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ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
家のゴミ捨てってどうしてますか?
普通は何も考えることなく、決まった曜日にゴミ捨て場に出してたら勝手に持っていってくれますよね。
でも、ぼくが住んでいるルワンダの地方ではそんなゴミ回収のシステムはありません(地域によってはあるようです)。
昨日はじめて庭でゴミを燃やしてみました。
そこで考えた、ルワンダのゴミ問題について。
今まではどうしてたの?
ルワンダに来て半年も経って、はじめて自分でゴミを燃やしてみたわけですが、これまではお手伝いさんがゴミを捨ててくれていました。
どこに捨てているんだろうと不思議に思っていたある日のこと。
たまたまお手伝いさんの掃除中に帰ってきて、彼女が作業している様子を何気なく見ていました。
ゴミ箱を持って庭の端っこへ向かうお手伝いさん。
バサバサバサッーー
フェンス越しにお隣さんの敷地にゴミばらまいてるーー!!
いやいや、まずいって、お隣さんに悪いよと思いましたが、隣の家の掃除をしてるのもこのお手伝いさんです。
どうりで双方の庭のフェンス際にやたらとゴミが出現するなと思ってました(気づけや)。
ゴミのポイ捨ては許せませんが、どうしたらいいのか分からないし、それがここの住民のやり方だしなと思って結局半年放置(生ゴミは都度埋めてました)。
一方、水くみに使ったりするペットボトルは捨てずに取って置いてくれてたので、それは家の中で行き場をなくして大量に貯まってました。
燃やしちゃおう!
ところが先日からお手伝いさんは産休に(無事に生まれました!!)。
自分で掃除することになり、ゴミも捨てなきゃいけなくなりました。
でも庭にばらまくのは嫌だな…と思い、燃やしてしまうことに。
そこで問題となるのが、大量のペットボトル。
「これ燃やしたらダメなやつだよなー」と思いながら検索してみると、
PETボトルを燃やすと焼却炉を傷めたり、ダイオキシン類を発生しませんか?
近年、市町村のごみ焼却施設の更新などが進み、プラスチックの燃焼時に発する高熱が炉を傷める問題や、塩素系材料が焼却時に発生するダイオキシン類の問題などが話題となることは少なくなりましたが、PETボトルについては当初より、これらの問題は発生しておりません。
PETボトルの素材となるPET(ポリエチレンテレフタレート)は燃焼カロリーが5,500kcal/kgと低く、燃焼カロリーの高いポリオレフィン類(PEやPP)の約半分であること。そして、PETを構成する元素は炭素・酸素・水素だけで、ダイオキシン類の発生の原因となる塩素を含んでいないからです。引用元:PETボトルリサイクル推進協議会
ペットボトル、燃やしていいの!?
燃やしたらダイオキシン出ると思ってました…。知らなかった…。
燃やせないものは買わないように
ってことで、うちのゴミは全部問題なさそうだったので、ペットボトルもまとめて燃やしちゃうことに。
ファイヤー!
ゴミが減って家の中がスッキリ!
今までゴミの処理とか環境のことなんてほとんど考えてきませんでしたが、自分で燃やしてみて初めて「燃やせないものはなるべく買わないようにしよう」と思いました。
屠殺の現場を見て命を大切に頂こうと感じるのと同じようなものかもしれません。
自分が出したゴミは勝手に消えるわけではなく、誰かが処理してくれていて、しかも形を変えて地球上に残っているわけですからね。
ゴミ減らそう。
ルワンダのゴミ問題
そうすると、まわりのルワンダ人のポイ捨ても気になってきました。
みんな平気で道端にお菓子の袋とかペットボトルとか捨てています。
でも、買い物袋にビニール袋を使うのをすべて禁止にしていたり(代わりに紙袋を使用)、首都キガリもシンガポール並みに清掃されていたりと、ルワンダ全体で見ればエコフレンドリーな国なんです。
もしかして、地方の人はゴミのこととか環境のこととか、知らないだけなのかな。
じゃあその辺りの啓蒙活動も必要かもな、などと考えている今日この頃でした。
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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