タケダノリヒロ.com

アフリカ・ルワンダ在住者の【音楽×読書×生き方・はたらき方】ブログ

ルワンダに10ヶ月住んでいちばん変わったこと

time 2016/11/16

ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です

ルワンダに住み始めて10ヶ月が経ちました

自分の中でいちばん変わったなと思うのは「食に対する意識」です

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日本食が恋しい

日本を出る直前に、父親から「何か食べたいものとかないとね?」と聞かれました

「特にないかな…食にこだわりとかあんまりないし、大丈夫」と答えたんですが、とりあえずバンドをやればモテると思ってたあの頃の自分ぐらい甘かったですね……

いまは食べたいもの、いっぱいあります

お寿司やラーメンはもちろん、吉野家の牛丼でもマックのハンバーガーでも、いまなら喜び勇んで食べますよ

だから、たまに日本から来てくれた方がお土産で日本食をくださると、まじで神の思し召しかと思います

カレールーとかインスタント味噌汁とかふりかけとかインスタントラーメンとか、有り難すぎます

でも、もらってもすぐなくなっちゃうんですよね…ああ、日本食が恋しい

食の必要性

「食に対する意識」が変わったと言うのは、なにも日本食に対する愛が深まっただけではありません

いちばん分かりやすい変化は「いただきます」をちゃんと言うようになったこと

もちろん、どこに行っても「育ちが良さそうだね」と言われるタケダのことですから、「いただきます」ぐらい以前も言ってました(ボンボンではない)

ただ、その「いただきます」に対する心がまえは全然違います

おそらくその原因はふたつあって、ひとつは「命をいただく」過程を学んだこと、もうひとつは「1日3食が当たり前じゃない」と学んだことにあると思ってます

命を頂く

以前、協力隊の先輩隊員のお宅で鶏のと殺を見せてもらいました

いままではスーパーできれいにパックされた肉を、何の気なしに買って、調理して、食べてました

ただ、そのと殺の過程を見たことによって、「食べ物」ももともとは「生き物」だったんだという当たり前のことをリアルに感じることができたんです

だから、「いただきます」にもほんとに「命を頂く」という気持ちが勝手にこもるようになったのかなと

1日3食が当たり前じゃない

ルワンダ農村部の暮らしを知るために家庭調査をしています

当初は水や衛生の状況を中心に調べてたんですが、最近その質問事項に「食事は1日に何回ですか?」を加えました

ぼくは1日に3回食べるのが当たり前だと思ってたので、そんな質問考えもしなかったんですが、調査を手伝ってくれた村の若者のアドバイスによって入れてみたんです

そしたら案の定、みんな全然食べてない

今日は25軒に話を聞くことができたんですが、その25軒のうちすべての家庭が「1日1回、夜しか食べない」と言ってました

これまでに聞いた家庭のなかでも、2食以上食べてるところは数えるほどしかありません

「アフリカでは食べたくても食べられない人たちがいるんだから、残さず食べなさい」というフレーズは日本では時として冗談のように言われますが、ほんとに食べれてない人たちがいるんです

ほんとに1日3食必要なのか?

そもそも「1日3食食べなきゃダメ」って思い込んでましたが、ほんとに必要なんでしょうか?

ぼくの住んでる地域のルワンダ人たちは、食べ物がないとは言ってるけど餓死するほどではありません

だから1日1食でも食べてれば生きていくことはできる

「肉は食べる?」と聞いても「肉なんか滅多に食べれないよ」と、そんなのあり得ないとばかりにみんな笑って否定します

なのに、見るからにガリガリみたいな人はいないし、むしろぼくよりガタイがいい人もたくさんいます

豆とかイモとかばっかり食べててもこんなに立派な体になれるなら、豊富な食事なんて必要ないんじゃないの?とさえ思ってしまいます

食の確保

ただ、

ただね

やっぱりお腹が減るってしんどいですよ

ぼくはお腹が減るとすぐイライラする(らしい)ので、「お腹減ったー」と言うとまわりの友人に「やばい、ノリがイライラしちゃうから食べさせなきゃ」とかよく言われてました

しかも、ルワンダの人たちは「I’m hungry(Ndashonje)」じゃなくて、「I have famine, hunger (Mfite inzara)」って言うんです

「famine」って日本語にすると、「食糧不足」とか「飢饉」ですよ。そんなことば、日本ではニュースや教科書の中でしか見たことありませんでした

でも、こっちではぼくがルワンダ語で単語を覚えちゃうぐらい普通に使ってます(もしかしたら「Ndashonje」も「Mfite inzara」も同じ意味かもしれないけど)

「そんなこと言うなら、お前は何かできるのか?」と言われても、いますぐにこの食糧不足を解決できるような知恵も財力も持ち合わせてません

だから、この記事もふわふわと着地点を探しながら書いてるんですが、ひとつ言えるのは「食の確保」というのを今後のテーマのひとつとして考えていきたいということです

お腹が減ったら好きなものを食べて、「お腹いっぱいだーもう食べれん」とか言えるのってほんとに有り難いことなんだなと思います

だから、せめて「いただきます」ぐらいはちゃんと言おうか、ということが、ルワンダに来て起こった自分の中でのいちばんの変化でした

タケダノリヒロ(@NoReHero)

 

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タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]