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タケダノリヒロ( @NoReHero)
「これからはどんな働き方が求められるんだろうか?」「このまま今の仕事を続けていてもいいんだろうか?」「自分の名前で働いていくにはどうしたらいいんだろうか?」
そんなことを考えている人におすすめの本が、落合陽一さんと堀江貴文さんの『10年後の仕事図鑑』。
好きなことでお金を稼げるようになるためにやるべきことは何か、10年後に消える仕事・現れる仕事は何か、といったことを教えてくれる本です。
この記事では、本書の要点と個人的に刺さったポイントを箇条書きでまとめています。
ただ、それらのポイントを読んで「なるほどね」と納得するだけでは意味がありません。そこから自分だからこそできる仕事を実際につくっていくために、本書の内容から「仕事をつくるための5つの問い」を設定しました。
私の事例に落とし込んで考えてみましたが、あなたなりの回答を考えてみて、10年後のキャリアプランをイメージしてみてはいかがでしょうか。
もくじ
『10年後の仕事図鑑』要約
まず、『10年後の仕事図鑑』の要約です。特に、私が個人的に印象に残った部分を抜粋しています。
- 【堀江】生活するにはまだまだ一定の収入が必要。でも現代は好きなことでお金が稼げる時代。「好き」という感情にピュアに向き合い、ひたすら没頭すれば、いつかはそれが仕事になる。
- 【落合】これからは、〝何物でもない人間〟〝貢献度の低い人間〟の価値はどんどん下がる。だから自分自身に価値をつける=より多くのフォロワーを獲得しなければ、市場価値のない人間になる。「他人と違うことをやっていくことを基本にする」 ブルー・オーシャン的な思考と戦略を持って、画一化されていない個人の訴求力と相互的なフォロー・フォロワーシップによる共依存関係を持つべき。
- 【落合】好きでやっているのならまだしも、やらされてやっているような職業である場合、その時間の浪費は人生の損失であり、好きなことや楽しいことを突き詰めてニッチトップを目指したほうが人生が楽しくなる。好きなことを今までにはない組み合わせとかけ合わせて、自分なりの新しい分野をつくる。
- 【堀江】「新しい仕事」で成功する人の共通点は3つ。①作業にハマっていること。他のことを何もかも忘れて、「没頭する」。この境地を経てはじめて、「好き」の感情が芽生えてくる。例)ヒカキン ②思いを持って毎日発信すること。例)ゆうこす ③油断しないこと。
- 【落合】経営者の仕事は2つ。「組織にビジョンを語ること」「組織を管理すること」。ビジョンを語り、人をモチベートすることは今のところAIにはできない。そのため、ビジョンを語れる経営者は代替不可能。しかし、管理ならAIにもできる。管理するだけの管理職はAIで十分。
- 【落合】「君にしかできない状況を創り出せ」= 職業・職能を考える上で、最終的に「ある市場や経済圏の中で、その人しかできない状況をつくる」ことが重要
- 【堀江】「100万分の1のレア人材になろう」=「3つの分野で100分の1を目指す」(藤原和博氏)
- 【堀江】1年後だってどうなっているかわからないのに、 10 年後の未来を想像することに何の意味があるのだろうか。
- 【落合】「自分の時間をより有効な探査的な投資に開放すれば、それは自分の富を増やすことになる」(思想家リチャード・バックミンスター・フラー)
- 【堀江】メジャーでなくニッチなことであれば、ライバルは少ないし差別化も楽。たとえニッチ市場であっても、世界規模で見れば大きな市場規模となるのだから、むしろチャンスしかない。ニッチな市場でも、そこに小さな1を足し続けていくことが、今後到来するであろう「仕事のない世界」をサバイブする秘訣。小さくても何かを成し遂げることが自信となり、さらに新しくて面白いことにチャレンジできるようになる。
- 【堀江】人は、自分が持っていない磨かれたスキルを持っている人に惹かれるもの。例)誰よりも足が速いことで世界を熱狂させるウサイン・ボルト
- 【落合】未来が不安な若者は、仕事になる趣味を3つ持て。仕事にできるような趣味が3つもあれば、すでに君は代替不可能な存在になっている。
- 【落合】実経験をベースに話せる人は強い。自分の生き方、自分がやってきたこと、今やっていることのすべてがつながっている人は、自分でもその生き方を楽しめる。そこでフォロワーを引きつける美学をつくれるかどうか。
- 【落合】「不確かな持論を持つ思想家の道を辿れ。自らの考えを論争の脅威にさらけ出せ。率直に意見を述べ、変わり者のレッテルよりも、従順という汚名を恐れよ。そして、自分にとって重要に見える問題のために、立ち上がり、どんな困難にも立ち向かえ」(IBM初代社長トーマス・J・ワトソン)
私はこのふたりの考え方がすごく好きなので、堀江さんの『ゼロ』や『多動力』、落合さんの『日本再興戦略』なども読んだのですが、本書に書いてあることは基本的におふたりがずっと言い続けていることです。
そのため彼らの情報をよくフォローしている人にとっては、この本を読んでもあまり目新しい発見はないかもしれません。
ただし、「自分の仕事をつくる」という点にフォーカスされているので、これからの働き方について考えたい人にとってはすごくおすすめできる本でした。
10年後の仕事を創るための5つの問い
これらの教えを受けて、「よーし、なるほどね」と分かった気になるだけでは何の意味もありません。実際に自分の行動に反映させて、自分ならではの仕事をつくっていかないと。
そこで、本書で語られていたポイントに基づいて、「10年後の仕事をつくるための5つの問い」を設定してみました。
【10年後の仕事をつくるための5つの問い】
① あなたの「好き」は何ですか?
② あなたのポジションはどこにありますか? それは「他人と違うこと」になっていますか?
③ 作業にハマっていますか?
④ 思いを持って毎日発信していますか?
⑤ 「100分の1」になれる分野は3つありますか?
以下、自分の思考の整理のために書き出してみましたが、あなたもご自身の例で考えてみてください。
あなたの「好き」は何ですか?
「『好き』は何?」
とにかく好きなことは、ブログを書くこと。厳密に言えば、書いて、いろんな人に読んでもらって、好意的な反応をもらうこと。そして、自分の発信した情報で、人の心と体を動かすこと。
そこから「タケダさんのブログを読んでぼろぼろ泣きました」「タケダさんの記事のおかげで、背中を押されました」などと、読者の心と体を動かせれば(感動を生んだり行動を促したりできれば)、ああブログやっててよかったなあ、はやく次の記事を書きたい!となる。
【① あなたの「好き」は何ですか?】
ブログを書いて、読者の心と体を動かすこと。
あなたのポジションはどこ? それは他人と違うこと?
「ポジションは?それは他人と違うブルーオーシャンか?」
取るべきポジションは「ルワンダ」。青年海外協力隊で2年間ルワンダに住んでおり、これから現地に戻って起業する。
この国には日本人で情報発信している人や、起業している人も少なからずいる。ただし、私が掲げている働き方「日本とルワンダをつなぐ総合メディア」という立ち位置は、誰ともかぶっていない。
この「総合メディア」は「媒体(つなぐもの)」として、情報発信にとどまらず、旅行コーディネートやスタディツアーの企画・運営、日本企業のルワンダ関連コンサルタントという価値を提供する。
「日本とルワンダをつなぐ総合メディア = 情報発信 ×(観光+ビジネス+人材育成)」というポジションで、自分にしかできない仕事をつくり出す。
【② あなたのポジションはどこ?】
ルワンダがベース。情報発信と観光・ビジネス・人材育成をかけ合わせて、総合メディアとして価値を生み出す。
ポイント:好きなことを今までにはない組み合わせとかけ合わせて、自分なりの新しい分野をつくること
作業にハマっていますか?
「作業にハマっているか?」
自分のポジションを取る上でいちばんの軸となる「情報発信」にハマっている。暇さえあればTwitter、ブログを触っている。そのための情報収集、ネタ作りも常に考えている。
【③ 作業にハマっていますか?】
「情報発信」にハマっている。
思いを持って毎日発信していますか?
ブログは毎日更新こそしなくなったが、Twitterは毎日発信している。今後は特にルワンダ情報に力を入れていくつもりで、「ルワンダニュースのまとめツイート」は昨日から開始。
ルワンダノオト(@Rwandanote)アカウントにて、ルワンダの気になるニュースをピックアップ&日本語で要点をまとめて、これから毎日ツイートしていきます!
ルワンダの最新情報を手軽に収集したい方はぜひフォローを! https://t.co/JMRklK0tFv
— タケダノリヒロ@ルワンダから一時帰国中 (@NoReHero) 2018年4月23日
日本人がなかなか見ることのない現地メディア情報を日本語に訳し、要点をまとめて毎日発信することで、自分自身の知識拡大および「ルワンダの専門家」としての地位を築いていく。
【④ 思いを持って毎日発信していますか?】
ルワンダニュースのまとめツイートを毎日発信する。
「100分の1」になれる分野は3つありますか?
「『100分の1』になれる分野は3つあるか?」
例)落合陽一 →「教育者」×「研究者」×「経営者」×「メディアアーティスト」
自分の場合は「営業」×「コミュニティ開発」×「ブロガー」。
これらをかけ合わせて、スタディツアー運営や企業コンサルに活かす。「経営者」としての「ビジョンを語る力」「マネジメント力」もつけたい。
【⑤ 「100分の1」になれる分野は3つありますか?】
「営業」×「コミュニティ開発」×「ブロガー」のスキルを、スタディツアー運営や情報発信に活かす。
5つの問い まとめ
【10年後の仕事をつくるための5つの問い】
① 「好き」は何?
ブログを書いて、読者の心と体を動かすこと。
② ポジションは?
ルワンダがベース。情報発信と観光・ビジネス・人材育成をかけ合わせて、総合メディアとして価値を生み出す。
③ 作業にハマってる?
「情報発信」にハマっている。
④ 思いを持って毎日発信してる?
ルワンダニュースのまとめツイートを毎日発信する。
⑤ 「100分の1」になれる分野は3つある?
「営業」×「コミュニティ開発」×「ブロガー」のスキルを、スタディツアー運営や情報発信に活かす。
「自分の名前を仕事にする」とは?
上記の5つの問いについて考えていて、「自分の名前を仕事にする」という最近よく聞くことばを思い出しました。
私もこの考え方に憧れをもち、そんな風に働けるようになりたいと思ってはいたものの、実際に「自分の名前を仕事にするってどういうこと?」と聞かれてもいまいち上手く答えられないような状況でした。
でも、『10年後の仕事図鑑』を読んで、その答えがわかったような気がします。
自分の名前が仕事になったら、それは自分でつくり出した新しい仕事だから、みんなが知っているような職業名はありません。そのため、ホリエモンは「ホリエモン」、落合陽一は「落合陽一」として認識されています。
そして何をやっているかよく分からないけど、その人にしかできないことをやってるよね、と思われていますよね。
つまり、「自分の名前を仕事にする」条件とは、①自分でつくり出した新しい仕事であること、②その人にしかできない仕事であること、③その仕事が社会から求められていること、の3点になるのではないでしょうか。
10年後、自分がどんな働き方をしているのか、楽しみですね。
本書には「10年後になくなる仕事・減る仕事」「10年後に生まれる仕事・伸びる仕事」リストも掲載されています。堀江さんは未来を予測することにあまり意味はないとおっしゃっていますが、気になる方はぜひチェックしてみてください!
オンラインで仕事をつくるならこの本!
オンラインで100億円売った人の本を読んでみたら想像通り怪しかったけど役立ったこと
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