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アフリカ・ルワンダ在住者の【音楽×読書×遠距離恋愛】ブログ

いつから「遊ぶ」のが下手になったんだろう~ルワンダで変わった人づき合い~

time 2017/01/12

アフリカのルワンダに住んでます。タケダノリヒロ(@NoReHero)です。

ルワンダに来て、ちょうど1年が経ちました。1年も異国に住んでいると考え方も変わるもの。

ぼくの場合は、人間関係に対する考え方が変わったなあと思います。

日本と比べて距離感の近いルワンダでの人づき合い。

以前は「用もないのに会いに来るなよ」なんて思ってましたが、それもすこしさびしいのかもしれませんね。


フィールド調査で出会った村の人たち

「家、行っていい?」は挨拶

ルワンダ人の距離感は、ほんとに近い。

初対面でも「家、行っていい?」と言うのは当たり前です。

「家、行っていい?」なんて、用事があるときか、綺麗なお姉さんに対して下心があるときしか言わないですよね。

ルワンダ人はSNSやメッセンジャーも大好きです。

しょっちゅう「Hi」とか「How are you?」とか、特に内容のないメッセージが送られてきます。

「I miss you」もよくある。彼女か。

ルワンダに来た当初は戸惑いました。なんだこれ。うっとうしいなと。

なんなら今でもわりと思ってます。

プライベートな時間と空間をおかされたくないですからね。

「用もないのにメッセージ送ってくるなよ」

「用もないのに会いに来るなよ」

って。

でも、昔はぼくもそんなドライな子じゃなかったんです。

りゅうさん家の思い出

実家の目の前に「りゅうさん」というおばあちゃんが住んでいました(たぶん名字が「笠(りゅう)」さん)。

小学校に上がるか上がらないかのころ、「用もないのに」りゅうさん家にときどき遊びに行ってたんです。一緒に行ってたのは兄ちゃんだったか、近所の友だちだったか。

遊びに行くって言っても、ただ上がり込んでテレビ観てた記憶しかないんですけどね。『桃太郎伝説』かな、観てたのは。いま調べてみたらサブタイトル 「PEACHBOY LEGEND」になってました。めちゃくちゃかっこいいですね。

りゅうさん家はその当時でも珍しかった茅葺き屋根の古風なおうちで、木の戸板でできた趣のある門をガラガラっと横にスライドして敷地内に入っていくだけでも、子ども心にちょっとわくわくしました。

りゅうさんはひとり暮らし。たしかお子さんは別のところに住んでたはずだけど。だから、いま思えば、近所の子どもたちがただ遊びに来るだけでも喜んでもらえてたのかなと思います。

りゅうさんは数年前に亡くなってしまったそうですが、当時を思い出してしんみりしてしまいました。

で、なにが言いたいかというと、用がないのに会い行くのって別に悪いことじゃないよねってことです。

JICAのルワンダ人スタッフ

「ルワンダ人は距離感が近すぎてちょっと戸惑う」という話を、JICA(※)のルワンダ人スタッフにしたところ、こんなことわざがあると教えてもらいました。

※ぼくはJICAボランティア(青年海外協力隊)として活動してます

AGAFUNI KABAGARA UBUSHUTI NI AKARENGE, KANDI ABISHYIZE HAMWE NTAKIBANANIRA

‘A hoe made small from loving work came to visit and together we cultivated our relationship. When united everything is possible.’

英訳引用元:CRAICNI

英文でもいまいち意味が分かりづらいんですが(ルワンダ語からだいぶ意訳されてる気がする)、、そのスタッフさんの話だと、

ルワンダでは訪問することが親密さの証になるんだよ。訪問するって言っても、ちょっとあいさつする程度で大丈夫」

ということでした。それを「鍬」や「耕す」ということばで例えているようです。

ルワンダでは伝統的にそういったコミュニケーションを大事にしてるんですね。

ルワンダには、「Amakuru?」「Bite?」「Umeze gute?」「Yesu akuzwe?」など、英語の「How are you?」にあたることばがたくさんあります。

その辺もカジュアルだけど頻度の高い人づき合いに関係してるのかも。

遊ぶのが下手になった

いまだになにも用がないのにだれかを訪ねるのは苦手ですが、ルワンダ人はそれでも全然ウエルカムで受け入れてくれます。

昔はなにも考えずにりゅうさん家に遊びに行ってたのに、いつからこんなに「遊ぶ」のが下手になったんだろう

ドラマとかで「ちょっと近くまで来たもので」とか言ってふらっと訪ねるシーンを観たことがある気がするけど、自分はそんなことやったことがありません(もちろん数年ぶりにその土地を訪れたとかなら話は別だけど、日常の生活圏内で)。

平成生まれのゆとりかつさとり世代が大人になったから?日本人はみんなこんなもん?

「用もないのに会いに来るなよ」って感じてたのは自分だけなのかな。

でも、なにか用がなきゃ会っちゃいけない人間関係じゃさびしすぎますよね。

別に用がなくても、顔を合わせて元気かどうか確認する、それだけでもいいじゃないかと。

ルワンダでは、あんまり深く考えずにふらっと遊びに行ってみよう。

1年アフリカに住んで起こった心境の変化でした。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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タケダノリヒロ

タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]