やらないことリストを作ろう-世界で通用する人がいつもやっていること

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気づけばルワンダに来て、2ヶ月。任地に配属されて1ヶ月が経ちました。

焦っています。

「そこそこ勉強できるおれのことだから、任地に行ったらあっという間にルワンダ語ペラペラになっちゃうだろうな」と思ってました。

……なってねえよ、ペラペラになんか。

むしろ首都キガリで語学訓練を終えた1ヶ月前と、語学力はほとんど変わってません。そりゃそうですよね、自習用に参考書を買ったもののほとんど開いてすらいませんでしたからね。さらっと言えるようになったのは、「Wambaye neza(その服似合ってるね)」ぐらいです。

先日、こんな本を読みました。

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絵に描いたような意識高い系のための本です。

この中に、「やらないことリストを作る」という項目がありました。東大卒、元フランス原子力庁勤務で、MENSA会員の脳科学者というスーパーエリートの中野信子さんはこう書いています。

期限が決められた目標を達成するには、できるだけ「やること」の数を減らすべきです。それで余った時間や労力を、「やるべきこと」にまわす必要があるわけです。

なるほど。これがまさにいまの自分に必要なことだと思いました。

青年海外協力隊の任期は2年。会社員時代とは違って自分の時間もたくさんあるから、2年の間に片っ端から本読んで、映画観て、マンガ読んで、色んな所に行って、色んな人と話して――とにかく何でもやってやろうと思ってました。

でも、2年の任期のうち、もう2ヶ月終わってしまいました。これをあと12回やったら帰国ですよ。

これじゃまずい。ということで、作ってみました。やらないことリスト。

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飲み会に参加しすぎない

まずはこれ。ルワンダは、国土が四国の1.5倍ほどしかない小さな国です。その割には現在ルワンダに派遣されている隊員は45人もいるので、毎週のように各地でイベントが開催されています。

正直、飲み会は嫌いじゃないです。むしろ会社員時代は飲みすぎてお金がなくなって、また飲み会を開いてカードで支払って現金を回収して給料日までつなぐというギリギリの生活をしていたぐらいです。

そんなぼくですから、ルワンダでの飲み会に参加したい気持ちもあります。ただ、狭い国とは言え、移動には2時間も3時間もかかりますし、バスはぎゅうぎゅう詰めなので体力も消耗します。首都キガリから自宅に帰って来たらぐったりしてしまいます。

飲み会に参加しても人数が多すぎて、表面的な話しか出来ないことも多いです。会話内容も日本人同士のうわさ話とか愚痴とか悪口とかになると、わざわざこんなとこまで何しに来たんだろ、と思ってしまいます。

とは言え、先日先輩隊員の送別会があり、約一ヶ月ぶりに大きな集まりに参加しました。

楽しかったです。

まだまだしゃべったことのない先輩隊員がたくさんいて、色んな発見がありました。それにルワンダ人に囲まれて生活していると気づかない間にストレスが溜まっているようで、日本人同士でしゃべったら不思議とスッキリしていました。

だから「飲み会に参加しない」ではなく、「参加しすぎない」ってところが重要ですね。

たぶんお誘い断ることもいっぱいあると思いますが、逆に参加してるときはそれだけの想いと覚悟を持って来てるんだと思ってください。

ひとりでいるのが好きなくせに寂しがりやなので、ちゃんと仲良くなりたいと思ってます。

色んな人としゃべらない

これも飲み会に関する「やらないこと」。

限られた時間で参加者全員と話そうと思っても表面的な会話しか出来ません。だから、1日1人、「今日はこの人のことをちょっとでも理解できればいいや」ってスタンスで臨もうと思います。

悪意のない人種差別発言に怒らない

ぼくが住んでいるムシャセクターには、外国人はぼくしかいません。だから歩いているだけで珍しがられて、「ムズング(外国人)!」「ニーハオ!」「ウムシンワ(中国人)!」と声をかけられます。

イラッとすることもありますが、外国人なんかほとんど見たこともない彼らがぼくを中国人だと決めつけるのも仕方ありません。

そんなことでイライラしていたら時間とエネルギーの無駄なので、「ンディ、ウムヤパーニ(日本人だよ)!」「ニトワ、ノリ(名前はノリだよ)!」と布教活動をするようにしました。

2年後にはこの村の全員に名前で呼んでもらうことが目標です。ちなみにこの村の人口は2万人です。

掃除・洗濯を自分で全部やらない

ボランティアの分際で生意気だと思われるかもしれませんが、お手伝いさんを雇っています。週に1回、掃除と洗濯で2,000RWF(330円)です。

大家さんから紹介され、深く考えずにOKしてしまったんですが意外と助かってます。

現在住んでいる家は、日本で一人暮らししていたときの5倍ぐらい広いので、掃除するだけでも一苦労です。洗濯も洗濯機がないのですべて手洗いです。

日本人ひとりで異国の地に住むのは、普通に生きていくだけでも大変です。月に千円ちょっとで掃除・洗濯を気にせずに、そのエネルギーを活動に使えるんならかなりお得だと思います。

そのお手伝いさんへのお給料も現地基準ではかなり高いそうなので、「雇用を生む」という意味で、これも社会貢献のひとつだと思っています。

ちなみに、お手伝いさんに最初に来てもらった時のこと。

「いくら払えばいい?」

「えー、そんなお金なんていいわよ」

「いやいや、払うって!」

「いやいや、申し訳ないから」

「じゃあ1回1,000RWF(約160円)は?」

それは安すぎる。3000RWFで。

「(最初の謙遜どこいった)」

ということで、交渉の結果2,000RWFで落ち着きました。

無駄に本を読まない

本を読むのは良いことですが、中には「読んだけど何も得られなかったな」ってのもありますよね。だから片っ端から読むのは止めました。

現代文学を信用しないというわけじゃないよ。ただ俺は時の洗礼を受けてないものを読んで貴重な時間を無駄にしたくないんだ。人生は短い

引用元:ノルウェイの森 – 村上春樹

この『ノルウェイの森』の永沢さんの言葉に従って、時の洗礼を受けた古典を中心に読んでいこうと思います。何十年も名作として評価を受けているものであれば、実のある読書に出来る可能性は高まりますからね。それが自分に合うかどうかはまた別ですが。

<追記>
「古典読書」カテゴリ作りました。

古典読書 | ルワンダノオト 青年海外協力隊ブログ

無駄にSNSを見ない

これが個人的には一番むずかしい。ついついFacebookやTwitterをだらだら見てしまうんですよね。特にブログを投稿した後は「イイね!つかないかな……」とMacBookAirを開いてソワソワしています(たぶんいまも)。

記事に対して頂いたコメントにはちゃんと返事をしたいし、書いたら書きっぱなしじゃなくて、どんな反応がどの時点でどれぐらい来るかという分析をして次の記事に活かすのも必要だと思ってますが、やっぱり「無駄に」眺めるのは良くないですね。

無駄にニュースサイトを読まない

テレビもないし新聞も取ってないので、主な情報源はネットになっています。極力ニュースサイトを見て日本やルワンダの情報を仕入れるようにしていたんですが、

 新聞は「読むもの」ではない

引用元:コメントする力 情報を編集×発信する技術 – 竹田圭吾

という竹田圭吾さん(元ニューズウィーク日本版編集長)の言葉に出会ってから読み方を変えました。

新聞もネットも、ニュースは「読むもの」ではなく「見るもの」。まず見出しをチェックして、情報に重要度の順位をつけて、世の中の全体像を掴むことが大事だと。

この方法については、別の記事で改めて紹介します。

頑張らない

ぼくは頑張るのが嫌いです。「頑張る」と言うと「嫌なことを我慢してやる」というニュアンスを感じてしまいます。

でも、大抵のことはやり方次第で楽しくできるものだと思っています。だから「頑張らなきゃな…」と感じた時点で、そのやり方は間違ってる可能性があります。

2年しかない貴重な時間を、「頑張って」消費してしまうのはもったいないので、どうしたら「楽しく」出来るかを常に考えていきたいと思っています。

 

やりたいことがいっぱいある方、まずは「やらないことリスト」作ってみてはいかがでしょうか。

<追記>
ルワンダ語を最速で勉強するための作戦、考えてみました。
英語の次はルワンダ語!3ヶ月でペラペラになる語学勉強法

タケダノリヒロ(@NoReHero

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