ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
近所にいつもミネラルウォーターを買っている小さなお店(※)があります。
※ルワンダではアリメンテーション(アリメン)、アジアなどではパパママストアと呼ばれるような店
いつもどおりそこに水を買いに行きました。1.5Lで500RWF(約80円)。
ところが財布には、いちばん大きい紙幣である5,000RWF札しか入っていません。
店のおじさんもお釣りがないとのこと。その辺にいた近所の人に崩せないか聞いてくれてましたが、両替も出来ず。
「今日は水諦めようかな…」と思っていたら、おじさんが5,000RWFをぼくに返してこう言いました。
「お金は明日でいいよ。水、持っていきな」
まじですか、おじさん。
最近この村の家庭調査を始めて分かったことですが、この辺りの人たちの収入は1日1,000RWF(150円)程度です。
このおじさんはお店を営んでいるのでもう少し稼いでそうですが、それでも500RWFの収入を先延ばしにするのはわりとリスキーだと思います。
ここでお金の代わりに交換しているのって、「信用」ですよね。
おじさんは「ノリならいつも来てくれてるし、明日返してくれてるだろう」とぼくを信用してくれました。
ぼくの方でも「こんな風に良くしてくれるなら、またここで買おう」とおじさんに対する信用が増します。
そうすると、長期的に見ればおじさんの店に落とすお金の量も増えるはずです。
信用がお金をまわすという話は、ホームレス芸人・小谷さんのエピソードからも「なるほどなー」と納得することが出来ます。
キンコン西野「信用は現金化できる」 ホームレス芸人・小谷がお金に困らない理由を分析
こんなお金の稼ぎ方も素敵ですね。
タケダノリヒロ(@NoReHero)