ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です
ルシシロ小学校での衛生クラブ(委員会)での活動の様子をお伝えする『ルシ通信』の12回目
子どもたちと接していて「学校の先生にならなくてよかった」と心から思いました
何か嫌なことでもあったのかと言うと、そうではなく、むしろ逆
もし先生になってたら、感動しすぎて大変だったろうなと思ったというお話
発表会の練習にて
今週の金曜日は各クラブが活動報告をする発表会
先週行われたリハーサル後、「本番までにもっとちゃんと準備するよ!」と生徒たちも言ってくれてたので、前日に様子を見に行きました
「明日の発表、何するか決まった?」
「ううん、なにも…」
おいおい大丈夫か!発表明日だぞ!
と言ったところでどうなるわけでもないので、リーダーを指名して話し合いをさせることに
前回のリハーサルで他のクラブの発表を見てどんなことをやればいいかは分かってるはずなので、ぼくは口出しせずに端っこに座って見てることにしました(ルワンダ語で話されたら着いていけないだけですがw)
着々と進む話し合い
いつの間にか劇をやることになったみたいで、役が決められ、即興で筋書きと台詞が決まっていきます
すごいなおいw
完全に役に成りきってる子もいれば、全力で感情表現する子も。坂上忍もびっくりだよ
自分だったら「練習だからいいじゃん」とか斜に構えて棒読みしちゃうと思いますが、そんないけ好かない子どもは一人もいませんでしたね
水を飲む演技も実際にがぶがぶ飲むし、病気になって吐く演技も『細かすぎて伝わらないモノマネ選手権』に出れるんじゃないかと思うほどリアルにやってくれました(オロロロロロロって)。みんな良い子だ
中心になってまとめてくれたのは6年生の子たちだったんですが、11月の頭で今年度は終わり、彼らも卒業してしまいます
もうちょっと色々一緒に出来ると思ってたのに、気づけばあと1ヶ月しかありません
そんなことを今さら自覚して、急に切なくなってしまいました
あー、いなくなっちゃうのか、と
ぼくの両親も、母方のじいちゃんも、小学校の先生でした
お父さんもお母さんもじいちゃんも、毎回生徒を送り出すたびにこんな気持ちになってたのかなあ
毎日生徒と接してたらきっと憎たらしいとか煩わしいとか思うこともいっぱいあるんだろうけど、子どもの成長を目の当たりにして、その向こうにキラキラした可能性みたいなものを感じることが出来るのはすごく素敵な仕事だなあと思いました
残念ながら明日の本番は用事があって見に行くことが出来ませんが、先生に写真を撮ってもらうように頼んでおきました。次に会った時に感想を聞くのが楽しみです
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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