今朝起きると、フェイスブックで一通のメッセージが届いていて飛び起きました。
加藤 拓馬――
ぼくが社会貢献を仕事にしていこうと決めたきっかけをくれた方です。
そんな方から最高の褒め言葉を頂きました。
きっかけを思い出した寄稿記事
ボランティアを学生時代の思い出にしないでください
先日『JIBURi.com』の寄稿記事に書いたこのメッセージを4年前にくれたのが、加藤さんでした。
震災直後に会社を辞めて気仙沼の唐桑に移り住み、地域の人たちを巻き込みながら復興活動に携わっていた加藤さん。ぼくが大学4年の時に参加したボランティアツアーで出会いました。
「かっけえぇ……」
大手企業に内定が決まって社会人になろうとしていたぼくには、そんな加藤さんがとてつもなく輝いて見えました。
ルワンダに青年海外協力隊として来るまでの経緯にこの出来事は欠かせないと思い、これを中心に寄稿記事を書き、加藤さんにも「ぜひ読んでください」とメッセージを送りました。
フェイスブックで友達になっていたとはいえ、4年も前にその他大勢の学生のうちの一人として会っただけなので、返信も来ないだろうなと思いつつ、数日が経ちました。
こんな記事を自分で書いておいてなんですが、やっぱり大事なメッセージだと既読スルーはやきもきしますね。
最高の褒め言葉
そして今朝。
「来た……!」と思って飛び起き、すぐにメッセンジャーを開きました。iPhoneの一画面には収まりきらないほどの丁寧なお返事。スクロールしていくと最後に、
竹田さんの活動も応援しています。 帰ってきたら、一度酒でも飲みませんか?気仙沼か東京で。 一緒にお仕事をしてみたいです。
と――。
その日の仕事が捗ったのは言うまでもありません。
憧れの人から「一緒に仕事をしてみたい」と言われるのは最高の褒め言葉です。
4年前は数十人いる学生ボランティアのうちの一人でしかなかった自分も、少しは成長できたかなと思います。
でもぼくはまだ何も成し遂げていません。やっと始まったばかり。
2年後に気仙沼で美味しいお酒を飲めるように、「やっぱりお前なんかとは働けない」と言われないように、これから全力で経験値を積んでいきます。
ワクワクするなー。
4年経っても目標です
そんな加藤さんのブログがこちら。
震災復興から地域創生へ。三陸を、社会に価値を発信するリーディング地域にするべく、中高生や若者を巻き込んで様々な企画に取り組んでいます。
今年の3月11日に書かれた記事。
坂をゆっくり登っていると上からえいかの声が。
「たくまぁ、どこでお祈りしてたの?」
同級生のかずみとたいがもいる。この子たちももう6年生になる。今年の3月11日は今までで一番日常だった。
私にとっての日常になっていた。引用元:2016年3月11日 – 遠東記
やっぱり、加藤さんはぼくにとっての目標です。
こんなふうに地域に溶け込んで「住民」として暮らしたい、こんなふうに自分の書いた文章で遠くの誰かの気持ちを動かしたい。
そんなことを考えて気持ちを新たにした月曜日でした。
タケダノリヒロ(@NoReHero)