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【更新 2018/01/27】タケダノリヒロ( @NoReHero)
アフリカ・ルワンダ在住、タケダノリヒロです。
ときどき、ふと思い出してレミオロメンの『ビールとプリン』を聴きたくなることがあります。
歌詞はこちら。
「君」がご飯を作っている間に「僕」がコンビニまで行ってきて、ビールとプリンを買って、いっしょにご飯を食べる、というなんともほっこりした何の変哲もない日常を描いた歌詞です。
空き缶をかたづけない僕のことを
君はまだ怒っているだろうか?どうして買ってくるの?と笑いながら
太っても私のせいじゃないわと言ってるそばから蓋を開けている
その横でビールをただ飲んでいるだけ
この他愛のない「ふつう」な感じがいいんですよね。生活感。
ぼくはいまルワンダにいて、彼女はまた別の国にいて、いわゆる遠距離恋愛中です。
だから、飲み終わったルワンダビールの瓶をその辺に置いといても怒られることはないし、彼女が好きだというモンブランやハーゲンダッツのラムレーズン味を嫌がらせのように買ってくることもできません。
なんなら付き合いはじめてすぐ遠距離になったので、その大好物を食べている彼女の顔も見たことはありません。
と言うと、「なに、彼女に怒られたいの?Mなの?」とか言ってくる方がいらっしゃいますが、そういうことじゃないんですよ。
なんかいいじゃん。その日常が。
「その横でビールをただ飲んでいるだけ」という時間がどれだけ幸せなことか。
まあぼくは育ちが良いので、飲んだビールの空き缶や空き瓶をその辺に放置したりはしないんですけどね。
この歌でいちばん好きな歌詞がここ。歌のラストです。
僕らはいつまでも 僕らはいつまでも
些細な争いを出来るんだろうか?旅立つ日が迫って 寂しさ胸の奥へ
追いやろうと お互いは無理をするけどなんだか切ないから テレビをつけてみても
見るでもなく 聞くでもなく レンジがなって彼女が戻ったなら ご飯を食べようか
「僕らはいつまでも些細な争いを出来るんだろうか」
その答えは誰にでもわかっていますよね。わかってはいるんだけど、わかってない。というか普段から意識することはありません。
なんとなく、いまそばにいる人は一生一緒にいてくれる気がしてしまうし、自分自身がこの世界から消滅してしまうということもなかなか想像はつきません。
でも、誰にでもその日は必ずやってくる。
この歌は「僕」の目線から「君」「彼女」に対して歌っていますが、「些細な争い」をする相手は家族にもなりえるし、友人にもなりえます。
子どもの頃、家族でキャンプに行く直前に、「行きたくない」と駄々をこねて父親を困らせたなあ、とか。
学生の頃、早起きして母親が作ってくれたお弁当に文句を言ってたなあ、とか。
まだお子様ランチでテンションが上っていた頃には分からなかったあのビールの苦さも、いまでは美味しいと感じるようになりました。
もし自分よりも先に大切な人の「旅立つ日」がやってきたら、ビールのような苦さとプリンのような甘さを思い出しながらぼんやりするんだろうな、と思った『ビールとプリン』でした。
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