東洋経済HRがYouTubeにアップしている『水ビジネスに勝機あり』という動画の内容をまとめました。
就活生向けに日本の代表的な水ビジネス関連企業が紹介されており、とても分かりやすいです。
※まじめに水ビジネスについてまとめているだけなので、興味のない方はスルーしてください。
水ビジネスとは?
海水を真水にする、汚染された水を綺麗にする、などのビジネスのこと(ペットボトルに水を入れて販売するようなビジネスではありません)。
地球上の水はほとんどが海水で、真水は0.01%しかない希少資源です。
世界的な水不足の危機が訪れているなか、「それなら真水を作ってしまおう!」というのが水ビジネス。
海水を真水にするプラントは、石油(お金)があるものの水が無いという中東エリアに多く存在します。
フィルターメーカー
日本が技術的に強みを持っているのは、この海水を真水にするフィルターです。
日東電工、東レ、東洋紡の3社で、世界の水ビジネスで使われているフィルターの半分を作っています。
その他には三菱レイヨン、旭化成、クラレ、ダイセルなど。
ポンプメーカー
海水を真水にするフィルターは目が細かく、なかなか水が通りません。
そこで必要になるのが、水に圧力をかけるポンプです。海水を汲み上げるときにも使われています。
ポンプ製作の代表的な会社は、荏原(えばら)製作所、酉島(とりしま)製作所など。
チタンメーカー
海水を真水にする機械は鉄で作ると錆びてしまうため、チタンが使用されています。
チタン製作の代表的な会社は、大阪チタニウムテクノロジーズ、東邦チタニウム、神戸製鋼所など。
ヘドロ処理機械メーカー
工業化が進むと、川や海へのヘドロの流出が増えてしまいます。そこでヘドロの処理(乾燥・焼却)が必要になるんですね。
ヘドロ処理の代表的な会社が、月島機械。
月島機械は中国などで販路を広げているそうです。
これらの企業は一般的にはあまり有名ではありませんが、水ビジネスの世界では非常に重要な企業となっています。
2025年には100兆円規模になると言われている水ビジネス市場。日本企業の動向にも注目したいですね。
タケダノリヒロ(@NoReHero)