ルワンダで水を買ったら罪悪感を感じた話

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ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。

コミュニティ開発という職種で、水・衛生環境の改善に携わっています。

ぼくが住んでいるのはルワンダのルワマガナ郡、ムシャセクターという地域。

家に水道が通っていない家庭も多く、毎日たくさんの人が公共水栓を利用しています。

ぼくが勤めているセクターオフィスの前には、今日も数えきれないほどの黄色いジェリカンが並んでいました。料金は1缶20Lで30RWF(5円弱)

ある人に「何時間ぐらい待つの?1時間ぐらい?」と聞いたら、「そんなに早くないわ。3時間ぐらいよ」と笑いながら言っていました。

水汲みだけで3時間。

でもこれをやらないと、この人たちは生きていけません。

女性や子どもは頭に1缶乗せて運びますが、男性の場合は自転車に4~5缶括りつけて運んでいます。

1個20Lなので、5個積んだら100kgに。それを積んで舗装されていないガタガタの坂道を帰ります。

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しばらくここにいた人たちと話した後で、ぼくも水を買いに行きました。

家には水道が通っているので水汲みをする必要はないんですが、飲み水用に近くのお店でミネラルウォーターを買っています。

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1.5Lで500RWF。日本円にすると80円にもなりませんが、村のみんなが使っている公共水栓と比べれば値段は220倍です。

いままでもこうやって水を買っていたんですが、お店の人に500RWF札を渡すとき、ものすごく変な気持ちになりました。なんか悪いことをしているような。

村の人たちは3時間も待って100kgのジェリカンを運んでるのに、ぼくは彼らの220倍のお金を払って、綺麗で安全な水を一瞬で買ってるんです。

罪悪感や同情を抱いたところで何の解決にもならないし、彼らと生活レベルを合わせればいいという訳でもないことは分かってはいますが、なんかこう、もやもやっとしてしまいました。

ここまで強くこんな気持ちになったのは初めてなので、それもある意味成長だと捉えて、自分に出来ることを考えていきます!

タケダノリヒロ(@NoReHero

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