で学校に来れなくなってしまいましたが、ふたり目の先生がやる気満々。

しかもセカンダリーを卒業したばかりの若い先生で、去年学生としてぼくが交流してた人でした。

こんなこともあるんですねえ。

今回の発表までの準備は彼に任せてみることに。

で、発表当日。

まずは「衛生に関する13のテーマ」。「衛生を保ってれば病気にはならない」などの標語を発表。

それからディベート。お題は「火は水よりも重要である」。

事前にディベートをやることを知って、正直「この規模の発表内容としてはちょっとな…」と思ってました。

マイクなんかないから、絶対なに言ってるかわかんないだろ…と。

けど、ジェスチャーが大げさでラップバトル並の攻防が繰り広げられてたので、これはこれで面白いかなと思いやってもらうことに。

案の定、お客さん全体に話の内容自体は聞こえてませんでしたが、そこそこウケてました。

それから絵や劇を通して、衛生の重要性について。

 

正直、発表内容自体にはまったく口出ししてなかったので不安だったんですが、ここまで彼ら自身でできたことに驚きです。

やっぱりボランティアがあれこれ指図するより、やる気のある人を捕まえてやらせてみるのが一番ですね。

その他のクラブ

ほかには、よちよちちょこちょこした動きが超絶かわいかったナーサリークラスや、

 

エイズ啓発のクラブ

トラディッショナルダンス

などの発表もありました。

今後の課題

この学校のクラブ発表会に参加するのはこれで二度目。

毎学期末におこなわれているようですが、前回よりレベルアップしてた気がします。

発表が終わってからマネジャー的な先生に「先生たちを集めるからコメントをくれ」と言われました。

JICAのスタッフさんやほかのボランティアも見に来てくれていたため、「もしかして『JICAとしてもっとお金とか人員を増やしていくよ』って言ってほしいわけじゃないよね!?」と心配になったんですが、どうやら先生たちのモチベーションを上げたかったよう。

そこで、このクラブ活動の取り組みは素晴らしいということ、ほかの学校のことはよくしらないけど、きっとほかの学校よりも優れているということ、そして、JICAはあくまでサポートであり、中心になって活動しなきゃいけないのは先生たちだよということを伝えました(うまく伝わったかはわからないけど)。

去年、衛生クラブではぼくが主体になってやっていましたが、それでは継続しません。

今年は先生にまとめてもらって、生徒に役割を与えて、彼ら自身で動かせる仕組みづくりをやってきました。

こういった仕組みづくりは「0から1へ」→「1から100へ」というステップを踏むことが必要だと痛感しています。

まずは1つのクラブを動かして、校内すべてのクラブや、ほかの学校のクラブへと波及させていく。

まずは1人の先生を動かして、ほかの先生や、ほかの学校の先生へと広げていく。

いきなり100のクラブや100人の先生を動かそうと思ってもそれは無理です。

どんなに小さなことでもいいから、まずは「1」をつくる。

それが、ローカルな組織に配属されているぼくらのような人間の役割なのかなと思っています。

協力隊も残り9ヶ月。この「1」をどこまで広げられるかが今後の課題です。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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18ヵ国が参加!学校保健テレビ会議で発表してきました

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タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]