JICA・JOCV

急に”水の防衛隊っぽく”なった一週間〜水質検査、会議、給水施設視察〜

今週は月曜日の大きな一歩から始まり、会議やワークショップ、給水施設視察などイベント盛り沢山で、一気に「水の防衛隊っぽく」なってきました。

チームとして活動することの意義や、専門性のない自分に何が出来るのかなど考えさせられた一週間。

火曜日:貴重な資料ゲット

JICAの専門家の方々と、ルワンダの水道局のような組織WASACの合同会議におじゃましました。 DSC_5224 説明の内容は1mmもピンと来ませんでしたが、専門家の方々がルワンダ中の給水施設を訪ねてまわったり、アンケートをとったりして作成された分厚い資料を頂けました。これが手に入っただけでも参加した甲斐がありました。

あと会場のホテル(ルワマガナのデレバホテル)のご飯がめちゃくちゃ美味しかったです。専門家の方々が「来週もここに泊まるから良かったら一緒に食事でもどう?」と我々ボランティアを誘ってくれたので、光の速さで「行きます!」と答えました。

水曜日:チームとして

首都キガリのWASAC検査場で働く先輩隊員が、水質検査のワークショップを開いてくれました。 DSC_5234 こういうツールを使って、水が汚れてないか自分でもチェック出来るようになりました。 DSC_5239 「この水は汚いから、そのまま飲んじゃダメだよ」と言っても住民に理解してもらうのは難しいと思いますが、数値で見せることによって説得力が増すんじゃないかなと思ってます(まだそんな説得するような段階まで行ってませんが)。

ぼくの住むムシャセクターには水質検査が出来る人なんていないはずなので、専門性のない「コミュニティ開発」隊員のぼくでも、少しは村の中でのポジションを取れるようになるかなと期待してます。 午後はWASACのメインオフィスに移動してミーティング。 DSC_5241 “Community mobilization”(住民の意識・行動の啓発)が課題となっているWASACと、どのように協力してやっていけるかという話し合いでした。

先輩隊員の流暢なルワンダ語に刺激を受けるとともに、「水の防衛隊」というチームとして活動していけるメリットを実感しました。 水の防衛隊は3ヶ月に一回会議を開いていて、それを聞いた時は「そんなに集まる必要あるのかな。それよりは自分の活動に時間使いたいな」と思ってました。

でも考えてみれば、水の防衛隊としての活動も自分の活動も、目的は「ルワンダの水・衛生環境改善に貢献すること」です。「ここからここまでが自分の活動」と線引きすること自体ナンセンスで、「どうやったらこの国を良くしていけるか」「そのための一番良い方法は何か」って考えることが大事なんだなと思うようになりました。個人もチームも、職種も地域も関係ないよね。

この日もお昼ごはんは、キガリの安くて美味しいビュッフェを食べれたので、最高に幸せでした。自分は味の違いも分からないし、食に関心がないと思ってましたが、ムシャセクターに住み始めて美味しいご飯が食べられることがどれだけ幸せか痛感してます。幸せのハードルが下がって、より幸せに生きていけそうです。

木曜日:コミュニティ開発として

月曜日に知り合った、ムシャセクターに水を供給しているインフラ会社の社長(エイジン)に、このセクターにある給水施設に連れて行ってもらいました。 DSC_5261 オフィスから車で10分ほどの所にあった、ガホコポンプシステム。ここからぼくの住んでるエリアに水が運ばれているんですが、この施設はエイジンが作ったらしいです。すげえな、エイジン。

彼いわく、ここの課題は周りにフェンスを作ることだそうです。動物が入ってきて、糞などで水が汚染されてしまうのを防ぐためです。確かにすぐ近くにヤギがいて、結構糞も落ちてました。 DSC_5263 設置費用は約300万RWF(50万円)と言ってましたが、ルワマガナ郡から20%補助が出る予定とのこと。設置出来たとして、フェンスをメンテナンスしたり、水源に動物を近づけないでって住民に伝えていかなきゃいけないよね、と言うと「ここの人たちの考えを変えるのが難しいんだよ」と言ってました。

まさにそこが我々コミュニティ開発の仕事です。こんな立派な施設を作るなど「ハード」の部分は出来ませんが、何かを伝えたり、意識を変えたりする「ソフト」面は得意分野なので、WASACともそうですが、エイジンともそこを活かして協力していければなと思います。

水の防衛隊は歌とか劇とかを取り入れて啓発活動するんだよ、と言うと興味津々でした。ますます個人ではなく、チームとしての活動の方が大事だなと思い始めてます。1人で歌のおにいさんをやるのはちょっとキツイ。

それからワークショップで水質検査の方法を習ったと言うと、ぼくもWASACの検査場に行ってみたいと言っていました。

このセクターで検査が出来るのはぼく1人で、やっとポジションを得られそうだと先ほど書きましたが、今後のことを考えるとそれじゃダメなので、こういう実力と意欲のある人たちに自分の持つ情報やコネクションをどんどんシェアしていきたいなと思ってます。

さっそく来週検査場を訪問出来ないかどうか調整中。 今日はセクターに6ヶ所ある給水施設のうち3ヶ所をエイジンと一緒に見て回り、どうやって水が供給されてるのかちょっとだけ把握することが出来ました。

2年間の目標

給水施設で水汲みしてた子どもたち。わーって笑顔で抱きついてきてくれたのに、カメラ向けた瞬間にこの表情。 DSC_5245 魂取られたりしないから大丈夫だよ

カメラに慣れてないのか、めっちゃ緊張してました。何枚か撮ってたらちょっと慣れてきて、表情を変えてくれました。 DSC_5247 このセクターを車が通ること自体珍しいうえに、中にはムズング(外国人)が乗ってたので学校終わりの子どもたちにも取り囲まれました。 DSC_5282 この子たちを含めて、村の人全員から「ムズング!」じゃなくて、「ノリ!」と呼ばれることがこの2年間の目標です。

そう言えば今朝3日ぶりにオフィスに行ったら、獣医のレアンドレが「We miss you so much!!」と言ってくれて、自分はここにいていいんだなと、ちょっと嬉しくなってしまいました。この地域の人たちと打ち解けることが、活動成功への近道だと思ってます。ということで、今日も昼からエイジンとビール飲んで帰りました。

明日は、さっそくワークショップで習った水質検査を実践してみます! Ijoro rwiza(おやすみなさい)!

タケダノリヒロ(@NoReHero

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