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アフリカ・ルワンダ在住者の【音楽×読書×遠距離恋愛】ブログ

同性愛を暴露され大学生自殺。恋愛を性別で区切るのはもう止めよう。

time 2016/08/05

大学生がゲイであることを暴露され、自殺してしまうという事件がありました。

「ゲイだ」とばらされ苦悩の末の死 学生遺族が一橋大と同級生を提訴

Aくんは2015年4月3日夜、仲良しだった同級生の男性Zくんに「付き合いたいです」とLINEで恋愛感情を伝えた。Zくんの答えは「付き合うことはできないけど、これからもよき友達でいてほしい」。

ここまでは「振られちゃった」で終わりの、よくある話だった。Aくんは実際、その後も以前と変わらず、明るく振る舞っていた。

状況が一変したのは2カ月後。Zくんが「Aはゲイだ」と、周囲にバラしたことがきっかけだった。

Zくんは2015年6月24日、同級生9人が参加していたLINEのグループチャットに、「おれもうおまえがゲイであることを隠しておくのムリだ。ごめんA」と投稿した。その前にも、少なくとも3人の同級生に「Aはゲイだ」と伝えていた。

Aくんはそれまで、同級生たちが同性愛者を「生理的に受け付けない」と話しているのを聞き、ゲイであることを秘密にしていたそうです。

なぜバラされなければいけなかったのか。

なぜ死ぬほど追い詰められなければならなかったのか。

こんなこと、絶対にあってはならない。誰もがそう思うのではないでしょうか。

でも、「もし自分が大学生だったら、Zくんと同じ行動を取ってしまっていたかもしれない」とも思います。

「多様性を受け入れよう」

数年前、大学生のとき、大人気の少女マンガが原作の恋愛映画を見に行きました。

お客さんはどこを見渡してもカップルばかり。

しかし、隣の席を見ると、若い男性が2人並んで座っていました。

それがなんとなくおかしくて、帰宅してMixiの日記に「男が2人で○○観に来てたよwww」と茶化すように書き込みました。

すると、とある先輩からこんなコメントが。

「別に恋愛映画を男2人で観てもおかしいことじゃないよ。多様性を受け入れよう」

これを読んで、自分がどれだけ恥ずかしいことを書いているか、そんな風に受け止めている自分がどれだけ恥ずかしい存在であるかを思い知りました。

それまでの人生でも、何人か同性愛者に出会ったことがありました。にも関わらず、間接的にその人たちを傷つけるような言葉を発していたんです。そのことを深く後悔しました。

恋愛感情を性別で区切るのはもう止めよう

自分はストレートなので、同性愛者の方の気持ちを真に理解することは無理なのかもしれません。

でも、人を好きになる気持ちは理解出来ます。たとえそれが同性でも。

男のぼくでも男の人を見て、「イケメンだな」「格好良いな」と思うこともあります。それが恋愛感情に変わる境界線なんて、ものすごく曖昧なものなんじゃないでしょうか。

もしかしたらいまストレートなだけで、今後バイやゲイになる可能性がないとは言い切れません。

男同士で好きな女性のタイプの話をしていたって、好みはそれぞれです。それを「男」と「女」という、たったの二種類で分別してしまうのは雑すぎるんじゃないでしょうか。

恋愛を性別で区切るのはもう止めませんか?

もう「異性を好きになるのが普通」だなんて考えは捨てませんか?

「普通」とか「当たり前」なんて、人によって違うんだよ。

「好きな人にフラれる」というだけでも辛いのに、その人に自分の秘密を勝手に暴露されて、笑われてしまうという辛さは想像を絶します。

「同性を好きになることもあるんだよ」という教育を

大学時代に先輩に気づかせてもらうまで同性愛に偏見を持っていた自分のことを思い返すと、同性愛について考える機会などほとんどなかったように思います。

今回、被害者の遺族は同級生のZくんだけでなく、大学も提訴しているようですが、大学でそのような教育を施すのは遅すぎます。

家庭ではもちろんですが、小学校・中学校など「恋愛感情」というものを抱き始める時点で、同性愛に対する理解を深める教育をすべきではないでしょうか。

どうやってもAくんの命が戻ることはありませんが、このような悲惨な事件が二度と起きないようにと願います。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]