ルワンダで青年海外協力隊として活動しています。
あっという間に五月ですね。同期隊員のみなさん、配属後3ヶ月くらい経ちますがモチベーション維持出来てますか?
日本で働く社会人のみなさんも、五月病になってませんか?
やる気が出ない時、頑張れない時は「もうひとりの自分」をイメージすると頑張れるよっていうお話です。
もうひとりの自分に勝ってるか?
Facebookにルワンダの先輩隊員がこんなことを書いていました。
日本でバリバリ仕事している人の様子を知ることで、いかに時間を弄んでいるかをふつふつと感じてしまいます。
日本から来客があり、刺激を受けたようです。
これを読んで、自分は時間を浪費してないかなと考えさせられました。
ばくがこうやってのんびりしている地球の裏側で、前の会社の同期たちはバリバリ働いて成長してるはずです。
もし、映画『バタフライ・エフェクト』のようにパラレルワールドというものがあって、会社を辞めずにサラリーマンを続けている「もうひとりの自分」がいるとしたら、いまの自分は人間として、仕事人として、そいつに勝てるだろうかと思いました。
「もうひとりの自分」の最高の筋書きに勝つ人生を歩めないと、この道を選んだ意味がありません。
パラレルワールド最高の筋書きって?
ぼくにとって、会社(大手菓子メーカー)を辞めていなかった場合の最高の筋書きとは、「社会貢献事業を拡大して、大企業のリソースを使って社会的に大きなインパクトを与える」といったストーリーです。
たとえば食を通じて日本の子どもたちの教育を支援するようなプロジェクトを展開するとか。
じゃあなんでそっちの道を選ばなかったんだっけ?と考えると、「手触り感」が欲しかったんです。
社会問題を当事者の目線で「ジブンゴト」化できる体験がなければ、納得のいく社会貢献は出来ない。
つまり、その経験なしではパラレルワールド最高の筋書きは描けない、と思ったんです。
ということは、今進んでいる道を全力で生きるしかありません。
もうひとりの自分に勝てるようなストーリーを自分で作っていくしかありません。
別の道を進んでても、最高の筋書きは描けなかったんですから。
息を飲む瞬間が何回あるか
協力隊の難しいところは、サボろうと思えばいくらでもサボれてしまうところです。
特にぼくの職種「コミュニティ開発」の場合は、学校隊員のように毎日授業があるわけでもないですし、医療系隊員のように患者がやって来るわけでもありません。
だから自分で動いて問題とその解決方法を自力で見つけなきゃいけないんです。
そうしないと、2年間730日が約1,892万回ただ息をするだけで終わってしまいます。
もちろん途上国で生活するだけでも得るものは沢山あると思います。
でも、それで「もうひとりの自分」に勝てるか?と考えると、相当頑張らないと勝てないと思います。
「手触り感」は得られなかったとしても、毎日毎日降ってくる問題を処理して、取引先と交渉して、お客さんが喜ぶ企画を考えて実行する。それだけでも仕事人として確実に成長出来ていたはずです。
そんなもうひとりの自分には、ダラダラとyoutubeを観たり漫画を読んだりしているだけでは絶対に勝てません(←たまにやってますが)。
人生とは、何回息をするかではなく、何回息を飲む瞬間があるか―ビヨンセ
息を飲む瞬間、生み出していきましょう。
タケダノリヒロ(@NoReHero)