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タケダノリヒロ( @NoReHero)
熊本の高校で「海外で働くこと」をテーマにワークショップを開催してきました!
きっかけは、その高校の生徒さんから直接依頼を頂いたこと。
この記事では、どんな経緯で開催に至ったのか、どんな講座を実施したのか、それから改めて実感したSNSの力について、書いています。
LINE@で来た依頼
私はブログ運営のサポートツールとして「LINE@」を使っています。
企業やショップ、有名人やブロガーが顧客と直接LINEでやり取りを出来るようにする、メルマガのようなもの。
私も1年ほど前からこれを使っており、現在登録者は125人まで増えました!ありがたや。
先日、このLINE@でこんなメッセージを配信しました。
「小学校で出前講座をして来ました」という内容。
すると、これにある方から返信が。
「私、鏡小の近くの高校に通ってます!」
「講演会はどうしたら依頼できますか?」
えええ!鏡小学校のある八代市は、私の住む熊本の中心部から車で1時間ほど離れたローカルエリアです。
まさかそんなところにも、LINE@に登録してくれてる人がいるとは…(失礼)。
しかも高校生!トーク履歴を見ると、この「Yu Inoue」さんとは、以前にも何度かメッセージをやり取りしていました。
「これは是非伺いたい!」と思って、井上さんに正式な依頼をお願いし、JICA熊本デスクや学校の先生のご協力も得て、無事に出前講座を開催することとなりました。
依頼内容
井上さんからは、こんなご依頼を頂きました。
講演内容としては、「国際協力の道を選んだ訳」や、「海外で日本人が活動するということ(現地での活動などを交えて)」など、1つの将来のロールモデルとして竹田さんの経験を私たちにシェアして頂きたいです。
それに加えて、竹田さんのブログのある記事(下記)に私はとても考えさせられました。
それに関連したワークショッブなども行って頂けるとなお嬉しいです。
例えば、途上国で「お金をくれ」「食べ物をくれ」と言われたらどうしたらいいだろう?のようなトピックです。
ぜひ竹田さんの持論もお聞きしたいです。
私の身の回りには、国際協力または海外で働くことに興味はあるけれど何から行動すれば良いか分からないという生徒が多いように感じます。
今回はそのような生徒に国際協力を知ってもらうきっかけの場になればと思います。
素晴らしい!
素晴らしすぎます。全大人に見習ってもらいたい、この依頼文。
誰に対して、どんな内容を伝えて欲しいのかが明確です。私のブログもよく読み込んでもらっているのが分かります。
この依頼に基づいて、出前講座の内容を決めました。
海外で働く理由、楽しさ、むずかしさ
この講座のテーマとコンテンツはこんな感じ。
テーマ
海外で働く理由、楽しさ、むずかしさ
コンテンツ
【WHY】国際協力の道を選んだワケ(20分)
【WHAT】海外で日本人が働く楽しさとむずかしさ(20分)
【WORK】「アフリカでボランティアになったら?」(15分)
【FUTURE】今日からできる!未来のつくり方(5分)
「国際協力または海外で働くことに興味はあるけれど何から行動すれば良いか分からないという生徒が多い」ということだったので、「なぜ私が海外(特に途上国)で働こうと思ったのか」、「海外で働くとどんな楽しいこと、大変なことがあるのか」を伝えること、ひとつの例としてキャリアをイメージをしてもらうことを目的としました。
また「途上国で『お金をくれ』『食べ物をくれ』と言われたらどうすべきか」についてのワークショップもやってほしいということだったので、「アフリカでボランティアになったら?」というワークを用意。
さらにただ話を聞いて終わり、ではなく何かしらの行動につなげてほしかったので、「今日からできる!未来のつくり方」ということで、やりたいことを叶えるためにすぐにでもできるアクションをお伝えしました。
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ワークショップ開講!
当日、教室に到着すると、女子ばっかり!
男子生徒も様子は見に来ていたそうなんですが、女の子が多かったから帰っちゃったのかな…。告知から開催まで時間がなかったにもかかわらず、15名ほど集まってくれました。中には中学生も!(ここは高校と中学が併設されてる)
井上さんと先生が和やかな雰囲気を作ってくださったので、反応も上々で非常にやりやすかったです。
特に盛り上がったのは、やはり「アフリカでボランティアになったら?」と考えてもらったワーク部分。
生徒たちには、ルワンダで私が実際に体験した「正解のない場面」をどう乗り切るかを考えてもらいました。
生徒たちからは「不公平だと思われるかもしれないけど、目の前で困っている人を助けたい」「なぜバスに乗らなきゃ行けないのかを聞き、大事な用事だったらお金をあげる」など、本当にさまざまな回答が。
この問題に関しては、事前にTwitterでシェアしていてたくさんの反応を頂いていたので、「大人たち」からの回答もワークショップ内で紹介させてもらいました。
両隣の人に、「このおじさん、30円足りないんだって。10円わたしが出すから、一緒に助けてあげない?」とローカルを巻き込んで、外国人による支援臭を消しますかね。で、何人かに声掛けて、皆に断られたら、自分が全部出してあげると。
— 黄未来 (@love2010624) 2018年3月10日
この黄未来さん(@love2010624)の「ローカルを巻き込む」という回答などは「なるほど!」という声が大きかったです。私自身も納得。
その他には、
「衛生状態の悪そうな食事を出されたら食べるか?」という問題や、
「『娘が病気なの』と言われたらどうするか?」という問題を考えてもらいました。
「Twitterってすごい!」
講座の最後には、「今日からできる未来のつくり方」ということで、「検索・行動・発信」の大切さをお伝えしました。
誰しもが情報発信をする必要はないと思いますが、やりたいことを実現するためにはこれが一番効果的だと思っています。
たとえば、「国際協力を仕事にしたい」と思ったら以下のようなステップを辿ることができますよね。
実際に私は国際協力界でインフルエンサーと呼ばれる人たちともブログやSNSを通してつながっていますし、「ぜひ一緒に仕事をしよう」「イベントを一緒にやろう」という話も出ています。
そして井上さんが私に声をかけてくれて、こうしてワークショップを開催できたのも、彼女が検索して、勇気を出してメッセージを送ってくれたおかげですよね。
後日、Twitterにこんな感想を投稿してくれていました。
何かアクションを起こせば、そこに大きな熱意があれば、できることは多いのかもしれないなぁ。
先日 @NoReHero さんに学校でワークショップをして頂きました。
Twitterでタケダさんを知り、色んな方のおかげでお会い出来ました。
ダメ元でお願いして良かった。タケダさんが優しすぎて、最高でした。 pic.twitter.com/YbMLuBxgd2
— Yu Inoue|映画配達人🎬 (@yu__are__) 2018年3月16日
こんなことを言ってもらえて幸せです。
ワークショップでSNSについてお話しているときに、彼女が「Twitterってすごい!」と声を大にして言っていたのが印象的でした。
ほんとすごいよね、Twitterって。遠い存在だと思っていた人でも、自分が動いて、発信すれば、話ができるかもしれないし、会うこともできるかもしれません。
SNSの計り知れないメリットを存分に生かして、やりたいことが思いっきりできる未来を、自力で切り拓いて行ってもらいたいなと思っています。
そして自分も。前途有望な彼女たちから圧倒的な「未来」の可能性を感じて、うれしくなりました。
がんばろ。
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