月刊『IRODORI』、編集長のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。ブログで「雑誌っぽいページ」をつくってみることにしました。「創刊号」ってやつですね。しばらく前に、ルワンダ情報を提供させてもらったメディア『WIRED』さんが、完成した雑誌をわざわざ航空便で送ってくださいました。
日本にいたときはあまり雑誌というものを読んでいなかったんですが、超面白いですね、雑誌って。誌面から写真や文字が飛び込んできて、いろんな情報がその雑誌のコンセプトに沿ってまとめられていて、ぱらぱらめくるだけでもワクワクするーー。そんな感じをブログにももたせたくて、つくってみました。
参考にさせていただいたのは『monograph(モノグラフ)』さん。オシャレが過ぎるブログです。
iPhoneやMac、ガジェットが好きな方はぜひ読んでみてください。まさに雑誌のように眺めてるだけでも楽しいブログですが、著者の堀口さん(@infoNumber333)の「モノ」への想いや考え方にもたびたび唸らされます。紹介している音楽もChilly Source Radioとかbonobosとか自分が最近よく聴いてるものが多く、共感しきりです。
『IRODORI』では、モノグラフさんにならって、最近気になる音楽やニュース、人などいろんなコンテンツをまとめております。今月は冬のはじまりということで、「新しい季節を感じさせるもの」や、「新たなものごとへの挑戦」をテーマにまとめました。それでは、今月の『IRODORI』をどうぞ。
SPORTS
ー 空手教室 ー
ルワンダの小学校で空手教室を開催しています。教えてくれているのは、青年海外協力隊の同期であり、ルワンダの空手ナショナルチームのコーチを務めるかずき師匠。わざわざ首都のキガリから毎週通ってくれています。感謝感謝。
10月から「組み手」の練習に入り、ぼくもいっしょに鍛えてもらっています。伝統派空手は「寸止め」なのでダメージを受けることはありませんが(フルコンタクト=実際に当てるのは極真空手)、グローブをつけて闘うのでまるでボクシングのよう。空手は「カタ」だけだと思っていたので、思いっきりイメージをくつがえされました。まあ激しいこと。
なにかに一生懸命打ち込む機会のすくない農村部の子どもたちにとって、新しいことに挑戦して好奇心や探究心を養うきっかけになればと願っています。
MUSIC
ー 槇原敬之 / 冬がはじまるよ ー
気づけば今年のカレンダーもあと2枚。ルワンダで季節を感じることは少ないですが、日本は本格的に冬ですよね。そんな季節になると聴きたくなるのが槇原敬之さんの『冬がはじまるよ』。寒い季節のはずなのに、これを聴くと不思議とあったかい気持ちになりますよね。
ー 藤原さくら / Walking on the clouds ー
つい最近存在を知った、藤原さくらさん。福山雅治の相手役として月9にも出演してたんですね。端正な顔立ちからはまったく想像がつかないスモーキーな歌声に、見事にハマってしまいました。ルワンダはいま雨季なんですが、この『Walking on the clouds』を聴くと雨の日でもご機嫌に過ごせます。それにしても、こんな素晴らしいアーティストの存在を知らなかったなんて、日本の情報はネットでしか見ていないので、追いかけているつもりでも知らぬ間にインプットが偏ってるんだなと実感しました。気をつけないと。
ー Skoop on Somebody / Sha la la ー
ませていた中学生の頃から大好きなSkoop on Somebody(SOS)。そのSOSのいちばん好きな曲『Sha la la』の20周年バージョンが公開されていました。これまた昔から好きで今年復活したCHEMISTRYや、前述の藤原さくらさんなど、個人的にはにやにやしてしまうほど豪華なコラボ。岸谷五朗&寺脇康文は別の意味でにやにやさせられますね。冬の歌を集めた『Sounds Of Snow』は毎シーズン繰り返し聴いている名盤です。
ART
ー タンザニアのカラフルポップアート「ティンガティンガ」に挑戦 ー
タンザニアに旅行して、カラフルさが魅力のポップアート「ティンガティンガ」づくりに挑戦してきました。「画伯」という称号を得ることも多いタケダですが、なんとかそれっぽいものに仕上げることができたのではないでしょうか。筆で描くのに全然慣れなくて、キリンの目がぐちゃってなったところから戦意喪失しましたが、アート体験を楽しめました。タンザニアにご旅行の際は挑戦してみてはいかがでしょうか。
タンザニア・ティンガティンガ村でアート体験!料金・アクセスなど
PEOPLE
ー “フィンランドの黒船” キャプテン・ジャック襲来 ー
フィンランド在住で、いまブログ界でもっとも注目されている男・CaptainJackさん(@CaptainJacksan)がルワンダを訪問。これまでにもTwitterでやり取りはしていたんですが、どきどきしながら会いに行ってきました。
CJさんはこんな人です。
(1985年1月23日)京都にて生誕→ 黒ブチメガネの陰キャ(小学生)→ あだ名がエロガッパ(中学生)→ 高校デビュー→ フランス留学→ スマブラDXの世界大会で多数優勝→ ヒッチハイクを極める→ アフリカ大陸縦断→ 京都の超ホワイト大企業島津製作所入社→ MLMディストリビューター→ 顧客のサイコパス詐欺師に騙され個人秘書に→ 殴る蹴るスタンガンの暴力で洗脳→ 1年半に渡り月500時間の無償労働→ 借金600万円→ 歌舞伎町ホスト→ ナンパ師→ 会社設立→ ナンパで妻と出会う→ 派遣社員→ 翻訳者→ 訪問販売→ 妻と出会って1年目の日にフィンランドで結婚→ プロゲーマー、プロブロガーになることを決意→ フィンランド移住(2016年10月)
長いw
CJさんの渡航目的は、協力隊同期であり、現在はルワンダでビジネスをしながら「スマート・アフリカ」ブロガーとしても活躍中のぴかりん(@dujtcr77)を取材すること。
ぼくも協力隊終了後はブログを複業のひとつにしていくつもりなので、ふたりのプロブロガーから良い刺激を受けられました。短い時間だったけど会えてよかった!CJさんありがとうございました!
CJさんを紹介したぴかりんのブログはこちら↓
あのCaptainJackがルワンダに来たぞ!ブログのキャラそのままでワロタw #スマートアフリカ | 冷静と情熱のアイダ
CJさんのブログがこちら↓
12月も別の有名海外ブロガーさんがルワンダに会いに来てくれる予定です。お楽しみに!
BOOK
ー 君たちはどう生きるか ー
「歴史的名著」と言われる吉野源三郎さんの原作をマンガ化したもの。2ヶ月で43万部の大ヒット、さらには宮﨑駿監督の最新作の題材にもなるなどますます注目が高まってるようですね。父を亡くした中学生コペルくんが、日常を通して叔父さんから「どう生きるか」を学ぶというストーリー。「人間関係で大切なことはなにか?」「なぜ勉強が大事なのか?」「死にたくなるほど悩んだときはどうすればいいのか?」といった、良い人生を送る基礎となるような教えがわかりやすく盛り込まれています。子どもができたらこれは絶対に読ませたいと思いますが、大人も必読の一冊です。
ENTERTAINMENT
ー 『72時間ホンネテレビ』で”元SMAP”がくれたもの ー
見せられたものの深さと大きさを測りかねて、多くの人が書きたくても書ききれなかったであろう72時間ホンネテレビのレビュー。3人のナチュラルポジティブさ、中居くんと木村くんがいない寂しさ、ドキュメント感。感動した理由がようやくわかった。https://t.co/dFQ4E4E08b
— タケダノリヒロ@アフリカ・ルワンダ (@NoReHero) 2017年11月8日
元SMAPの稲垣くん・草彅くん・香取くんがはじめてネットの番組に出演したことでも話題になった、AbemaTVの『72時間ホンネテレビ』。事務所を退社して自由になったとはいえ、それでもSMAPの曲を歌えなかったり、「SMAP」「中居」「木村」という単語を3人の口から聞けなかったり、日本社会の不自由さを垣間見たような気持になりました。
それでも森くんとの再会や、彼がどんな気持ちで国民的アイドルの座を捨てて夢を追いかけたか、そのとき彼を兄のように慕っていた香取くんがどんなふうに感じていたか、手の届かない存在だった彼らから「人間味」を感じることができて、多くの人が共感できたのではないでしょうか。上記ツイートで紹介している記事では、「ネット番組の企画を心から楽しんでいる3人の『ナチュラルポジティブさ』が視聴者を惹きつけた」と書いてあり、非常に納得できました。「国民総クリエイター時代」のいま、「いかに人を惹きつけるか」は誰にとっても重要な要素になるのではないでしょうか。これからの彼らの動向が楽しみですね。
RWANDA
ー ルワンダ観光情報 ー
ルワンダ情報専門サイト『ルワンダノオト』に、ルワンダの観光情報をまとめはじめました。これからどんどん情報を追加していくので、ルワンダにお越しの際はぜひこちらのページをチェックしてみてください!SNSやご友人へのシェアも大歓迎です。
以上、月刊『IRODORI』11月号でした。来月も続くかどうかはみなさんの反応とぼくの興味次第ですが、ひとまずお楽しみに。