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アフリカ・ルワンダ在住者の【音楽×読書×遠距離恋愛】ブログ

こんなところに日本人がたったひとりで住む理由〜世界を広げる〜

time 2016/05/18

ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。

配属先である東部県ルワマガナ郡ムシャセクターというところに住み始めて、3ヶ月が経ちました。

当ブログでもたびたび話題にしていますが、道行く人に「チャイナ!」「ニーハオ!」「ウブシンワ(中国人)!」と声をかけられてイラッとすることがよくあります。

ここにはぼく以外に外国人がほとんどいないので(ごくたまに白人を見かけますが)、黄色人種=中国人だと思われるのも仕方ありません。ルワンダでは中国の支援によって出来た道路や建物が多いらしく、日本よりも関係性が近いようですし。

それで8割方は中国人と間違われるんですが、一度だけ小学生に「イタリア人?」と言われたときは愛想良くボンジョルノしました。

小学生でもどんな人がヨーロッパ人で、どんな人がアジア人かすら知らない子もいるんですね。

ぼくだって子どものころは、日本語以外の言語は全部英語で、日本人以外の人はみんなアメリカ人だと思っていたような気もします。それしか知らなかったんですね。

自分の知識の外に、無限に広がる世界があることにもまだ気がついていませんでした。

ランニング中の出来事

先日キガリマラソンに向けて朝からランニングしていると、登校時間に被ってしまい小学生の大群に遭遇。

その日は本番を意識して限界まで追い込もうと真剣に走っていたので、適当に挨拶して流していました。

「ビテ!(How are you?)」、「サラーマ!(Hello)」「マラムツェ!(Good Morning)」などと声をかけられる中で、ある男の子が「オハヨウ!」と言ってくれました。

数日前にぼくが授業をしたクラスの子が、ちゃんと教えた日本語を覚えててくれたんです。

その場では覚えていても、数日経って、しかも咄嗟に的確なタイミングで外国語を使うなんてなかなか出来ることじゃありません。夕方に「Good morning」って言われることもしょっちゅうですからね。

これには感激しました。

世界を広げる

ぼくがこの村に住むことによって、日本人やアジア人に初めて出会うという人もたくさんいると思います。子どもだったら日本という国の存在すら知らなかったかもしれません。

「チャイナ!」と言われて嫌な気持ちになるのはもちろんですが、それよりもアジアには他にもいろんな国があるのにその可能性を考えず「中国人」と言い切ってしまうことや、それによって嫌な思いをする人がいるということに気づかない、その想像力の無さの方が問題だと思っています。

世界にはいろんな国があって、いろんな人がいて、いろんな言語があって、いろんな文化がある。でもこのルワンダの丘の上の村に住んでいると、そんなことを知る機会はほとんどありません。

テレビなんて普通の人はもちろん見ないし、ネットだってほとんど使いません。だから、自分が知っていることや周りに見えるものだけで世界が完結してしまう。

そうすると、自分の世界の外にあることや未来に対する想像力、問題にぶち当たった時にそれを解決するための発想力を育めません。

だからぼくが、というか、青年海外協力隊が、地方の村に住むことには意味があると思います。ぼくらは地域の人たちの世界を広げることが出来る

「日本人ってこんな風に考えるんだ!」とか「こんな習慣があるんだ!」と知ってもらうことによって、思考の枠を飛び越えて、視野を広げることが出来ると思います。

「世界を広げる」なんて言うと偉そうに聞こえますが、相手以上に効果があるのは自分の方かもしれません。ルワンダのことを知れば知るほど、知らないことがたくさんあるなと気付かされます。

ぼくと接することによって、子どもたちが外の世界に興味を強めながら、自分たちの文化を振り返ることが出来るようなきっかけを与えられたらいいなと思います。

タケダノリヒロ(@NoReHero

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タケダノリヒロ

タケダノリヒロ

1989年生まれ。アフリカのルワンダでボランティア(青年海外協力隊)やってます。Africa Quest. comライターとしても執筆中。 音楽×読書×恋愛×生き方・はたらき方→『タケダノリヒロ.com』 ルワンダ情報専門サイト→『ルワンダノオト』 ※当ブログ記載内容はJICAおよび青年海外協力隊の見解ではなく、個人の見解です。 [詳細]