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青年海外協力隊ブロガーがやりがちだけどやってはいけないこと

time 2016/05/11

ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。

先日、普段の生活のタイムスケジュールを公開しました。

青年海外協力隊ってどんな生活してるの?1日のタイムスケジュール公開

すると、こんなコメントが。

もっと大変だと思いました。

前後の文脈は省いていますが、全文を何度も読んで伝わってきたのは明らかな「がっかり感」でした。

これはまずいと思って、すぐに記事を非公開にして書き直しました。

いったい何がいけなかったのか、青年海外協力隊としてブログを書く上で気をつけなければいけないことを忘れないようにメモっておきます。

卑下してしまった

今回の最大の失敗は、生活のゆるい点ばかりを強調して、変に卑下してしまったことです。「自分の活動なんて大したことない」と。

なぜ卑下してしまったのか。

「大して頑張ってないくせに誇張しやがって」「その程度で大変とか辛いとか思いやがって、甘っちょろいやつめ」と思われるのが怖くて、自ら予防線を張ってしまったんだと思います。

いま思えばくだらない理由です。

ぼくは青年海外協力隊の「水の防衛隊」(水防)というチームに所属しています。

水防の先輩や同期隊員の活動の様子を聞いていると、ぼくみたいに全然アピールしてないのにすごいことやってるじゃん!と思わされます。

それに比べて自分の活動がすごいわけでもないのに、ブログに書くと「やってる感」だけ出てしまいます。それで過大評価されるのが怖くて、自ら「すごくない」アピールをしてしまいました。

でもそんなこと考える必要なかったですね。むしろ、それによって他の隊員やJICAに迷惑をかけてしまうところでした。

なぜ自分の活動を卑下してはいけないのか?

なぜ活動のゆるい側面だけを強調してはいけないかというと、傍から見たら「サボってる」と思われかねないからです。

世の中には親切な方もいるようで、ブログに活動とは関係のない記事(遊びや飲み会など)ばかり挙げていたら、JICAに「遊び呆けている隊員がいるようだが、いかがなものか」というクレームが入ることがあるそうです。

そんなことが続けば、いまは個人ブログを認めているJICAも、「ブログ禁止令」を出さざるを得なくなってしまいます。それは隊員にとっても、JICAにとっても大きな損失です。

隊員ブログは、途上国や開発に縁のない方々に、現地の様子を知ってもらう最高のツールだと思っています。

でも活動に関することばかりのクソ真面目な内容だと、ごく一部の人にしか興味を持ってもらえません。多くの人に読んでもらうために、「書いている人の顔が見えるブログ」にすることが何よりも重要だと思っています。

だから、一見活動とは関係のない趣味や遊びを含めた一定の「ゆるさ」も必要なんです。

ただし、ブログの読者が全ての記事に目を通してくれるわけではありません

たまたまSNSや検索で引っかかった記事を見て、それがたまたま「一日中ひまで全然やることないれーす。昼間からビール飲んれまーす。あげぽよウェーーイww」みたいな記事だったら。

そりゃ毎日ちゃんと働いて、税金払ってる人から見たら、その税金が「クソみたいな隊員の肥やしになりおって、けしからん」と思われても仕方ないですよね。

たった1つの記事、下手したらたった1行、もしくはタイトルだけで「クソだ」と思われてしまう可能性もあるんです。

そんな風に思われてしまうくらいなら、「頑張ってます」アピールをした方がまだマシです。

隊員によって、活動内容はまったく異なります。同じ水防でさえ、住んでいるコミュニティや所属機関が違うので、比較出来なくて当然です。

だから、自分が「頑張ってる」と思えるなら「頑張ってます」って素直に書きましょう

「大変だ」って思うなら「大変だ」って書きましょう

まずは「暮らせる」ようになること

芸人の千原せいじさんが、セネガルに住む日本人女性(24歳)を訪れた番組。

ボロボロの家に住んでいたり、ニワトリを飼って上手に育てたりそれを食べたりしている様子を、「たくましい」「生きる力!」と驚かれています。

これって青年海外協力隊をはじめ、途上国に住む人にとっては当たり前ですよね。

ブログに書いたら、「ニワトリを育てて、新鮮な卵が採れました!」という、活動とは一見関係のない「ゆるい」記事になってしまうかもしれません。

でも、普通の日本人にしてみれば当たり前ではないですし、こうやって現地人と同じように生活が出来ることは活動以前に隊員に必要な、最低レベルの「能力」です。

だから、24時間365日の生活の全てが活動の一部なんです。

それを変に卑下して、「ゆるい生活してます」なんて書く必要はなかったんです。

生活するだけでも大変なんだと、素直に伝えれば良かったんです。

自分の活動に自信がなくなると、ついつい自分で価値を貶めてしまいたくなりますが、途上国で生きてること自体すごいことなんです。

協力隊ブロガー、自信もって発信していきましょう。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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タケダノリヒロ

タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]