ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
先日、JICAオフィスにてボランティアの取りまとめ役である調整員さんと、マンガについて話していたときのこと。
「いま、幽遊白書のあのシーンだけ読み返したい気分ですよ」と言う調整員さん。
あのシーンとは、暗黒武術会決勝にて戸愚呂弟が主人公の幽助に本気を出させるために放った一言でした。
おまえ、もしかしてまだ、自分は死なないとでも思ってるんじゃないか?
幽☆遊☆白書 12巻
これを隊員に伝えたいと。
よっぽど我々隊員の危機意識の低さを心配されてるんだと思います。調整員さんも元隊員ですからね。
ルワンダはアフリカ一治安の良い国と言われているので、物騒な目に遭ったことは一度もありません。そのせいか、気を抜くとついつい日本にいるような感覚になってしまいますが、ここはアフリカですからね。
いつ盗難や強盗に遭ってもおかしくないですし、ちょっとした怪我や病気も大事になってしまう可能性があります。
備えること
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんが、「備えること」に関する記事を書いておりとても共感しました。
東日本大震災の被災地を見に来て「大変ですね。頑張ってください。応援しています」という人は多い。けれども自分の身に置き換えて「備えます」という人は多くはないのです。
人は「自分だけは大丈夫」と思ってしまうものです。先日の熊本地震でも「まさか熊本にこんな大きな地震が来るとは」というコメントを沢山目にしました。
でも、世界中どこにいても何が起こるかなんて分かりません。地震や津波が来るかもしれないし、テロに巻き込まれるかもしれません。
特に途上国で暮らしている青年海外協力隊の場合は、日本よりも危険な目に遭う確率が高いです。実際派遣中に亡くなっている方も沢山います。
「自分は大丈夫」と思わずにリスクを最大限減らせるように「備えること」を大切にしていきたいですね。
自戒を込めて。
タケダノリヒロ(@NoReHero)