タケダノリヒロ( @NoReHero)
2回目のルワンダ生活ももうすぐで2ヶ月が過ぎようとしています。
※青年海外協力隊として2016年1月~2018年1月に活動し、2018年9月に起業するため戻ってきました。
本日、長期滞在のためのビザをぶじに取得することができました!!
これですくなくともあと1年はルワンダに滞在できます。この「短期ビザから長期滞在ビザへの切り替えがとても大変」という話をまわりの日本人からはよく聞いていたので、スムーズに終わってひと安心。
それもこれも「こうするといいよ!」と丁寧にアドバイスをくださった友人・知人のみなさんのおかげです。本当にありがとうございます!
そして、これから長期ビザを取得される方の参考にしていただけるように、わたしたちの記録も残しておきますね。必要だったものや意外だったことなども紹介。
長期滞在査証(ビザ)取得までの流れ
わたしと妻は、こんな流れでビザを取得しました。
- (8月3日 短期ビジネスビザ申請@在日本ルワンダ大使館)
- (8月8日 短期ビジネスビザ取得日)
- 9月7日 ルワンダ入国
- 9月25日 会社登記申請&承認(オンライン)
- 10月5日 ビザ延長申請@移民局(1回目)
- 10月11日 移民局員によるオフィスの視察
- 10月25日 ビザ承認のメッセージ受信
- 10月31日 不足書類の提出@移民局(2回目)
- 11月1日 移民局訪問(3回目)&ビザ受理!!
- (11月8日 短期ビジネスビザの有効期限)
ビザの延長申請をしたのが10月5日、そしてビザを受け取ることができたのが11月1日なので、1ヶ月もたたずに長期ビザを取得することができました。ほかの日本人の話を聞くと、これはかなりスムーズな方らしいです。ありがたや。
ただ、日本で取得した短期ビザの有効期限は11月8日だったので、じつはリミットまであと1週間しかなかったんですけどね。
ルワンダ渡航前、日本では3ヶ月有効なビジネスビザを取得してきました(観光ビザは1ヶ月)。「3ヶ月もあれば切り替えも余裕だろ」と思っていたのですが、承認されたビザをよく見てみると、「入国日(9月7日)」ではなく「取得日(8月8日)」から有効になっていました……!わたしたちの場合、取得してから約1ヶ月後に渡航したので、ルワンダに滞在できる期間は3ヶ月ではなく実質2ヶ月ということに。現地で長期ビザに切り替えられる時間は意外と短いので気をつけましょう。
G2ビザを取得、のはずが……
ルワンダの長期滞在ビザ(Temporary permit)には、「A」から「Z」まで以下の種類のビザがあります。
B-Agriculture and related activities
C-Prescribed Professionals
D-Diplomats
E-Government or parastatal Employee
F-Specific Manufacturing and Processing
G-Specific Trade,business and services
H-Specific Employement by specific employer
I-Approved Religious Activities
J-Hospitality Industry and Related Activities
K-Person with Assured income
(「L」はPermanent permits)
M-Dependant Pass
S-Frontier Pass
N-Student Pass and occupation Trainee
P-Voluntary worker and Holiday worker
R-Special Pass
W-Information Technology
X-Transport and logistics
Z-Other investments
わたしと妻は「G」の「Specific Trade,business and services」で申請をしました。それぞれの業種によってビザのタイプを選びましょう。
G1とG2の違い
タイプ「G」のなかで、さらに「G1(Inside the region、20,000RWF、2年間)」「G2(Outside the region、100,000RWF、2年間)」と分かれています。G1は東アフリカ共同体など近隣国の人向けなので、わたしたちは「G2」で申請。
ところが、わたしのビザは申請通りG2で返ってきたのに、なぜか妻のビザはG1で返ってきてしまいました。なんでや。
有効期間は1年?2年?
さらに、G1でもG2でも期間は「2 years」とサイトには明記してあったのに、ビザを見てみると有効期間が1年間しかありません。
移民局の職員に聞いてみたところ、「最初のビザ発行では1年間しかできないんです。その後、会社の業績などを見て延長できるかどうかを判断します」と。
「でもサイトには2年間有効って書いてありましたけど……?」とたしかめると、「サイトにすべての情報を書けるわけじゃないですからね。はあ……(ため息)」との返答が。
それ、けっこう大事な情報では……!?!?1年と2年じゃ全然違いますよお姉さん。
とはいえ単なるミスではなくそういう決まりのようだったので、納得して引き下がりました。
名字と名前が逆
さらによく見てみると、もう1個問題点が。
名前(FIRST NAME)と名字(SURNAME)が逆になってる……!!
これ、次回のビザ更新とか海外旅行時の入国審査とか問題にならないのかな……。
心配になったので、ビザタイプと名前の件を職員に確認してみました。
「G2で申請してたのにG1になってるけどほんとに大丈夫??」
「Ntakibazo(ノープロブレム)」
「名字と名前が逆になってるけどほんとに大丈夫??」
「Ntakibazo(ノープロブレム)」
「え、ほんとに100%問題ない??」
「Ntakibazo(ノープロブレム)」
そこまで言い切るのが逆に信用できない……。
とはいえもうこれ以上聞いても変わらなそうだったので、問題ないことを祈ってあきらめました。
万が一にそなえて、「大丈夫だ」と言い切った職員の名前と電話番号は控えておきましたけどね。べつの機会にいちゃもんをつけられたら、彼女に電話して確認できるように。
とりあえずこれでビザの手続は終了!ぶじに(?)あと1年はルワンダにいられるようになったので良しとしましょう。
必要だったもの
わたしたちが提出したものは以下のとおり。
【もともと必要だったもの】
- 記入済の「application form」(フォーマットはダウンロード)+背景が白いパスポートサイズの写真
- 「application letter」(自作)
- 「Business registration certificate」(会社登記後にRDBサイトからダウンロードできるもの)
- 履歴書(自作)
- 犯罪経歴証明書(日本で取得してきたもの)
- 100,000RWF/人(移民局で申請時に支払い)
【追加で提出したもの】
- shareholderの情報が書いてある紙(RDBサイトの会社情報を印刷したもの)
これはあくまで2018年10月の情報なので、かならず移民局のサイトをご確認ください。
追加で提出したものは電話がかかってきて「持ってきて」と言われたのですが、別にいらなかったような気もしてます。
意外だったこと
意外だったのは、きちんとビジネスがおこなわれているかどうかを確認するために、職員がわざわざオフィスを訪ねてくるということ。
わたしたちの場合、オフィスをもたずに自宅で作業しているので、自宅に来てもらうことになりました。
申請後、「数日後に電話で連絡がいきます」と言われていて、「今日の昼ごろ行きますねー」と当日に連絡が。
警備員に家の場所をルワンダ語で伝えてもらって待っていると、ピシッと制服を着た男女の職員が1名ずつやってきました。
聞かれたのは「どんな仕事をしてるの?」、「ツアー客はどうやって集客してるの?」、「車輌や宿泊の手配はどうしてるの?」、「いままで何人くらいお客さんが来たの?」などなど。
取引先の代表者のフルネームなどけっこう細かく聞かれたので、必要そうな書類はパッと出せるように用意しておいたほうが良さそうです。けっきょく小一時間かかりましたね。
きょうはルワンダ長期滞在申請の一環で、お役人による我が家兼オフィスチェック。
「どんな仕事をしてるの?」
「ツアー客はどうやって集客してるの?」
「車輌や宿泊の手配はどうしてるの?」
「いままで何人くらいお客さんが来たの?」
「この家、家賃いくら?」さいごの質問、絶対個人的なやつw
— タケダノリヒロ(アフリカノオト代表) (@NoReHero) 2018年10月11日
なぜか家賃も聞かれました(「いい家ね」とか言ってた)。
あなたのビザ申請もスムーズにいくことを祈っております。
ルワンダのことでなにか相談があれば、お応えできる範囲で協力させていただきます。
- メール:info◆rwandanote.com(◆を@に変える)
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