アフリカ・ルワンダ在住、タケダノリヒロ(@NoReHero)です。
タンザニアに旅行して、ダル・エス・サラームで「ティンガティンガ」を体験してきました。
まずは30秒のダイジェスト動画をどうぞ。
本記事では、ティンガティンガとはなにか、ティンガティンガ体験の様子、ティンガティンガ体験の料金やアクセスを紹介してます。
もくじ
ティンガティンガとは
そもそも「ティンガティンガ」ってなんなんでしょう?Wikipediaの情報をまとめました。
- 1960年代にダルエスサラームにおいて、エドワード・サイディ・ティンガティンガが生み出したポップアート
- おもに動物や植物の絵が描かれる
- 当初はメゾナイトと呼ばれる建築資材に、エナメルペンキで描かれ、専門的な絵画教育を受けていない素朴な技法が評価された
- ダル・エス・サラームには「ティンガティンガ村」と呼ばれるエリアがあり、作品を買ったりワークショップを体験したりできる
もとは「ティンガティンガさん」という方が始めたアートだったんですね。それがいまではタンザニアを代表するアートになっています。
ティンガティンガ描いてみた!
ティンガティンガ村に行って、先生に習いながらティンガティンガを自分で描いてみました!体験の様子をレポートします。
予約&相談
予約時に、「何の動物を描きたいか」「どんな色使いにするか」を相談。動物はゾウ、サイ、シマウマ、ライオンなど。ぼくはキリンを選びました。
色使いはカラフルなものが一般的なんですが、ぼくはもうすこし落ち着いたのが良かったので白黒をチョイス。
輪郭を描く
背景の色だけ塗られたところからスタートして、キリンの輪郭を描いていきます。
筆で絵を描くなんておそらく15年ぶりくらいで、いきなり大苦戦。
間違ったら先生が布でふきとって消してくれるんですが、ぼくのタッチがあんまりだったようで、何度も何度も修正されました。
褒められて伸びるタイプのぼくは、「そんなにダメかね…」と開始15分でふてくされる始末。しかし「ブログのネタになるから…」と耐え忍びました。
たてがみをシュッと描くのとか、簡単そうに見えて以外に難しかったです。
塗りつぶす
輪郭と背景の木を描いたら、黒く塗りつぶしていきます。
葉っぱを描く
丸い葉っぱは、綿棒でポンポンと押して描き出します。これは画期的!
乾かす
ここから白い絵の具を重ねていくので、ひなたでしばらく乾かします。
影を入れる
白い絵の具を使って、影を入れていきます。
グラデーションは乾いた筆でポンポンと叩いて、すこしずつ絵の具を伸ばすんですね。こうやって描いてるのか…。
このグラデーションをつけるのも、おなじようにやってるはずなのに先生のように上手くできない…。
このあたりから「どうせ家に飾るのは先生のだし、自分のは適当でいっか」と投げやりに。
柄を描く
さいごに目や体の模様を描いて完成!
右がタケダ作。絵心ない芸人にしては、なかなかの出来栄えではないでしょうか。
あまりじっくり見られると、水玉模様の投げやり感とかがバレるのでさらっと眺めてください。どうです。かわいいでしょ。
さいごに先生たちと記念撮影!
ふてくされながらもなんとか描き切りました!気に入ったので部屋に飾ってます(もちろん先生が描いたやつ)
ティンガティンガ料金・アクセス
ティンガティンガ体験の情報まとめ。
ティンガティンガ体験・料金
料金は交渉次第のようで、ぼくはダル・エス・サラーム在住の友人に交渉してもらって70,000TZS(約3,500円)でした。年々値段は上がっているそう。
でもワークショップ代とおみやげ代と考えれば、十分出す価値はあると思います。自分の作品と先生の作品2つを持ち帰れます。
ティンガティンガ体験・時間
ぼくの場合は朝9時に始めて、午後1時ごろに終わりました。白と黒の二色しか使わなかったんですが、もっとカラフルにしたらもうすこし時間がかかるかもしれません(色を塗り重ねるたびに乾かすので)。
想像以上に時間がかかるので、ダル・エス・サラームで丸一日過ごせる日でないと厳しそうです。
ティンガティンガ体験・予約方法
今回は5日ほど前に現地で直接予約しました。
サイトにはメールアドレスや電話番号も載っているので、こちらからも予約できると思われます。
Phone:
Zachi Chimwanda (chairman) +255 752980498
Rashid Munyana (secretary) +255 654574808
予約無しでも体験できるのかはわからないので、上記コンタクト先に問い合わせてみてください。
ティンガティンガ村・アクセス
ティンガティンガ村は正式には「Tinga Tinga Arts Co-operative Society」というようです。
ジュリウス・ニエレレ国際空港からは車で1時間弱。
同じ通りにケンタッキーがありました。美味しかったです(ルワンダにはファストフード店がない)。
ダル・エス・サラームではタクシー強盗などによる法人被害が多発しています。このティンガティンガ村付近でも事件があったそうです。通常のタクシーは強盗グループとグルになっていることもあるので、UBERを使うのがおすすめ(UBERも危険性はゼロじゃないですが)。くれぐれもお気をつけて。
ティンガティンガ村では体験だけでなく、膨大な量の作品から選んで買うこともできるので、お時間があればぜひ足を運んでみてください。
公式サイト:Tinga Tinga Arts Co-operative Society
トリップアドバイザー:Tinga Tinga Arts Co-operative Society
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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