自分ではそんなつもりないのに相手の地雷を踏んでしまったり、褒めたつもりなのに逆に傷つけてしまった、ってことありますよね。
ぼくもそんなことがよくあるんですが、先日はコンプレックスを思いっきりえぐられてがっつり凹みましたw
そんなコミュニケーションに関して。不用意に人に嫌な思いをさせないように気をつけましょう。
とあるおばちゃんに言われたこと
先日、近所のおばちゃん(ルワンダ人)にこんなことを言われました。
「ノリはほんとに痩せてるわね。顔もすごく細いし」
「食べても太れないんだよ」
「食べる量が足りないのよ」
「そんなことないよ。いっぱい食べても肉がつかないんだよ」
「そんなはずないわ。もっと食べなきゃダメなのよ」
ここで完全にカチンと来て、思いっきり相手の分からない英語で言い返してしまいました(大人げない笑)
この文章だけ読んだら「そんなに怒ること?」と思われるかもしれませんが、「細いこと」がぼくにとってはコンプレックスなんです。
「痩せてるね」が嫌なわけじゃない
身長180cmに対して、体重57kg±1~2kgを行ったり来たり。
これ、テイラー・スウィフトと同じらしいです。セレブリティ体型(ちなみに年齢もおなじ)。
もちろんただ「痩せてるね」って言われたぐらいで嫌な気分になるわけじゃありません。
初対面での「細いですね!」とか、久々に会ったときの「また痩せたんじゃない?」とかなら全然いいんです。
別にうれしくはないですが、コミュニケーションを取ろうとしてくれてるんだなと好意的には思います。
今回すごくイラッとしたのが、おばちゃんに「食べる量が足りないのよ」と言われたこと。
いやいやいや、おまえがなにを知ってんだよ、と。
おれは自分でも細い体じゃ情けないなと思って、これでも努力してるんだよ!!!
「痩せやすい体質だから」って思って何度も諦めようと思ったけど、それでも懲りずにいろいろやってるんだよ!
食べる量を増やしたり、回数を増やしたり、「太る人用のプロテイン」飲んだり、「男 太り方」とか「脱 ガリ体型」とかで検索したりしてんだよぉぉう!!!どうだ!必死だろ!くそう。
そんなことも知らずに、こっちの努力を全否定しやがって…。ううぅ。
もちろんその努力が足りないからか、方向性が間違ってるからか、いまだに細いままなんですが、それでも健康を害するレベルには落ちないようにちゃんと気を遣って維持してます。毎日体重もはかってるし。
褒め言葉で傷つく人も
今回ぼくが言われたのは「もうちょっと太ったほうがいいんじゃない?」というアドバイスでしたが、褒め言葉のつもりでも相手を傷つけてしまったりすることもありますよね。
「色、白いですね」って言われた相手は、「(もっと日焼けした色の肌になりたいのに…)」って思うかもしれないし、
「小さくてかわいいね」って言われた相手は、「(もっと背が高くてスラッとした人になりたいのに…)」って思うかもしれません。
美人な女友達に「きょうもかわいいね」って言ったらふつうに嫌な顔をされたこともあるので、ほんと価値観は人それぞれですよね(単純にチャラいやつだと警戒された説w)。
だから、たとえ褒め言葉であれ、人の外見について安易に言及するべきじゃないとぼくは思います。
結果ではなく努力の過程を見よう
でも、そんなこと言ってたらコミュニケーションが取れなくなっちゃいますよね。
じゃあどうしたらいいのか。
大事なのは、結果ではなく努力の過程を見ること。
あなたがダイエットを必死にがんばっていたとします。
そしたら、「○○さんって、痩せてるよね」と言われるよりも「○○さん、痩せたよね」って言われたほうが嬉しいんじゃないですか?
なぜなら「痩せてる」はただの状態ですが、「痩せた」は変化を表すからです。
つまり、前者はあたかも自分がなにもしていないかのように聞こえますが、後者だとその努力の過程を認めてもらえたような気分になるんですね。
人は結果よりも、そのプロセスを認めてほしいもの。
だから、「すごくスタイルがいいですね」といまの「状態」だけを褒めるのではなくて、「なにか運動とかされてるんですか?」と「努力の過程」を聞いてみたら、「じつは毎日ヨガをやってるんですよ!」と喜々として教えてくれるかもしれません。
ぼくも「あれ、前よりちょっと筋肉ついたんじゃない?」とか言われたら「じつは筋トレがんばってるんだー♪」って嬉しくなっちゃいますもん(単純)。
ということで、世の中にはぼくのように傷つきやすい人がたくさんいるので、たとえ褒め言葉のつもりでも、これ以上ぼくらのガラスのハートを叩き割らないでくださいというお願いでした。
ルワンダだと美味しいご飯になかなかありつけないから、体重維持するのほんと大変なんですよね。。まじでイヤミとかじゃなく。。
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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シワを醜いと思う女・愛しいと思う男。完成度より親近感