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【2017/06/19 更新】
6月13日22時に解禁された岡崎体育のミュージックビデオ『式』。
いままでのイメージを180度、というか360度覆されて「ああ、やっぱりこの人はこんなに幅のある人なんだ」と思った次第です。
あまりに染みたのでブログ書きます。
『式』の歌詞の意味についての考察。
岡崎体育とは
そもそも岡崎体育とは。
89年生まれ(同い年!)、京都生まれ、同志社卒。
小学校からピアノを習い、はじめて作曲したのが14歳。作曲にはニンテンドーDS『大合奏!バンドブラザーズ』を使ったというのがいかにも平成生まれらしいですね。
大学卒業後、いったん就職するも音楽への夢を諦めきれず退職。
堅い仕事についてほしい親の希望もあって「27歳の夏までにメジャーデビュー」と言い続け、16年5月(7月で27歳)にその目標を達成。
参考:Wikipedia
メジャーデビューまでの期間だけ見るとトントン拍子に見えますが、仕事を辞めてたったひとりで(バンドをディスりながらw)ここまで来るのにはさまざまな葛藤があったんでしょうね。
そして16年4月、MVあるあるを歌った『MUSIC VIDEO』で大ブレイク。
直近でも個性的なMVを発表して立て続けに話題になっています。
ハードロック調の硬派な曲かと思いきや、「どうぶつさんたちだいしゅうごうだわいわい」「うんぱっぱのぷんぷん」など歌詞はふざけた『感情のピクセル』。
日本語で歌っているのになぜか「英語風」に聴こえる『Natural Lips』。
【参考】「英語風」に聴こえる歌詞を英語で書き起こしてみた記事
英語に聞こえる?岡崎体育の新曲『Natural Lips』をTOEIC920点の海外在住者がリスニングしてみた~英語っぽく聞こえるコツ3つ~
こんな流れで来ているので「つぎはどんな路線でふざけてくるんだろう」と思ってましたが、まさかのマジメ曲でした。
岡崎体育『式』
こちらがそんな『式』のMVです。
イントロのしっとりしたピアノと渇いた歌声から「あれ、もしかして?」「いや、でもサビあたりでどうせ何か仕掛けてくるんでしょ」と思いながら最後までしっとりしたままで終了。
ふつうにいい曲…!!
いや、めっちゃいい…!!この振れ幅。
『Natural Lips』でも言語感覚がすごいなと思っていたんですが、この『式』でも言葉選びが素晴らしいなと思わされますね。
ちょっと古風なことばや漢字を使ったり、あえて縦書き表記にした歌詞に加えて、この生活感あふれるMV。
たまらなくクセになり何度も観てしまいました。
岡崎体育『式』歌詞の意味
そんな『式』の歌詞にはどんな意味があるんでしょうか。
ここからはあくまでも自分の想像と妄想なので、「こんな解釈もあるんだな」くらいに読んでください。
まず『式』というタイトル。
「保育園」「指輪」ということばや、老いを感じさせる表現があるので、そこから「入園式」「卒園式」「結婚式」「葬式」など人生におけるさまざまな「式」、そしてそれに伴う成長と時間の経過が想起されます。
また「シキ」は「四季」「色」「死期」とも書きかえることができますね。
「柿色の夕」からはオレンジの夕日に染まる秋が、「雪色の夜」からは夜に白く降り積もる冬の雪が目に浮かんできます。
冒頭に出てくるのは「鈍色の朝」という歌詞。
「鈍色(にびいろ)」とは濃い灰色(←この色#727171)のことですが、平安時代には「喪」に服す色だったとされています。
参考:Wikipedia
さらに「年老う」「呆けて」などのことばから「死期」が連想されるんですね。
この歌詞、私のなかでは「死後の自分が見る、認知症になった私とそれを支える妻」のストーリーを妄想しながら聴いていました。いい歌。
個人的には「にたついてる私を赦して」ではなく「赦さないで」と歌っているところが好きです。なんか締めつけられる。
岡崎体育セカンド・アルバム『XXL』
そんな岡崎体育のセカンド・アルバム『XXL』が本日発売となりました。
「式」を聴いて、何か感じるものがあった人がいたら。
新譜を手にしてほしい。
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) June 13, 2017
本人は「10万枚売る」と断言しています。
2017年6月14日(水)発売
岡崎体育2nd Album「XXL」は
ココから予約できます!
よろしくお願いします!オリコン6位以内に絶対に入る!
10万枚売る!
やったらできる!XXL(初回生産限定盤) https://t.co/2r6XZAMW7h #Amazon
— 岡崎体育 (@okazaki_taiiku) April 24, 2017
体育ファン新参者の私は知らなかったんですが、じつは『式』以外にもいわゆる「いい曲」いっぱいあるんですね。
流れるようなラップが心地良い『SNACK』。
おなじく京都出身で影響を受けていると思われるくるりを彷彿とさせる、懐かしくてあったかい雰囲気の『鴨川等間隔』。
楽曲のジャンルがほんとに多彩!なんでもできるなー。
この2曲ともニュー・アルバム『XXL』に収録されています。
本人曰く、前半5曲が「ネタ曲」、インタールードを挟んで後半5曲が「ふつうの曲」だそうです。
岡崎体育の二面性を楽しんでもらえるよう、二枚のミニアルバムをくっつけたような感じなんだとか。
参考:バズフィード
10万枚達成へ、応援しましょう。
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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英語に聞こえる?岡崎体育の新曲『Natural Lips』をTOEIC920点の海外在住者がリスニングしてみた~英語っぽく聞こえるコツ3つ~
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