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ちきりんさんの新刊『自分の時間を取り戻そう』を読みました
「今後の社会を生きていくために、そして人生を楽しむために、私たち全員が身につけるべき根幹の能力とはなになのか」というテーマを扱ったシリーズの3作目
すばらしかった!首がもげるほど頷きながら読みました
今回のテーマは「生産性」
これからの社会を生き抜くためになぜ生産性が必要なのか、またそれを高めるにはどうすればいいのか、ということを死ぬほど分かりやすく解説してくれています
ここでは、その要点をまとめようと思ったんですが、普通にまとめても面白くないので、生産性が日本一低い男にたとえて説明します
そう、の◯太くんです
もくじ
ご挨拶
デキる人と残念な人の違い
私はこれまでたくさんの「デキる人」と「残念な人」を見てきました。その違いは専門性の有無でも、稼いでいる額の差でも、成し遂げたことの大きさの差でもありません。それはまさに生産性の差なんです。 言い換えれば、デキル人とは圧倒的に生産性の高い人であり、残念な人とは自分と周囲の人の時間を平気で無駄にする、生産性の低い人のことなのです。
生産性が高い生活とは、「時間やお金など人生の希少資源を最大限有効に活用し、自分が欲しいモノを手に入れる生活」です。
生産性とは
インプット(投入時間)を制限する具体的な方法
その1 1日の総労働時間を制限する
その2 業務ごとの投入時間を決める
ただし、スケジュールをめいっぱい使って予定を立てちゃうと必ず失敗するから、予備の時間を確保しておくんだ
その3 忙しくなる前に休暇の予定をたてる
「インプットが増やせないから生産性を上げるしかない!」って追い込まれて初めて、真剣に「生産性を高めなきゃ!」って思えるんだ
その4 余裕時間をたくさん確保しておく
その5 仕事以外のこともスケジュール表に書き込む
むしろ、「やりたいこと」の予定を先にカレンダーに入れて、その後で「やらなければならないこと」に割り当てる時間を決めるんだ
無駄な時間を減らすための具体的な方法
その1 「すべてをやる必要はない!」と自分に断言する
「どうしてもやらないといけないこと以外はやらない」と決めることで、優先順位をつけるんだ
「すべての仕事をやる必要はない」「どうしてもやらないといけないこと以外はやらない」と決めることで、「それはどれか?」という優先順位を考える発想が強制的に生み出せ、かつ、「最初に、もっとも重要な仕事に時間を使う」という生産性の高い時間の使い方が実現します。
その2 まず「やめる」
「みんながやっていることは自分も全部やる、たとえ効率が悪くても全部自分でやる」と考えていては、貴重な時間が生産性の低い仕事に奪われてしまいます。その結果、外注サービスを利用するための経済的な余裕が得られなくなってしまうのです。
「リサイタルには行けないけど、こんど店番を手伝ってあげるよ」とかそういう工夫をしないと、「忙しくなるか、嫌われるか」っていう究極の選択になって、結局忙しさをとるしかなくなっちゃうからね
常に「相手から言われたことを受け入れるか、受け入れないか」というふたつの選択肢しかないと思い込んでしまうと、「多忙さを受け入れるか、それとも嫌われるか」という究極の選択になってしまい、結果として多忙さを受け入れるしかなくなってしまいます。
その3 「最後まで頑張る場所」は厳選する
その4 時間の家計簿をつける
1日のうちに何に何時間使ってるのかを「見える化」すると、無駄な時間も分かりやすいよね
生産性向上の過程で得られるご褒美
●いつのまにか成長できていること
●やりたいこととそうでもないことが、明確に区別できるようになること
●自分の人生の希少資源の使い途に関して、他人の目が気にならなくなること
生産性の重要性
まとめ
「生産性」=「得られた成果(アウトプット)/投入した希少資源(インプット)」
生産性が高い生活とは、「時間やお金など人生の希少資源を最大限有効に活用し、自分が欲しいモノを手に入れる生活」
インプットを制限する具体的な方法
その1 1日の総労働時間を制限する
その2 業務ごとの投入時間を決める
その3 忙しくなる前に休暇の予定をたてる
その4 余裕時間をたくさん確保しておく
その5 仕事以外のこともスケジュール表に書き込む
無駄な時間を減らす具体的な方法
その1 「すべてをやる必要はない!」と自分に断言する
その2 まず「やめる」
その3 「最後まで頑張る場所」は厳選する
その4 時間の家計簿をつける
生産性が人と国を成長させる
のり太、デキる男になってほしいですね
さて、途上国ルワンダで働いているぼくにとって、ちきりんさんのこの文章がとても印象的でした
毎日2キロ離れた井戸まで水を汲みに行く途上国の子供たちを見たとき、「一生懸命働いていてエライ!」と褒めるより、「蛇口をひねればすぐに水が出る環境を整えるべき」と考えるほうが、よほどまともなのです。
まさにルワンダの水問題に関わっている自分にとって、このたとえはものすごく共感できました
うちのご近所さんで、家に水道がない人は近くの公共水栓で水汲みをしますが、混んでる時は3時間並ぶこともあります
水汲みに並ぶ人たち 2016年7月・ルワンダ
その公共水栓のお金を払えない人は、無料の湧き水を汲みに行きますが、午前中いっぱいかけて歩く人もいます
水を抱えて急斜面を登る子どもたち 2016年9月・ルワンダ
もしその時間が削減できれば、勉強もできるし、畑も耕せるし、新しいビジネスに取り組むこともできるかもしれない
人の成長なくして、国の発展はありえません
人や国の成長を妨げている最大の要因は「生産性の低さ」だと実感する毎日です
『自分の時間を取り戻そう』はその大切さを改めて教えてくれる本でした
この記事では、生産性アップの具体的な方法を中心にまとめましたが、本書には「なぜ生産性を上げる必要があるのか」について社会情勢を交えてもっと詳しく書いてあります
これを読めば、来る将来に向けて生産性を上げなきゃ!とワクワクすること間違いなしです
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タケダノリヒロ(@NoReHero)
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