「不寛容」が生み出した高品質な日本のサービス

スポンサーリンク

日本とルワンダで二拠点生活をしています。

先日、日本の家に加湿器を買ったのですが、水を入れるタンクにこんな但し書きがありました。

「タンクを満水にすると重くなりますので、持ち運びには注意してください」

いや、そりゃそうだろと。そんなことわざわざ書く必要ある?と思ったのですが、きっとこんなささいなことにつけこんでくるクレーマーがいるんでしょうね。

「満タンにしたらタンクが重すぎて落として足をケガしたんですけど。どう責任とってくれるんですか?」とか。

思えば日本には但し書きがいっぱい。安全上必要なものもありますが、過剰に思えるものも少なくありません。そう考えると、ちょっとした落ち度でも責任を問われてしまう、なんとも不寛容な社会ですよね。

逆にルワンダではこういった但し書きはあまり見かけません。走行中のバスの扉が外れたり、道端に死ぬほど深い溝が放置されてたり、商品の袋が破けてたり、「落ち度」だらけなのですが日本ほど文句を言う人はいません。というか言ってたらキリがないし、それが当たり前だからみんな「まあしょうがないか」とスルーしてます。

そういう意味ではルワンダはおおらかで寛容な社会だなと思うのですが、だからこそサービスの質も上がらないのではと感じています。
日本はお客さんからクレームが入るし、それに対応しないと他社に顧客を取られるリスクがあるから一生懸命サービスの質を向上させてきた。揚げ足を取られないよう、但し書きを書きまくって予防線を張ってきた。

一方ルワンダではクレームが少ないし、クレームが入ったところで競合他社がいなかったり他社も同じようなものだから、企業が努力する動機にはならない。だからいまだに壊れかけのドアや、袋が破れた商品がなくならない。

海外生活も長くなった自分にとって、きめ細かい気配りの行き届いた日本の商品・サービスはやっぱりいいなあと思います。その反面、過剰な但し書きのように息苦しさを感じるところもあるので、ルワンダのように「まあしょうがないか」と受け入れられるおおらかさが日本にも広まることを願っています。

↓宣伝↓

そんなふうに日本を客観的に見れるようになったのは海外で生活するようになったから。アフリカ・ルワンダで現地の文化や生活、国際協力やビジネスを学ぶスタディツアーを開催しています。

世界の見え方を変えたい方、ルワンダでいっしょに学んでみませんか?

詳細はこちらから↓

スタディツアーSTART開催日程

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

アフリカノオト(@start_africanote)がシェアした投稿

著書も好評販売中!

スポンサーリンク







ルワンダ・スタディツアー「START」

ルワンダ・スタディツアー「START」

LINE@の登録はこちら↓

なぜか好評な恋愛記事↓

なぜか好評な恋愛記事↓

ルワンダ情報専門サイト『ルワンダノオト』↓

ルワンダ情報専門サイト『ルワンダノオト』↓
  1. アフリカ・国際

    旅番組風ルワンダ動画『地方の店ってどんなとこ?』〜コンビニ&レストラン編〜
  2. 生き方・働き方

    「未完成アイドル」の時代
  3. アフリカ・国際

    海外在住者が「がんばれない」理由。外国語環境で脳は想像以上に疲弊する。
  4. アフリカ・国際

    ルワンダトーク~アフリカの社会問題を考えよう~ 明治大学で40名に講演してきまし…
  5. アフリカ・国際

    旅番組風ルワンダ動画!第1話『近所を散歩してみた』
PAGE TOP