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アフリカのルワンダでスタディツアーや情報発信を仕事にしています、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。
ルワンダには妻といっしょに住んでいて、来月で結婚して丸3年。「『3年目の浮気』とかよく言うけど大丈夫〜?」と妻から謎のプレッシャーをかけられていましたが、何のスキャンダルもなく3年目を乗り越えようとしております。ありがとうございます(?)。
そんな愉快な結婚生活を送っていますが、最近「家族」というものへの考え方が変わってきたので、書き留めておこうと思います。結論から言うと、結婚して3年で主語が大きくなった、「I(私)」だけでなく「We(私たち)」として考えるようになったというお話。
価値観の変化
「価値観リスト」(*本筋とはあまり関係ないので読み飛ばしてください)というものがあるんですけど、2年ぶりにやってみたら1位が「快適」から「家族」に変わっていたことで、自分の考え方の変化に気づきました。
▼「価値観リスト」とは?
「正確」「達成」「冒険」など80の価値観の中から大事だなと思うものを10個を選んで、自分にとって大切な価値観を明確にする方法のこと。
過去記事:メンタリストDaiGo直伝!自分を知る「価値観リスト」やってみた
「変わっていました」と言っても選んだのは自分なんですが、「自分ひとりの快適さよりも、家族(夫婦)ふたりで幸福な状態でいるほうが大事だな」と思うようになったんです。
ふたりが快適でいるための家事
最近、家事をする量を増やしたんですが、それをあんまり負担だと思わなくなったことで、その価値観の変化を実感しています。
最近我が家では、夫婦で話し合って寝室の掃除を毎朝することにしました。ルワンダは砂ぼこりが多いから、1日で床がザラザラになるのです🙈
もう数週間続けてるけど、意外と全然苦じゃないし、床がピカピカになる気持ち良さの方が断然勝ってる。ルンバがあれば最高だけどルワンダに持ってこれるかな🤔 pic.twitter.com/o02hkN8OH3— タケダノリヒロ🇷🇼ルワンダ在住 (@NoReHero) March 19, 2021
たとえば、寝室とトイレの掃除を毎朝するようにしたこと。それからこの数週間は妻の仕事が忙しいので、昼と夜の料理は基本的に自分がするようになったこと。結婚当初だったら、「家事=時間がもったいない」という意識が強かったので、もっとめんどくさいと思っていたかもしれません。家事に時間を費やしても生産性がないから、極力使う時間を短くしてその時間を仕事に当てたいと思っていました。
でも、いまは掃除とか料理もそんなに嫌じゃないんですよね。まあまだこの体制になって数週間だからかもしれませんが、「ふたりとも快適でいる」状態をつくるためなら自分の時間を費やすのも悪くないなと思えるようになりました。特にぼくらはふたりとも基本的に家で仕事をしているので、ほぼ毎日24時間いっしょに過ごしています。だから、片方の調子が悪くなったら、もう片方もその影響をダイレクトに受けるんです。逆に妻が気持ちよく仕事をできる環境が整っていれば、それは自分にとってもプラスになる。
「自分だけじゃなくて、相手のことも考えるのが大事」と言うと聞こえは良いですが、結局は自分のためでもあるんですよね。100:0で仕事と家事を分担するんじゃなくて、状況に応じて良い塩梅で仕事も家事もやっていきたいですね。あと、家事を楽しめているのは、「これ美味しい!!」「部屋がキレイで気持ちいー!」とリアクションしてくれる妻のおかげでもあります、間違いなく。感謝感謝。
「I」から「We」へ
家事をそこまでめんどくさいと思わなくなった。多少自分の時間を費やしてでも、夫婦で快適に過ごせる環境をつくりたいと思うようになった。これって自分にとっては、結構大きな価値観の変化なんです。青年海外協力隊としてアフリカでボランティアをやってきた身なので、「他者に貢献すること」については人一倍考えてきたつもりです。
そんな自分がボランティアを終えて出した結論は、「自分が満たされているからこそ、他者を幸せにできる」。ボランティアだからといって自分の身を削っていては、他人に価値を与えることはできないから、まずは自分のことを最優先で考えるべきと思っていました。だから夫婦関係においても、「妻のことも大事だけどまずは自分」と考えていたように思います。
でもいまは、「家族が満たされていなければ、自分も幸せになれない」と思っています。それはきっと、いままでは「家族=自分とは分離した存在」だと捉えていたものの、結婚して3年経ったいまでは「家族=自分の一部」という意識が強くなったから。
何か行動するときや考えるときに、「私は(I)」ではなく「私たちは(We)」と考えるようになった。「どのくらいの頻度で掃除をするのが私たちにとって一番気持ちが良いか」「どんなふうに料理を分担すれば私たちにとって快適か」などなど。多くの場面で主語が自分だけではなくなったんですね。
夫婦は二人三脚とはよく言ったもので、片方がコケれば自分もコケてしまうし、ふたりの息が合えば合うほど速く走れる。結婚してもうすぐ3年。まだまだ夫婦としての歴史は短いですが、これからも二人三脚で一歩ずつ進んでいけたらと思います。
コロナ前に一時帰国したとき、妻のご両親とカラオケに行ったらお義父さんとお義母さんが『3年目の浮気』(byヒロシ&キーボー)を楽しそうにデュエットしていたので、そんな夫婦になれたら良いですね。馬鹿いってんじゃないよ〜♪
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