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先輩隊員によるワークショップで習った水質検査を、実際に村にある湧き水で試してみました。結果はやはり…。
それから、中学時代の同級生から10年ぶりぐらいに「ブログ読んだよ」と連絡をもらいました。ブログをやってるとこんな嬉しいこともあるもんですね。
あの湧き水の検査結果は…
先日の散歩フィールド調査で見つかった、村の湧き水。
貧困層の子どもたちが、ろ過や煮沸もせずに飲んでいるというこの水、安全かどうか調べてみました。調べた項目は残留塩素、アンモニウム態窒素、硝酸態窒素、鉄、フッ素、大腸菌群の6つ。この中で異常値っぽい数値を示していたのが、「硝酸態窒素」。
WHOの基準は10ppm以下ですが、ぱっと見では10ppmを超えてますね…。
硝酸態窒素の人体への影響と、増加の原因
これの何が悪いかと言うと、赤ちゃんの身体が青っぽくなる「ブルーベビー症候群」や、呼吸器のトラブル、嘔吐や下痢を引き起こしてしまうんですね。
参考:WHO | Water-related diseases
引用元:Nitrates In The Water: Blue Baby Syndrome Vs. Making A Buck|The Jango Reader
この硝酸態窒素の原因となるのが、生物の死骸や糞などの有機物。これは水を煮沸しても除去できないらしく、水源の周りに柵を作ったり、トイレを水源から離したりといった根本的な解決策が必要になるそうです。この湧き水に直接家畜が入ったり、糞が落ちていたりはしていなかったんですが、谷底にあるこの場所から50mほど坂を上がったところでウシさんたちがエサを食べてました。
もしかしたらそれで土壌が汚染されてるのかもしれませんが、詳しいことはちゃんと調べてみないと分かりません。なんせ期限切れの検査キット使ってますからね。数値自体あまり信用出来ません。キットは日本から取り寄せていて、いま在庫がないそうです…。その代わり研究所に送ったら調べてもらえるそうなので、送ってみようと思います。
ここの水はたくさんの子どもたちが使っていて、今日も金くれ金くれとうるさい無邪気な子どもに出会いました。
水の汚染、大したことないといいんですが。
地元の友人からメッセージが!
こんな感じで最近水や衛生環境を改善するボランティアをやってるわけですが、そこに土木や水道関係の仕事をしているという中学時代の友人IくんからFBでメッセージが届きました。
毎日仕事が大変だなと思ってたけど、このブログを読んでまだまだ知らない世界があると知ったということ、奥の深い水が好きになっていまハマって勉強しているということを地元の熊本から伝えてくれました。
中学時代は一緒にカラオケ行ったりして仲良かったのに、卒業以降はすっかり疎遠になってしまってたIくん。明るくてみんなのリーダー的な存在だった彼が、いまもこうやって好きな仕事を見つけて、しかも自分のブログを読んで頑張ろうと思ってくれたなんてこれほど嬉しいことはありません。
俺も明日からまた熊本で水道の仕事頑張るけん、ノリ君も体に気を付けて頑張って!
ほんとありがとう。頑張るけんね。
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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