【2018/01/19 更新】
アフリカ・ルワンダ在住のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
岡崎体育さんの新曲『Natural Lips』が話題ですね。昨日YouTubeにアップされてすでに50万再生を越えています。
なにが話題になっているかというと、英語っぽく聴こえるのに実は日本語で歌っているという点(しかも超くだらない歌詞)。
「いやいや、英語っぽく聴こえるとか言っても別に大したことないんだろ」と思って聴いてみました。
聴こえるw英語っぽいww
ということで、TOEIC920点&海外在住で日常的に英語を使っている私がこの『Natural Lips』をディクテーション(リスニングして書き取り)してみました。
「岡崎体育から学ぶ英語っぽく発音するコツ」も紹介してます。英語の発音を良くしたい方にも役立つかも。
岡崎体育の『Natural Lips』を英語にしたら
では、さっそく。
英語だと思って聞き取った岡崎体育の『Natural Lips』の歌詞がこちら。
曲を聴きながら読んでみてください。
日本語の歌詞を見ながら歌うより、こっちで歌ったほうが岡崎体育に近づけますw
You’re boon oh soak knee high ill floor
Not they Dakar charter say missing all hit all rich in all you’re May
Connect? no, sack knee oboe tech no more
Reason I can all test name entire foot a holiday, oh yeah
Met a root thing in the night it, rich man dead a candy show, oh yeah
Cold dog knee sympathy tame mother
Wrestler can I all scandal woo
Oh, can I stop no my aid sir?
Oh, more dust yo EC francs knee can my knee none do more
Hit holiday give me no scatter
Boose in a vision
Oh yeah par vision
Sin run I free must car blues in
Song I sack and third two your sea night your meet men, oh year
Hit be war letter you be knee,
cause see no I were could the cider
Moon and knock girl suck and sonic cry knee sigh da get’n knee sir yeah
Kite send raw were read can the corner
Tell it demo yeah oh she day were read corner tell with take it Technic read step yeah
Don’t know corner now surrender more
Delete tack high cider more
Soda more nor tone is tall so demo night, oh yeah
Hip up daring
We secondary
Double car starry
Veterinary
So let more kid love it ya can it me and know
Boose in a vision Boose in a vision Oh yeah par vision
Every no every war tab it tightener
Told no every more tab it tightener
Tie no big no tab it tightener
Tab it roll it night no war
Tiger tie, tiger tie, tiger tie
So ray were satin ok
Boose in a vision
Oh yeah par vision
はいー。
これ見ながら歌ったらもはや英語の発音練習の教材として使えますよ(適当)。
岡崎体育は昨年の1月にもツイッターにこんな投稿をしていました。
レンジデロップンロッピャクワッw
もともとこういう遊びをやってたんですね。
では、なぜ岡崎体育の歌い方が英語っぽく聴こえるのでしょうか。
英語っぽく聴こえるコツ
岡崎体育の『Natural Lips』から分かる、英語っぽく聴こえるコツはこの3つ。
1. 舌を巻く
2. リエゾンを意識する
3. 母音をぼかす
私は言語学の専門家でも帰国子女でもなんでもありません。
むしろ「純ジャパ」として、英語の先生のジョークが聞き取れずにまわりの生徒に合わせて苦い作り笑いをしたり、留学先でなかなか友達ができなかったりと苦労しました。
なんとか日常会話には困らないくらいのレベルになったんですが、その過程で英語リスニングのコツとなったのがこの3点でした。
舌を巻く
「舌を巻く」。これは英語発音のコツとして有名ですよね。
岡崎体育は特に耳に残りやすい文末で、これでもかというぐらい舌を巻いて「R」っぽい発音にしています。
・「夜分遅くに入る風呂は」→「風呂は」で舌を巻くことで「floor」のように聴こえる
・「苦肉の策に溺れてくのも」→「のも」で舌を巻くことで「no more」のように聴こえる
この巻き舌の「R」の音は日本語にはないので英語っぽく聴こえるんですねー。
日本人には難しい「L」と「R」の区別ですが、誰でも簡単に習得できる方法が少し前にネットで話題になってました。
それはシャンプーのCMでおなじみの「Lux Super Rich(ラックススーパーリッチ)」というフレーズを真似するというもの。
「L」と「R」が含まれるものの、テレビを見ていたらしょっちゅう流れるこの音は日本人の耳にも馴染んでいるので上手に発音できるんですね。
お試しあれ。
リエゾンを意識する
ふたつめは「リエゾン」。リエゾン(※)とはふたつの単語の音がくっついて別の音に聴こえる発音変化パターンのことです。
※厳密に言えばフランス語のみの現象ですが、語学学習の簡便化のためにほかの言語でも使われています(参考:Wikipedia)
たとえば「What time is it now?」を覚えるとき、「掘った芋いじるな」と教えられた人も多いと思います。
これも同じ原理で、カタカナ英語で言えば「ホワット タイム イズ イット ナウ」となりますが、単語同士の音がくっつくので「ホワッタイム イジッ ナウ」→「ホッタイモ イジルナ」に聴こえるんですね。
「Check it out」が「チェケラ」に聴こえるのもこのため。
私が英語で書き起こした岡崎体育の歌詞を見てみると
・「Hit holiday give me no scatter」→「一人で君の姿」
・「ヒット ホリデイ ギヴ ミー ノー スカッター」→「ヒットリデ ギミノ スガタ」→「ヒトリデキミノスガタ」
・「with take it Technic read step yeah」→「定期的に言わして」
・「テイク イット テクニック」→「テイキッ テクニッ」→「テイキテキニ」
になるってわけです。
母音をぼかす
最後は「母音をぼかす」。日本語の特徴は「子音」と「母音」が必ずセットになっていること。
だから逆にこの「母音」をぼんやり発音すれば英語っぽくなるってことです。
・「朝は来ないよ 咳もでる」→「Wrestler can I all scandal」
・「アサワコナイヨ セキモデル」→「アSWア KNイオ SKmDL」→「Wrestler can I all scandal」「知らないふり もしくは呆然」→「Sin run I free must car blues in」
・「シラナイフリ モシクワボウゼン」→「SイRアNアイFウRイ MオSイKウWアBウZ」→「Sin run I free must car blues in」
この3つを意識してあなたも岡崎体育に挑戦しながら、英語の発音レベルアップを目指してみてはいかがでしょうか。
しかしこんな悪ふざけみたいな歌詞の作り方ながら曲自体はめちゃくちゃカッコいいんですよね。
ダンサブルなギターのカッティングや渋いベースラインによって、自然と身体が動きます。あれ、SOUL’d OUT復活してダフト・パンクとコラボしたかな?みたいな。
と思ったらギターはすごい人にオファーしてたみたいです。
鬼才・岡崎体育のアーティスト・パフォーマーとしての力を見せつけられた気がします。
つぎはなにを見せてくれるのか楽しみですね!
【追記 2017/06/14】
と思ったらまさかの泣き曲でした。
岡崎体育のマジメな新曲『式』泣ける意味考察&歌詞から短編小説書いてみた
『Natural Lips』『式』を含むニューアルバム『XXL』も発売。
タケダノリヒロ(@NoReHero)
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