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アフリカ・ルワンダ在住のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
こんなツイートをしたら、びっくりするくらいの反響がありました。
10年前は英語もしゃべれなかったし、ましてやルワンダ語なんて存在すら知らなかったし、ウクレレも弾けなかったし、ブログもかけなかったし、自分でWebサイトを作れるようになるなんて思ってもなかった。10年前の自分、人生は面白いぞ。そして10年後はきっともっと面白い。
— タケダノリヒロ🇷🇼ルワンダスタツア参加者募集中 (@NoReHero) September 22, 2017
ということで、今回は「人生っておもしろい!」と思える「みんなの10年前」を紹介して、「どうやったら『面白い10年後』をつくれるのか?」を考えてみました。
みんなの10年前
ツイッターでいただいたリアクションの一部を紹介します。
https://twitter.com/europe_life15/status/911363314105581569
この感覚にすごく共感します。
3年前ウズベキスタンなんて知らなかったし、ウズベク語、ロシア語はおろか英語も話せなかったし、世界がこんなに面白いなんてわかろうともしていなかった。
世界はもっと面白くなる。 https://t.co/NK8quB6Mia
— すぎっしゅ┃ユスフデザイン (@sugisshu) September 23, 2017
https://twitter.com/hassy_nz/status/911485707050401792
https://twitter.com/ChikaCaputh/status/911497734477271041
https://twitter.com/Tabibito_Kujira/status/911500108432154624
10年前、というか11年前は小学6年生、不登校で学校行ってなかった。卒業式も校長室で一人でやった。5年前は精神的に病になって毎日鬱状態、自殺したいと思っていた。そんでもって23歳の今はアフリカで難民支援したり、国際NGO起業したり、テレビや新聞出たり。人生何が起こるか分からない! https://t.co/FXmq0DFGZe
— 原貫太 / フリーランス国際協力師 (@kantahara) September 23, 2017
10年前は英語はおろか韓国語すら喋れなかったしダンスもド下手で背の高さ以外に自分を誇れる部分が何一つ無かった。当時は好きな子に告白する勇気さえ無いヘタレだったけど、この10年間で一気に世界が変わった。経験できる事が全て異次元並みに変化した。世界は変えられる。次の10年間も楽しみ。 https://t.co/je4wkO80mL
— Tちゃん in カルガリー🌐カナダWH (@HDHT_88) 2017年9月23日
やりたいことがわからなかった時代を抜けて、語学やWebのスキルを身につけた人。「世界はもっと面白くなる」「世界は変えられる」という人。鬱や自殺願望を乗り越えて国際協力にはげむ人。
ここで紹介したのは、いただいたコメントのほんの一部です。こんなにもたくさんの人が、10年前と比べると大きな成長を遂げ、価値観まで変化させてるんですね。
人生っておもしろい。
なにげなく生きていたら自分にどんな変化が起こっているかは気づきにくいもの。「私は成長なんか全然していない」「これからもなにかが変わるとは思えない」と思ってしまいがちです。
でも、「10年」というまとまった期間で振り返れば、自分自身に劇的な変化が起きていることに気づくはず。
タケダの10年間
ぼく自身もあらためて考えてみるまで気づきませんでしたが、この10年で大きく成長していました。
たとえば「英語」に関して。
英語習得まで
10年前は大学一年生。地元・熊本から上京して、早稲田大学の国際教養学部に入りました。
当時はこれと言ったスキルや特技もなく、強いて言えばバンドサークルに入ってベースを弾いていたくらい。
いまでこそ英語でのコミュニケーションに臆することはなくなりましたが、当時はコンプレックスの塊でした。
ぼくが入学した国際教養学部(通称「国教」または「SILS」)は、生徒の1/3が帰国子女、1/3が留学生、残りの1/3が純ジャパ(海外経験の少ない「純粋なジャパニーズ」)という特殊な環境。ぼくはもちろん「純ジャパ」です。
授業は基本的にすべて英語。講義中、ネイティブの先生が発するジョークもまったく聞き取れず、みんなが笑ってるのに合わせて愛想笑いをするという卑屈になりそうな毎日でした。
2年生になって、学部のシステムで半強制的に10ヶ月の留学。アメリカやイギリスはふつうだなと思ったので、アイルランドを選びました。
この写真はリア充感あふれてますが、彼らは日本語を習っている、日本に留学したことがあるという縁もあって仲良くなれました。
でもそれ以外では、友だちゼロ。寮で4人のアイルランド人とフラットシェア(部屋は別々でキッチン・リビングだけ共同)をしていたんですが、たぶん10ヶ月の総会話時間は5分にも満たなかったと思います。完全にコミュ障ですね。
そんなぼくも留学ですこしだけ英語が上達。残りの大学生活や社会人生活の合間に地道に勉強を続けて、TOEICは900点を越え、英語でのプレゼンも難なくできるくらいにはなりました。
いまではアフリカで、ルワンダ語と英語だけを使って生活しています(意外と日本語も話してるけど)。
成長したなあ。
スキルは積み重なる
「英語」という武器を手に入れましたが、10年前と比べればほかにも「ウクレレ」「営業」「ルワンダ語」「国際協力」「動画編集」などのスキルや経験も、遊びや仕事を通して身につきました。
あと、最近オンライン講座で勉強して「Webデザイン」も基礎的なことはできるように。
10年前の自分から見たら十分「すごい奴」ですが、これからもいろんなことに手を出して、10年後にはもっと別のスキルを身につけている予定です。
こうやって考えると、いかに「積み重ね」が大事がわかりますよね。1日だけでは見えづらい成長も10年分積み重なると、信じられないくらいの変化をもたらします。
とにかくやってみる
とは言え、ぼくはこれらのスキルを百発百中でモノにしてきたわけではありません。
大学時代に第二外国語で習っていて短期留学までした韓国語も、いまでは「トイレはどこですか?」と「お姉さんキレイですね」しか覚えてません。
高校のバスケ部は中途半端に辞めてしまったし、サークルでやっていたテニスはサーブすら満足に習得できなかったくらいです。
だから「続いたこと」「身についたこと」の下には、「続かなかったこと」の累々たる屍が積み重なっているんです。
「やめる」ことはネガティブに捉えられがちですが、自分の趣味程度なら誰に迷惑がかかるわけでもありません。やってみて面白くなければやめればいいし、面白ければ続ければいい。
10年後の自分がいまと大して変わらない人間になるか、別人のように「すごい奴」になるか。その差を生むのは「やるかやらないか」、それだけです。
過去の経験はいつか活きる
「身についたこと」の下にはたくさんの「続かなかったこと」があると書きましたが、いままで役立たなかった過去の経験が、あるきっかけで役立つようになることも。
ぼくは大学時代、なんとなく「『色』っておもしろいな」と思って、「色彩」の勉強にハマっていました。「色彩検定2級」というよくわからない検定を取り、心理学のゼミではすごくマイナーな「色彩心理学」という分野を研究。
探したらゼミでのプレゼン資料が出てきました。「マーブルチョコの色は味覚に影響を与えるのか?」という誰かの論文をまとめたもの。
Assessing the role of color cues and people’s from Norihiro Takeda
英語で書いてあるので頭良さげに見えますが、他人の論文をプレゼン用にまとめただけなので自分で研究したわけではありません。
こんなふうに大学時代は「色」にハマっていたことも、社会人になって忘れていました。しかし、最近Webデザインをはじめたことにより、その知識の活躍の場が復活。
いまさら引用するのも恥ずかしいくらい「意識高い界隈」ではよく聞くことばですが、スティーブ・ジョブズが言っていた”Connecting the dots(点と点をつなげる)“って、ほんとだよなーと実感しています。
ぼくは「色」という点と「Webデザイン」という点が、5年越しでつながりました。
あなたが「こんなことして何になるんだろう」と思っていることも、いつかきっと何かの形で役立つ日が来るはず。
まとめ
自分のスキルを例に、まとめるとこんな感じです。
今回学んだのはこの3つ。
・スキル、経験値は積み重なっていく → たまには振り返って、自分の成長を認めよう
・無数の「続かなかったこと」の上に「続いたこと」がある → とりあえずやってみれば何か見つかる
・「続かなかったこと」がいつか役立つことも → ムダな経験なんてない!
人生はおもしろい。
あなたはどんな10年後を迎えたいですか?
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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