「意志」のある人生は美しい

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アフリカ・ルワンダでボランティアやってます、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

会社を辞めて、青年海外協力隊としてルワンダに来て、2年間の隊員生活ももうすぐ終わろうとしています。

今後の人生をどうやって生きていこうか、どんな働き方をしていこうかと考えているんですが、「こういう生き方カッコいいなー」と思う人で多いのは起業家やフリーランス

「なぜそんな人たちに惹かれるのか」と考えてみたところ、「意志」のある人生を歩んでるからという結論にいたりました。

ということで、本日は「意志のある人生は美しい」というお話。

ちいさな空手家に心をうたれる

現在、ルワンダの近所の小学校で空手教室を開催しています。コーチは青年海外協力隊の同期、かずき師匠。

(↓動画 15秒)

https://twitter.com/NoReHero/status/910179176187129856

もうとにかく子どもたちが一生懸命で…。「まなざし」と呼ぶにふさわしい真剣な目。一心不乱に繰り返す型と、張り上げる声。

子どもたちががんばっている姿を見てると、それだけでうるっと来てしまいました。

なぜ子どものひたむきな姿は、こんなにも胸を打つんでしょうか。

おそらくそれは、彼らの姿勢に「意志」を感じるから

ついこの前まで物心すらついておらず、複雑な思考回路もまだもたないはずの彼らの心に、「意志」というものが芽生えたのを見た気がするから、ではないかと思っています。

「意志」は人間特有のもの(ほかの動物も多少はあるかもしれませんが)。だからこそ、子どもたちの姿勢に「意志」を感じたとき、「人間とはなにか?」という根源的な問いに接したように感じ、琴線に触れるものがあったのかもしれません。

カッコいい大人には「意志」がある

これは大人でも同じ。カッコイイ大人には「意志」があるんです。

冒頭で起業家やフリーランスにあこがれを感じると書いたのも「意志」があるから。

「よし、やろう!」と自分で選ばなければ、ひとりでに会社が出来上がるわけないですし、フリーのライターやデザイナーは自分の手を動かさなければ勝手にサラリーが振り込まれることもありません。

たとえその人の人柄や仕事内容を詳しく知らなくても、その肩書きから「決断の機会が多い面倒な人生をあえて歩んでいる」ということは分かるので、そんな生き方を選んでいるだけで尊敬に値すると思っています。

でも、ふつうの会社員でも意志をもって働いている人はたくさんいますよね。

もっと具体的に言えば「自分の人生に納得感をもってる人」。

自分の人生をすべて自分で選べれば最高ですが、そうはいかないことだってありますよね。会社で思ってもみなかった地域に転勤になったりとか、希望の部署に配属されなかったりとか。

それでも、「そもそもこの会社を選んだのは自分だし、この経験をベースに自分のキャリアをつくっていくんだ」と、自分なりにその道に意義を見いだせれば納得感を得ることができます。

計画的偶発性理論」(Planned Happenstance Theory)とか「セレンディピティ」とかはこういう考え方ですね(くわしくはリンク先のウィキペディアへ)。

逆に「転勤なんかしたくなかったのにひどい会社だ」「希望の部署に通してくれない頑固な上司だ」と不平不満ばかり言う人がいるのは、「自分で選んだんだ」という納得感がないから。

だから、その生き方や働き方を問われたときに「よくわかんないけど、好きだから」とか、「この仕事自体はつまらないけど、次に行くために必要だから」とか、簡単でもいいから行動原理を説明できる人は信頼できると思ってます。

セカオワ・Fukaseの意志

SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseさんは、音楽活動をする理由について「音楽をするために4人が集まったというか、ぼくは4人が集まるために音楽があると思ってる」と言っていて、とても好感がもてました。

(16:39ごろの会話。タップするとそこからスタート)

Fukaseさんは「(音楽は)遊びの延長だ」とも言っているので、もしかしたら「プロのくせに音楽が遊びだなんてナメるな!」と言う人もいるかもしれません。

でも、理由なんて人それぞれ。むしろ「自分にとってなにが大切か」というコンパス(生きる指針)を持ち、行動に映し、それをきちんと説明できるFukaseさんを見て、よりこのバンドが好きになりました(小沢健二と仲良しだったという驚きも加点材料)。

意志のある人生を

「意志」と言えば、有名なことわざがありますね。

“Where there’s a will, there’s a way.”(意志あるところに道は開ける)

意志のある生きざまは美しい。その姿勢がまわりの人の心をうごかし、仲間や支援者を集め、道をつくってくれるのかもしれませんね。

空手を学ぶルワンダの子どもたちのように、意志のある人生を送りたいものです。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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