タケダノリヒロ( @NoReHero)
なんだかふと小説が読みたくなって、こんなツイートをしてみました。
「シンプルで淡々としてるけどさらっと泣けて読後感清々しい」小説を教えてくれ、と。
すると、フォロワーさんたちからおすすめの作品がいくつか寄せられました。これはそのへんの「感動小説◯選!」という、まとめ記事よりよっぽど信頼できますね。
ということで、おすすめしてもらった小説6+自分のおすすめ1作品の計7冊をこのページでは紹介しています。すべての小説をこれから読むつもりなので、読み終わったらひとつずつレビューも公開していきますね。
もくじ
流れ星が消えないうちに/ 橋本紡
まずさいしょにエレン(@akh_1001)さんにおすすめしていただいたのは、橋本紡さんの『流れ星が消えないうちに』。
タイトルからしてどストライクです(ロマンチック好き)。すこし読み始めたのですが、大切な人が死んでしまって、彼との思い出のある部屋では眠れなくなってしまい、毎晩玄関で寝ている女性が主人公。
そのような流れはよしもとばななさんの『キッチン』に似た雰囲気があります(後述)。これからどう展開するのかたのしみ。
ペンギン・ハイウェイ/ 森見登美彦
つづいてカンザキアカネ的な何か@ルワンダ(@dummy_kanzaki)さんにおすすめしていただいた小説が、森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ』。森見さんと言えば『夜は短し歩けよ乙女』をまえに読んだことがあって、その独特の世界観とことばづかいにすっかり魅了されてしまいました。
べつの作品ではどんなストーリーが繰り広げられているのか、わくわく。
舟を編む/ 三浦しをん
三浦しをんさんの『舟を編む』。全国の書店員がおすすめの作品を選ぶ「本屋大賞」で1位に輝いたこともある人気作品ですね。
わたしは松田龍平さん主演の映画は観たことがあって、辞書づくりがテーマになっていて「ことば」を味わえる作品なので「活字で読んでもおもしろいだろうなあ」と思っていました。原作にも期待。
恋文の技術/ 森見登美彦
それからもうひとつカンザキさんに森見登美彦さんの小説でおすすめしてもらったのが『恋文の技術』。
「笑いたいなら」とすすめていただいた作品です。タイトルからすると恋愛ものでしょうか。こちらもたのしみ。
sidewalk talk(I Love You)
こうしろ(@Ksr_5463_)さんからおすすめいただいたのは、『I LOVE YOU』という短編集のなかの『sidewalk talk』という作品。
じつはわたしこの短編集をまえに読んだことがありました。伊坂幸太郎さんや石田衣良さんなど豪華執筆陣による短編集で、大学生のころにキュンキュンさせられた覚えがあります。でも、この本多孝好さんの作品がどんなストーリーだったかは記憶が定かではありません。読み返してみなきゃ。
エンジェルエンジェルエンジェル/ 梨木香歩
こちらもこうしろさんからのおすすめ。梨木香歩さんで『エンジェルエンジェルエンジェル』。
中学生のころに梨木さんの『西の魔女が死んだ』という小説を読みました。どんな内容だったかはほとんど覚えていないのですが、その世界観がすごく好きだったことだけは記憶にあります。なのでこの作品も読んでみるのがすごくたのしみ。
キッチン/ よしもとばなな
さいごに、わたしからのおすすめは名作中の名作です。よしもとばななさんの『キッチン』。
「死」という重いテーマを扱いながらも、「光」とか「雲」とかやわらかくてナチュラルな描写を交えてさらっと読めてしまいます。今回おしえてもらった小説をぜんぶ読んだら、これも読み直してみよう。
シンプルで淡々としてるけどさらっと泣けて読後感清々しい小説
以上、7作品を紹介しました。まとめ。
・流れ星が消えないうちに (新潮文庫)
・ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)
・舟を編む
・恋文の技術 (ポプラ文庫)
・Sidewalk Talk/I LOVE YOU (祥伝社文庫)
・エンジェル・エンジェル・エンジェル (新潮文庫)
・キッチン (角川文庫)
雨の日の読書っていいよね。梅雨のたのしみが増えました。おすすめしてくださったみなさん、ありがとうございました!
これも泣いたなあ
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