ルワンダ青年海外協力隊のタケダノリヒロ(@NoReHero)です。
先日ワークショップを実施した小学校を再訪した所、アポ無しにも関わらず授業に参加させてもらいました。
今後も授業をさせてもらったり、衛生クラブを作ったりすることになりそうです。楽しみ。
授業に飛び入り!
先日保護者向けに実施したアンケートを集計・分析し、今後の衛生啓発活動のざっくりした計画を立てたので、お馴染みエジーデ先生に相談しにルシシロ小学校に向かいました。
スタッフルームには校長先生のみ。エジーデは授業中とのこと。
授業が終わるまで校内の衛生チェックでもするかと思ってブラブラしていたら、たまたま教室内で授業をしているエジーデ先生と窓越しに目が会いました。
手を振ると授業を中断して、わざわざ出てきてくれるエジーデ。
エジーデ「マラムツェ(おはよう)、ノリ!良かったら授業を見ていかないか?」
ノリ「おー!見たい見たい!ぼくも生徒として参加せてよ」
教室に入る。
エジーデ「さあ、ノリに何か質問ある人ー」
勝手に話を進めるエジーデ先生。
英語の授業のはずが、ここからいきなり日本語と国際交流の授業になってしまいました。
とりあえず「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」「元気(how are you)?」を教えました。
生徒「『I love you』はなんて言うの?」
ノリ「『愛してる』か『好き』だね!愛してるが「love」で、好きが「like」ってことだよ!だからぼくはガールフレンドに毎日『好き』って言ってるよ!」
生徒「へー」
渾身のおのろけボケを見事にスルーされました(毎日は言ってません)。
質問タイムは続きます。
生徒「東京の空にはでっかく『TOKYO』って書いてあるんでしょ?」
何故かルワンダ人の間ではこんな噂があり、しょっちゅう聞かれますが未だに意味が分かりません。
生徒「素手で闘う映画を観たことあるんだけど、あれも日本でしょ?」
ノリ「んー、ジャッキー・チェンとかブルース・リーとかかな。あれは日本じゃないけど、こういうのでしょ?ホワチャー!」
このぼくが、生まれて初めてジャッキー・チェンのモノマネをしました。そして、もう二度とやることはないでしょう。
でもちゃんとウケたので一安心。笑いのツボがわからん。勢いか。
「日本にもカラテっていう格闘技があるよ」って教えといたので、由地師匠(同期隊員)出張授業よろしくお願いします。
生徒「日本の歌を教えて!」
そして何故か歌うことに。
映画『クロスロード』で、主人公(EXILE 黒木啓司)が村人と歌っていた『上を向いて歩こう』を歌いました。
協力隊をモデルにしたにも関わらず、協力隊員からの評判がすこぶる悪かったこの映画(ぼくは3回泣きましたが)の真似をするのは些か恥ずかしかったんですが、この曲しか思いつかなかったので。
でもやっぱり名曲ですよね。数回繰り返しただけで子どもたちも歌えるようになりましたし、『SUKIYAKI』ソングとして世界中で大ヒットした曲なので、他の国の人たちと歌うには持って来いですね。
お返しに生徒たちも歌とダンスを披露してくれました。
めちゃくちゃ楽しかった!
エジーデ先生も「こんどちゃんと枠取るから授業やってよ」と言ってくれたので、日本とか世界のことに興味を持ってもらえるような授業が出来たらいいなと思います。
衛生クラブをつくろう!
授業後、エジーデ先生に先日のアンケート結果を報告。
今後実施していく衛生啓発活動の相談をしました。
ルワンダには、生徒が組織する「衛生クラブ」というものが存在する学校もあります。
この学校にもないか聞いてみたところ、「あるけどあんまり上手く機能してないから新しく作ってよ!」と言われたので、作ることになりそうです。なんだか部活の顧問みたいでワクワクしますね。
コミュニティ・モビライゼーションと言って、いかに住民主体の活動にするかがポイントなので、衛生クラブの高学年の子たちが低学年の子たちを教えるような形になればいいなと思います。
金曜日の午後がクラブ活動の時間らしいので、さっそく明後日行ってきます。
帰り道
ちょうど帰り道、生徒たちと同じ方向だったので一緒に下校。
低学年の子たちと、併設されている幼稚園の子たち2~30人にわらわらと囲まれて帰ったので、周りの大人たちが驚いてました。
女の子たちに両側から手を繋がれたりして、お兄さんキュン死するかと思いました。
ルワンダは今日も平和です。
タケダノリヒロ(@NoReHero)