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2回目のアフリカ・ルワンダ生活も3ヶ月が経ちました。
1回目は青年海外協力隊として、16年1月から18年1月まで。
その間彼女も協力隊としておなじアフリカだけど別の国、モザンビークへ。2年間の遠距離恋愛となりました。
ルワンダの首都キガリとモザンビークの首都マプト。飛行機で乗り継ぎ含めて11時間程度、車だと50時間以上かかります。
そして今年の頭におたがい日本に帰国。ぶじに入籍、結婚式を挙げて、起業するためふたりで9月にルワンダにもどってきました。
彼女にとっては初の来ル(「らいる」と読みます。「来日」的な。一般的な用法ではありません)。
ふたりで新居を探して、家のルールを決めて、日本からのお客さんをお迎えして、あっという間の3ヶ月でした。
そんなある日、青年海外協力隊の後輩隊員・みさきさんからメッセージが。
「昨日郵便局に行ったのですが、なんと2016年のモザンビークからポストカードが届いていましたよ!」
なんと……!!それはおそらく付き合っていた当時の妻が送ってくれたものにちがいない。
ふだんはLINEでやり取りをしていましたが、アフリカに派遣されて3ヶ月ほど経った2016年3月ごろ、「たまには手紙を送ってみよっか」という話になったのです。
それでわたしはルワンダから、妻はモザンビークからポストカードを送りました。
わたしの手紙はぶじに届いたという連絡が来たのですが、妻からの手紙はわたしのもとにはいっこうに届きません。
ルワンダでは郵便制度が整っておらず自宅に手紙を届けてもらうことができないため、郵便局のP.O. Box(私書箱)を借りることになっています。
なので、近隣に住む協力隊員と共同で使っているP.O. Boxを事あるごとにチェックしていたのですが、なんどボックスのフタを開いてみてもモザンビークからの手紙が入っていることはありませんでした。
そんなことも忘れかけていたいま、その手紙が発見されたというのです。約2年半ぶり。
さっそく連絡をくれたみさきさんが首都のキガリに来るときに、その手紙も持ってきてもらうことになりました。
渡してもらった手紙はまぎれもなく妻からのもの。
まだ旧姓になっている差出人名を見て「このときは違う名字だったんだなあ」と夫婦になったことを実感しました。
隊員時代はほとんど毎日LINEを使ってタダで通話していたので「便利な世の中でよかった」と思っていたんです。
でも長い長い距離と時間を乗り越えてきたこの手紙を受け取れたことで、デジタルにはない手紙のあたたかさをあらためて感じることができました。よく来たなあ。
彼女の手紙には
無事にこの手紙が届きますように。2年間で何枚のお手紙が書けるかな。この手紙がちゃんと届いたら今度はもっと長い手紙を書いてみるね!
と書かれていましたが、結局これ以降手紙を送り合うことはなくなってしまいました。
2年間の遠距離が終わって、ようやく結婚生活がスタート。届かなかった手紙も、やっと読むことができました。
これから夫婦として、長い手紙を贈り合っていきましょう。
2年間の遠距離恋愛、よく乗り越えた!
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