2024年末、娘が1歳になりました。
「選び取り」って知ってますか? 1歳の誕生日におこなわれる日本の伝統行事のひとつで、赤ちゃんが選んだアイテムから将来の才能や職業を占うもの。
我が家でもささやかな誕生日会をひらき、選び取りをやってみました。
娘が選んだのは「音楽」のカード。「作曲家」「楽器演奏家」と書いてあります。将来はアーティストかな?
右下の方向からてってってっと歩いていったので、単純に一番近いカードを選んだようにしか見えませんでしたが。
生き方を自分で選び取ること
娘の将来はこれから楽しみに見守るとして、そういえば自分にとっても「生き方を自分で選び取ること」って、結構大事な考え方だなとあらためて思いました。
まわりの反対を押し切って上場企業を辞め、青年海外協力隊としてアフリカのルワンダにボランティアに行った10年前。はたから見れば相当思い切ったカード選びだっただろうなと思います。
それから起業したのはスタディツアーの会社。この事業を通じてお客様に提供したいのは、「自分らしい生き方を選ぶきっかけ」。
特にアフリカや国際協力に興味があるけれど、何からはじめていいのかわからない、ほんとうに自分のやりたいことに自信がない、といった日本の人たちに一歩踏み出すきっかけを与えたいと思ってやっています。
「自分らしい人生を歩んでほしい」という想いは、ルワンダの人たちに対してもおなじ。
年末にはルワンダのシングルマザー世帯の生活支援をするクラウドファンディングを実施しました。
このクラファンで集まった資金で食と教育を支援し、今後はスタディツアーと連携して継続的に職業的自立支援もおこなっていきます(80万円の目標に対して、91名から847,300円が集まりました!達成率105%!応援ありがとうございました!)。
ルワンダでは1日中何も食べられない日もあるような生活をしている人たちがたくさんいます。
子どもを学校に行かせたくても、収入がないために諦めざるを得ない人たちもたくさんいます。
そんな状況では、「自分の人生を自分で選ぶ」ことなんて、到底できないのです。
もちろん自分の人生を自分で選んだからといって、幸せになれるわけではありません。
むしろ選択肢があることで悩んでしまうかもしれないし、誰かに敷かれたレールを歩いたことで結果的に正解だったと思えるかもしれません。
それでもぼくは、「自分で生き方を選ぶ」ことに価値があると思うし、自分で選ぶチャンスすら与えてもらえないのは不公平だと思います。
だからこそ、自分がかかわるルワンダの人たちや、当社のサービスを利用してくださるお客様、そして娘、妻、自分自身が、自分の人生を自分で選べるようにしていきたい。
娘の選び取りから、そんなことを考えさせられました。
2025年、今年もよろしくお願いいたします。
スタディツアー
ホームステイに参加&支援対象のお母さんたちに会えるプログラムは以下の2通り。ぜひご覧ください!
【スタディツアーSTART】
農村ホームステイや現地在住日本人との交流などを通して、ルワンダの歴史や文化、国際協力、ビジネスを学ぶプログラム
https://rwandanote.com/2018/10/10/start-plan-list/
【ルワ旅コーデ】
日程や行程を自由にお決めいただけるオーダーメイドサービス
https://rwandanote.com/special/rwatabi/
もしまわりに「アフリカに行ってみたい」という方がいらしたら、ぜひぜひご紹介ください!