違法でも売り歩きを続ける貧困層の女性たち〜アフリカ暮らし、買い物編〜

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アフリカのルワンダからお送りしています、タケダノリヒロです。2021年3月20日土曜日、『アフリカから世界を学ぶゴリラジオ』やっていきましょう!

今日のテーマは「買い物」。日本の友達から「普段の買い物ってどうしてる?」とよく聞かれるんですけど、ものによって、それから状況によって、買う場所を変えています。大きく分けて大体5種類あるかなと思うんですけど、

  • 近所の個人商店
  • 市場(ローカルマーケット)
  • スーパー
  • ネットの宅配
  • 売り歩きの女性

です。

今日はこの「売り歩きの女性」についてお話をしようと思います。

ふだん買ってる野菜やフルーツ

この人たちは頭の上にカゴを乗せて歩いてるんですね。そこに野菜やフルーツをたくさん積んでいます。ルワンダだけではなくて、アフリカの人達って本当になんでも頭の上に物を乗せて運ぶんです。どうやら両手をあけた状態で歩きたいらしいんですけど、時には腰が砕けそうになるぐらい重いカゴを載せて歩いてる人もいたりするので、本当にたくましいなと思います。あとバランス感覚も本当にすごいですね。

カゴを頭の上に乗せて、時には子供も赤ちゃんを背中におんぶしながら売り歩いてる女性も結構多いです。この人たちが僕らが住んでいるアパートの前を通ると、うちの警備員さんが呼びに来てくれるんです。「野菜とか売りに来たけど買う?」と言って声をかけに来てくれるので、そういう時にちょっと下まで降りていって、野菜やフルーツを選ぶという形ですね。

何が買えるかって言うと、野菜で言えば、トマト、ニンジン、タマネギ、アボカド、ネギ、セロリ、ピーマン、ナス、キャベツ、ホウレンソウなど。その時々によって違うんですけど、いろんなものが買えます。日本とそんなに変わらないかなと思うんですけど、例えばナスがちょっとちっちゃくて、苦味があったりとか、ピーマンが結構大きめだったりとか、ちょっとずつ違うかなと思います。

これ全部買って250円くらい。安い!パイナップルとマンゴーの下にある赤いフルーツがツリートマト。

フルーツはパッションフルーツ、マンゴー、パイナップル、パパイヤ、バナナ、あとツリートマトっていうルワンダ独特の、他の国にもあるらしいんですけど、特にルワンダでよく見かけるのがこのツリートマトっていうフルーツです。名前の通りトマトの果物版といった感じで、酸味の強いフルーツです。マンゴーとか、バナナとか、南国系のものが割と多いですね。

違法でも売り歩きを続ける貧困層の女性たち

こういった野菜やフルーツを売り歩きの女性から買うことができます。本来ならこの売り歩き、実は禁止されてるんですね。違法とされています。

その理由をはっきり聞いたことはないんですけど、推測するに露天商や道端でお店を広げちゃうような人たちがいると、街の景観を損ねるからとか、あとはちゃんと登録された業者じゃないと国が税金を取れなかったりするからとか。あと一説によれば、スパイが国に入ってくるのを防ぐため、っていうのも聞いたことがありますね。その昔紛争中に商売人のふりをして実は他の国からスパイが紛れてきて、情報を仕入れているって言うことがあったらしいので、実はそういうスパイを防ぐために露天商もしくは売り歩きを禁止してるんじゃないか、っていうのも聞いたことがあります。

色々理由はあると思うんですけど、血眼になって警察の人たちがこれを取り締まってるかって言うとそうではなくて、ある程度黙認されてるっていう状況です。じゃあなんでルールがあるのに黙認されているのかと言うと、この売り歩いてる女性たちは日銭を稼いで生活してるんですね。まあ理由がそれだけかはわからないんですけど、この女性たちも生活がかかっていて、中には捕まるリスクを冒してでも稼がなきゃいけないという人たちもいます。

いわゆる貧困層の人たちが、こういう仕事をしてるんですね。この仕事が完全にできなくなってしまったら、どうなると思いますか?こういった人たちには、例えば読み書きが出来なかったり、十分な教育を受けていなかったりする人が多いので、本当に他にできる仕事が限られているんですね。

農村部だったら畑を耕して生活することもできるんですけど、この首都のキガリだと土地が全然ないので、農業することもできないと。そうなった時に女性ができる仕事となると、売春とかそういう方向に行ってしまうんですね。実際に貧困層が多いエリアでは、売春をしている女性達も多くて、特にそういったところだとHIVにかかる割合も高くなってしまうんです。

なのでこの売り歩きっていう、ある意味誰でも出来る気軽にお金を稼げる手段がなくなってしまったら、それで生活が出来なくなってしまう人たちもいるんです。そういうリスクも抱えながら、この女性たちは仕事をしているって言うことになります。

一般論を言えば、ルールは当然守るべき、違法な事はやっちゃだめ、なんですけど、そのルールのせいで生活を脅かされてる人たちもいるんだなっていうのをこのルワンダで改めて感じましたね。ただ、現状ではわりとグレーな状態で、特にコロナ以降は警官がいるところも堂々と売り子さんたちが歩いてたりするんですよね。なのですこし緩くなってきてるのかなという気もします。

あとはもし警察に見つかった時は「売り歩いてるんじゃなくてただバナナ運んでるだけです」みたいな言い訳も通用するらしいので、そのぐらいのグレー加減だったら、できればそういうお金に困っている人たちから物を買って、その売り上げがその人たちの生活の足しになればいいなと思います。なので我が家では野菜やフルーツをそういう女性たちから買うことが多いかなという感じです。

ということで、今日は「買い物どうしてるの?」という話から、特に売り歩きの女性たちから野菜やフルーツを買ってるよという話をさせてもらいました。

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最後にお知らせです。4月10日(土)にオンラインツアーを開催します。HIS旅カレッジさん主催で、私が案内人を務める「大虐殺を乗り越えた国をめぐり考える、ルワンダ ピーススタディツアー」というイベントです。3月にもおこなったのですが、43名に参加いただき、大変好評でした。
ルワンダ虐殺の背景や、虐殺を生き延びた現地の女性へのインタビュー、現在のルワンダの姿などお伝えしていきます。参加費は2000円で、ZOOMを使ってオンラインでの開催となります。リンクを貼っておきますのでご確認ください。画面越しですが、みなさんとお会いできるのを楽しみにしています!

大虐殺を乗り越えた国をめぐり考える、ルワンダ ピーススタディツアー<参加費:2000円> | Peatix 

この番組『アフリカから世界を学ぶゴリラジオ』では、ルワンダの事例をもとにちょっとためになるお話をお届けしています。今日の放送を聞いて面白いと思ってもらえたら、ぜひフォロー、いいね、コメントなどお願いします!お便りも募集しているので、レター機能を使ってどしどし送ってください。
ここまでのお相手は、タケダノリヒロでした。じゃあまたねー。

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