ルワンダ、新型コロナウイルスに関するカガメ大統領の演説

2020年3月27日夜、ルワンダのポール・カガメ大統領が新型コロナウイルスの状況について演説をおこないました。

この記事では、地元紙「The New Times」の公式ツイッターアカウントが報じた演説内容を、日本語に訳してまとめています。

カガメ大統領の演説内容

新型コロナウイルスのパンデミックに直面しておりますが、この問題に対処する機会を得て嬉しく思います。

世界はこの病気を食い止めるために動いており、最初の症例が約2週間前にルワンダで発見されて以来、誰もがその役割を果たし、貢献してきました。

皆様のご理解、ご協力、ご献身に感謝いたします。特に、私は健康分野の人々に感謝したいと思います。

現在、この国では54の症例が確認されています。

確認された感染者と接触した人を検出し、検査、治療するため、追跡が続くにつれてこの数は増加します。

民間旅客機を止め、国境を越える移動を制限するという難しい決断をしました。

これにより、新たな感染者がルワンダに流入しないことが保証されました。

国内へのウイルスの蔓延を防ぐため、国内輸送を停止しました。

ただし、コロナウイルスは伝染性が高く、まだ十分に理解されていません。

ウイルスが広がらないようにするのは私たちの責任です。

だからこそ私は、政府の指示に従い続けること、そしてこのウイルスに打ち勝つためにどんな困難があってもしっかりと歩み続け、私たちが多くの命の損失防止を保証することを皆に呼びかけたいと思います。

ガイドラインには次のものが含まれます。

  • 家にいること
  • 外出時も自宅にいるときも、自分と他人との間に物理的な距離を保つこと
  • 手をよく洗うこと
  • ウイルスの症状が発生した場合は、当局に連絡すること

ほとんどのルワンダ人にとって、容易ではない期間であることは承知しています。

しかし、我慢強くお願いします。 順調に進んでいますが、まだ気を抜ける余裕はありません。

政府は、この困難な時期にルワンダ人を支援するために、可能な限りあらゆる手を尽くし続けます。

この困難な時期に、民間部門の回復力を構築するための対策が講じられてきました。

関連機関は、コミュニティで最も脆弱な人々を支援するために、社会保護計画に取り組んでいます。 これをスピードアップする必要があります。

また、このパンデミックを管理するために、ローカル・グローバルそれぞれのパートナーと協力して取り組んでいます。

私は特に、支援をしてくださったすべての人々に感謝の意を表したいと思います。特にWHOテドロス博士とジャック・マー氏、その財団に感謝します。

また、アドバイスや寄付品を通じてサポートしてくださったすべての人にも感謝します。

首相が率いる国家タスクフォースを通して、立派な仕事と貢献を示し続けている保健省とその他の政府機関に感謝します。

ルワンダ人として、私たちは一緒に多くの並外れた挑戦を乗り越えてきました。

私たちの回復力と連帯は、新型コロナウイルスとのこの戦いに勝つために、今まで以上に必要とされています。 そして、私たちはこの戦いに勝たなければなりません。

私はこの機会に、もう一度あなたがた一人一人に、行動と態度の両方でそれぞれの役割を全うするようにお願いいたします。

私たちが取った対策は機能しています。

私たちが今日行うことは、このパンデミックをどれだけ迅速に打ち負かすことができるかを左右します。それによって、私たちは日常生活を続けることができるのです。