BOOK

森川亮『シンプルに考える』感想。「すごい人」はどんな場所でも結果を出す。

ほんとうにすごい人はどんな場所でも結果を出す。

元LINE代表の森川亮さんの『シンプルに考える』。

51D98Sp0WZL._SY346_「あれも大事、これも大事」と悩むのではなく、
「何が本質なのか?」を徹底的に考える。
そして、本当に大切な1%に100%集中する。

シンプルに考えなければ、何も成し遂げることはできない――。

LINE株式会社CEOを退任し、
動画メディアを運営するC Channel株式会社を起業した、
注目の著者が初めて明かす「仕事の流儀」!

引用元:Amazon

起業を志す人だけでなく、すべての仕事人に役立つヒント満載の本でした。

 

どんな場所でも圧倒的な成果を出す

この本の中で、一番印象的だったのは森川さん自身の生き方です。

生い立ちについてはこちらの記事でも詳しく語られています。

幼少期は歌手、天才ドラマーとして海外のTVが取材に来るほど活躍。

しかし電子ドラムに出会い、あらゆる産業で人間がいらなくなっていくことに気づきます。

そこで大学ではコンピュータ工学を勉強。しかし音楽に携わっていきたいという思いもあり、音楽関係の仕事が出来そうな日本テレビに入社。

ところがその専攻のせいで、まったく興味のないコンピュータシステム部に配属されてしまいます。

毎週のように会社を辞めようと思っていたものの、いつかは自分の仕事が出来るだろうと思い、まずはコンピュータの仕事をやってみようと決めたそうです。

それから報道のデジタル化や、視聴率の分析システムの仕事を担当。

そこで成果を出し、好きなことが出来るかと思いきや、逆に会社からは囲い込まれてしまいます。

しかしそれでも諦めず、勝手に番組を企画し、開発し、ついには出演までしてしまいます(所ジョージさんと共演したり)。

それを上司から「なにをやってるんだ」と怒られ、とうとう辞表を提出。ところが一週間後には「そんなにやりたいことがあるなら好きにやりなさい」と言われ、森川さん専用の部署をつくることに

日本テレビほどの大企業がそこまでしてひとりの社員を引き留めようとしたことから、どれだけ森川さんが圧倒的な成果を出していたかが分かりますね。

何もない状況でこそ成長できる

森川さんは結局日本テレビを退職し、ソニーを経てハンゲーム・ジャパンに入社します。しかし当時のハンゲーム・ジャパンは、それまでの大企業とは違い、知名度もお金もありませんでした。

その当時の状況を、森川さんはこう語っています。

リソースに恵まれた環境にいることは、必ずしも喜ばしいことではない、と。むしろ、「何もない」という状況でこそ大きく成長できる。そして、試行錯誤を繰り返すなかで、「リソースが足りなくても成功できる」という確信を得ることができる。その確信こそが、ビジネスパーソンの自信の源になるのです。

この考え方があったからこそ、森川さんはどんな会社でも結果を出し続けることが出来ているのではないでしょうか。

コンピュータシステム部に配属されたからと言って、通常の仕事だけをこなすのではなく「そこにはないもの」を自分で創り出す、または取りに行くという姿勢があったからこそ、他人には真似の出来ない価値を生み出すことが出来たはずです。

自分は攻めているか?

これを自分の身に置き換えてみて、まったく出来ていなかったなと反省しました。

現在は青年海外協力隊として活動していますが、前職は国内大手菓子メーカーの営業でした。

当時は東日本大震災の直後。

東北配属だったこともあり、得意先への提案に被災地支援の要素を取り入れたりしていましたが、そんなちまちまやるよりも専門の部署を作った方が良いじゃんと思い、事業所のトップに直談判してみました。

しかし「いまはそれをやる時期じゃない」と一蹴。

それがきっかけで「このままじゃ自分のやりたいことが出来ないかもしれない」と思い始め、青年海外協力隊に参加することに決めました。

もちろん、それだけが原因ではないし、辞めて正解だったと思っています。

ただ、その3年の間にもっと出来ることは確実にありました。

諦めずに何度も提言するということもそうですが、まずは営業として結果を出せるようにもっともっと必死になるべきでした。

与えられた本分を全うせずに、自分のやりたいことだけ中途半端に主張していた自分は甘かったなと思います。

だからこそ、いまは「成果」を出したい。「結果」にこだわりたい。

そうすれば、まわりも認めてくれて、自分のやりたいことが出来る環境が出来ていくはずです。

青年海外協力隊は、まさに「何もない状況で問題を解決する」という、自分を成長させるにはうってつけの仕事です。

まずはここで、「地域の人たちの問題を解決」という「成果」を出せるように、攻めて行きたいと思います。

タケダノリヒロ(@NoReHero)

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