家事応援サービス「カジポ」!画期的と思ったのに立ち上げなかった理由

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アフリカ・ルワンダでスタディツアーの運営や旅行のコーディネートをやっています、タケダノリヒロです。

「起業家」のはしくれとして、「こんなサービスがあったらいいんじゃないか」とよく考えるんですね。

それで以前「これは画期的だ!まじで日本変わるぞ!」と思いついたのが家事応援サービス「カジポ(仮)」です。

どんなサービスかと言うと、
家事をするとポイントが貯まる
(「洗濯した」、「洗濯物を干した」、「アイロンをかけた」などの家事をアプリで手動入力すると、それに応じてポイントがつく)
そのポイントを家電や生活便利グッズと交換できる

最大のメリットは、報われることの少ない家事で対価を得られること。

勉強での努力は、テストの点数や通知表で結果として表れます。

仕事の努力は、業績や給料、ボーナスに反映されます。

でも家事においては、はっきりとした形で対価が返ってくることはほとんどないですよね。

なのに家事をやっている人たちの多くが、ホメラレモセズ、クニモサレズ、ひたすらに仕事をこなしています

これを実感したのは、起業してルワンダに移住する前、高校卒業以来10年ぶりくらいに実家に長期滞在したときのこと。

それまで我が家の基本的な家事は、母と祖母がやってくれていたんです。でもぼくがいる間くらいはと思って、食器洗いやお風呂掃除をやるようになりました

そうすると、母や祖母が「助かるー」と喜んでくれるんです。当時は5人家族、祖父が生きていたときは6人家族だったので、皿洗いひとつとってもなかなかの量になりますからね。

喜んでもらえてうれしかったぼくですが、「(逆にいままで何十年もやってもらってたのに、お母さんやばあちゃんに何も言ってこなかったな……)」と気づきました。

やってもらって当たり前だと思ってたんですね。申し訳ないと感じるとともに、家事ってなんて報われない仕事なんだろうと実感しました。

そこで思いついたのが「カジポ」です。

ポイント制にすれば、家族のだれがどのくらい家事をしてるか一目瞭然になって分担もしやすくなるし、「名もなき家事」(※)と言われる作業も意識しやすくなります。
※トイレットペーパーを交換するとか、麦茶を入れ替えるとか、シンクの排水口を掃除するといった目立たない家事のこと。もしずっとやらされたら地味にストレスなやつ……!

ポイントが貯まったら、アプリ内で好きなアイドルが「よくがんばったね」「ありがとう」って言ってくれるLINEスタンプみないなの買えて、作業終了のボタン押したら褒めてもらえるとか。ね、良さそうでしょ。

こりゃあパナソニックみたいな家電メーカーとか、クラシルみたいなレシピ動画アプリとか提携したらすごいことになるぞ……!ってワクワクしてたんですね。

けどね、いろいろ考えて、ふと思ったんです。

ただ家族が「ありがとう」って言えば良くない……!? と。

アプリなんかに報いを求めずに、人間同士できちんと感謝し合うのが先じゃない……!? と。

自分の実家も含めて、それができてない家庭が多いからこそこんなアイデアを考えちゃったんですが。

家族みんながハッピーになれるような家事の分担にして、そのうえでやってもらったことに対して「ありがとう」とか「この味噌汁美味しいね」とか「アイロンがけ助かるよ」とかお互いに声をかけ合えればそれで良いんですよね。

(あと、家事終わるたびにいちいちアプリ開いて入力するのめんどくさいっていうね……)

だから自分も、できるだけ妻にはそうするようにしています(気づけてないことも多々あるけど……)。

働き方改革だなんだと言われますが、会社や社会だけでなく家庭も変わらないといけませんよね。

ふだん当たり前のように家族にやってもらってること、あらためて考えてみてはいかがでしょうか。

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