アフリカの方が進んでる?便利な送金サービス「モバイルマネー」

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音声配信アプリstand.fmからの書き起こし記事です。

どうも!アフリカのルワンダからお送りしています、タケダノリヒロです。2021年3月16日火曜日、『アフリカから世界を学ぶゴリラジオ』、やっていきましょう!

みなさんは「アフリカのテクノロジー」と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?あまり発達していないんじゃないかと思ってる人が多いのではないでしょうか。ぼくもアフリカに来たのが四年前ぐらいなんですけど、その時に意外と発達してるっていうことに驚きました。それ以降僕もこのルワンダという国のことをちょっとずつ学んでいって、「IT立国」とも呼ばれるこの国のテクノロジーのこととかを日本人にお話すると「えーそうだったんだ!知らなかった!すごい!」と言われ、僕もなぜか誇らしい気持ちになったりすることもありました。なので今日はそんなルワンダのテクノロジーの例をひとつご紹介します。

携帯で送金・支払いができる「モバイルマネー」

今日紹介するのは「モバイルマネー」と呼ばれるものです。これは携帯電話を使った送金システムですね。友達にお金を送ったりとか、電話代やネット代を支払ったりできるものです。最近はレストランでの飲食代の支払いに使われる場面もよく見かけます。日本だとペイペイとか LINEペイとかそういったモバイルペイメントサービスが増えましたけど、ルワンダで使われてるこのモバイルマネー、特徴は何かと言うとガラケーでも使えるということですね。スマホじゃなくても使えるんです。いま日本ではもうほとんどの人がスマホを使ってると思いますが、ルワンダでスマホを持ってる人はおそらく1〜2割ぐらいじゃないかなと思います。ただしガラケー(フィーチャーフォン)はほとんどの人たちが持っているので、その人たちもモバイルマネーというサービスを使っています。

これはアプリではなくて「ussd コード」と呼ばれる電話番号を活用したシステムを使ってるので、スマホではなくてもガラケーで使うことができるんですね。具体的にどうやって使うのかと言うと、電話番号を押すように「*182#」とダイヤルするとそこで文字のメニューが出てきます。1.送金する 2.購入する 3.支払うみたいな感じで選択肢が出てくるので、例えば誰かに送金をしたければ「1」を押すと、その次に送りたい相手の電話番号を入れてください、とかっていうオプションが出てきます。そうやってお金を送ったりとか支払いをしたりできるんですね。

モバイルマネーが普及した理由

銀行口座代わりに

ルワンダのローカルメディアThe New Timesの記事によると、今モバイルマネーを使っている人達は320万人だと言われています。つまりルワンダの4人に1人ぐらいが使っている計算になるんですね。かなり多くの方々がモバイルマネーを使っていると言えると思います。このモバイルマネー、何でここまで普及することができたのでしょうか。日本でもキャッシュレス化と言われつつまだまだ時間がかかってますね。でもルワンダでは4人に1人ぐらいがすでに使っている状態です。これは僕の個人的な推測なんですけど、モバイルマネーがここまで普及している理由は、銀行口座を持ってる人が少なかったからだと思っています。今でも特に地方では自給自足とか物々交換的な文化が残っているんですね。なので多くの人達にとって銀行というものは必要ではないんです。日本だったらサラリーマンが多いので自分が働いた給料を口座に振り込んでもらうということが多いと思いますが、ルワンダだったらサラリーマンが少なくてまだまだ農業に従事してる人が多いんですね。なので畑を耕してその手間賃を手渡しでもらったりとか、自分で作った野菜を売ってその代金を現金でもらう、といった形のお金のやり取りが今までは多かったんですね。ただし最近は電気代を払ったりとか友達にお金送ったりしたい、ってなった時に銀行口座を作るよりも携帯を買ってそれでモバイルマネーを使うほうが手っ取り早いとなったので、ここまでモバイルマネーが普及したんじゃないかなという風に考えています。

携帯は必需品

携帯電話は決して高いものではなくて、ガラケーの安いやつだったら、僕も市場で700円ぐらいで買ったことがあります。携帯電話っていうのはルワンダの人たちにとっても必需品です。というのも、ルワンダの人たちは「頻繁にコミュニケーションを取りたい」という欲が日本人よりも強い気がするので、メッセージとか電話がしょっちゅう送られてくるんです。それだけ連絡を取ることが重要視されているので、銀行口座は別になくてもいいけど、携帯電話はみんな持っておきたいと思っているのかなと推察しています。

リープフロッグ現象

もう一つ付け加えておくと、こういう現象は「リープフロッグ現象」と呼ばれています。リープフロッグ、直訳すると「カエル跳び」ですね。 電話の発達に関しても日本だったら昔は電話交換手みたいな仕事の人がいて、取り次ぎをしてもらっていたところから、家に黒電話が来て、そこからポケベルが出てきて、携帯電話が普及して、スマホになった。でも途上国には、先進国ですでに発達した技術がいきなりカエル跳びのように入ってくるので、段階を踏まずに使うことができるんですね。

それを踏まえてこれからの未来のルワンダを想像すると、すごくワクワクするなあと思います。昔、日本ではテレビ、洗濯機、冷蔵庫が「三種の神器」と呼ばれていた時代がありましたよね。ルワンダでは2021年のいまでもこれらの家電が揃っていない家庭が多いんですが、リープフロッグ現象のことを考えると、先進国が辿ってきた道とは全然違う方向に進むかもしれませんよね。それこそ数年後にはテレビよりももっとイカした何かが「三種の神器」的な扱いを受けているかもしれません。この「リープフロッグ現象」という言葉、覚えておくと色々考えが広がったりするので、ぜひ頭に入れておいてください。

まとめ

今日は「モバイルマネー」というテクノロジーを紹介させていただきました。これはルワンダだけではなくて、アフリカのほかの国でも使われているサービスです。これを使ってモバイルペイメントとかキャッシュレス化がどんどん進んできています。なので「アフリカはまだまだ遅れてるな」と思っているかもしれませんが、実は日本を含む先進国よりも進んでいるところもあったりする、ということはぜひ覚えておいてください。この番組『アフリカから世界を学ぶゴリラジオ』では、ルワンダの事例をもとに、ちょっとためになるお話をお届けしています。今日の放送を聴いて面白いと思ってもらえたら、ぜひフォロー、いいね、コメントなどお願いします。お便りも募集しているので、レター機能を使ってどしどし送ってください。ここまでの相手は、タケダノリヒロでした。じゃあまたねー。

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