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28歳になりました!
お祝いのメッセージをいただいた方ありがとうございました!
友人への近況報告を兼ねて、最近の心境など書いておきます!
・いまどこで何してるの?
アフリカのルワンダの農村で青年海外協力隊としてボランティアやってます。
もともと社会貢献を仕事にしたいと思ってたものの、現場経験が足りないなと思ったので参加しました。
コミュニティ開発といって、住民の生活向上のお手伝いを、とくに水・衛生環境の改善に携わることがぼくの任務です。
小学校の衛生クラブ組織化・指導、学校と地域を巻き込んだ衛生啓発イベント、安全な水へのアクセス向上などを計画・実行中!
・いつ日本に帰って来るの?
来年18年の1月中旬に帰国します。
・1年前と変わったこと
少しだけ現実的にものごとを捉えられるようになりました。
ルワンダに来る前は「社会貢献したい!」「ソーシャルビジネスやりたい!」「世界を変えたい!」と息まいていましたが、小僧、そんなに簡単じゃねえぞ、と1年前の自分に言ってやりたいです。
もちろん、そんなに甘くないだろうなということはなんとなく分かっていたつもりですが、ルワンダで1年以上暮らしてみて、手触り感をもってそれを知ることができたのが大きな収穫です。
就職して、いずれは社会貢献事業に携わりたいと思っていたものの、「もし社会貢献事業部に配属されたとしても、リアルな現場も知らないままで『社会貢献』なんて語っても薄っぺらくね?」と思って、会社を辞めて協力隊に来ました。
よかったです、来て。
きっとこういう世界を自分の目で見て、足で歩いて、手で触れたからこそ分かることがたくさんあると思います。
いま気づいてなくても、後から「ああ、あれはこういう意味があったんだ」って気づくこともあるだろうし。
アフリカに来れば困ってる人がたくさんいて、誰かの役に立つなんて簡単だろうと思ってました。自分にもなにかできることがあるだろうと。
でも、ルワンダに限って言えば、死ぬほど困ってる人なんてそんなにいませんでした。ただし、よくよく見れば人の助けを必要としてる人たちはたくさんいます。
でも、その人たちの役に立とうと思っても、いろんな要因が複雑に絡み合ってて、それをほどくには時間と労力とスキルと精神力がいります。
だから、まずは「個」の力を高めようと思いました。
「世界を変えよう」ではなく「自分のまわりの世界から変えていこう」と思うようになりました。
人の役に立つとか、社会貢献とか、そんな大それたことを言う前に、自分がやりたいこと、好きなことを突き詰めて、できることを増やして、まずはまわりの人たちを幸せにできるようになろうと。
それを夢中でやっていけば、いずれはそれが大きな意味をもつようになると思ってます。
けど、「本当にやりたいことを見つける」ってものすごく難しいです。
繰り返しになりますが、「アフリカに来たら命に関わる問題を抱える人たちのために働いてれば、必死にならざるをえないだろう、がむしゃらに働くためのなにかが見つかるだろう」と思ってましたが、そんなことなかったです。
こんな日本から1万km離れた国まで来ても、「やりたいこと」なんて簡単には見つかりません。
でも、その小さな火種のようなものは感じることができる。
だから、面白そう、なんとかしたい、なんとかしなきゃって思ったことは、片っ端からやっていこうと思っています。これからもずっと。
空振りしてもいいし、デッドボール食らってもいいから、とりあえず打席に立たないことには始まりません。
それにチャンスの数はコントロールできなくても、打席の数は自分次第でいくらでも増やせます。
だから、ルワンダでの残り9ヶ月とそれ以降の数十年も、こんな感じで楽しんでいこうと思います。
28歳は勝負の年。はたらき方について、良質なコラムを掲載している『Books & Apps』に『自分のキャリアの作り方。何歳までに何をやるべきか』という記事がありました。
経験豊富な経営者の語る、キャリアの作り方。28歳は最初の分岐点になるそうです。
斜に構えたり、ヘンに世の中をわかったように振る舞うのはまだ早い。28までに死力を尽くした経験を持つ人間と、そうでない人間では、仕事に対する態度が全くことなってくる。前者には輝かしいキャリアがまっている。だが後者には人に使われる人生が待つだけだ。
引用元:Books & Apps
死力を尽くす…!!
がんばろ。
最後に、お願いです。
みなさんがぼくのために誕生日プレゼントを渡したくて仕方がないけどもルワンダにいて渡せないからしぶしぶ諦めているのはよく承知しております。
なので、どうせ受け取れないので、代わりにぼくの地元である熊本に義援金を送ってください。
ちょうど1年前、自分の誕生日の1日前に、自分の故郷で大きな地震がありました。
けど、ぼくは日本には帰りませんでした。
つくづく親不孝というか地元不孝だなと思いますし、それをお金を送ることだけでチャラにできるなんて思ってません。
それでも、お金があれば解決できることはたくさんある、というのはこの1年ルワンダで身をもって知ったことです。
このブログを見てルワンダまで会いに来てくれた人のなかにも、熊本に支援に行ってくれた人がたくさんいて「まだまだ復興が進んでない地域がある」ってことも聞いてましたし、こんな記事も出ています。
なので、ぼくに誕生日プレゼントをあげたかったなという奇特なお気持ちを少しでもお持ちの方は、熊本への義援金という形で送ってもらえれば、それがいちばんうれしいです。
やり方は簡単。義援金の使いみちには3種類あるので、こちらのサイトから確認してください。
ぼくは「ふるさと納税」を使いました。ネットからクレジットカードで支払い可能で、しかも熊本の特産品を受け取れます。登録が必要ですが、無料だしすぐできるのでおすすめ。
| 熊本県[くまもとけん]のふるさと納税で選べるお礼の品・使い道
いつか大好きな熊本にも貢献できるように、28歳も最大限背伸びしてがんばります。
産んでくれて、育ててくれて、ありがとう。
竹田憲弘(@NoReHero)
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社会起業家に憧れて会社を辞めた私が、アフリカで1年ボランティアして学んだこと。
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