nanapi代表取締役のけんすうさん、プロブロガーのイケダハヤトさんが取り上げていた「認知特性」に関する本、読んでみました。
『医師のつくった「頭のよさ」テスト~認知特性から見た6つのパターン~』(本田 真美)
自分の能力を最大限に引き出し、他人とのコミュニケーションを円滑に進めるためにはこの「認知特性」を把握しておくことが重要です。
認知特性とは?
認知特性とは、ひとことで言うと
外界からの情報を頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法
です。
認知特性は、大きく3つ、さらにその先で2つ、計6つのタイプにわかれます。
A 視覚優位者
①写真のように二次元で思考するタイプ
②空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプB 言語優位者
③文字や文章を映像化してから思考するタイプ
④文字や文章を図式化してから思考するタイプC 聴覚優位者
⑤文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ
⑥音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ
あなたの認知特性は?
この本に記載されているテストを使って、自分の認知特性を知ることが出来ます。ぼくはこんな感じになりました。
14点以下=弱い
15〜25点=一般的
26点以上=その能力が特化されているので、それを活かした職業に就くと能力が発揮される
①「写真タイプ」②「三次元映像タイプ」③「言語映像タイプ」の3つが26点以上になりました。視覚&言語優位のようです。
それぞれのタイプに多く見られる職業が、
①写真家や画家、デザイナー
②建築家やパイロット、外科医、機械技術職、テレビや映画の舞台制作者、テレビカメラマン
③コピーライター、絵本作家、雑誌の編集者、作詞家
など、とのこと。
実生活に活かすには?
正直、この結果にあまりピンと来ていなかったんですが、これを読んで納得しました。
聴覚が敏感な人は静かな環境のほうが集中しやすくなるので、家の中ではテレビやラジオを消し、喫茶店よりも雑音の少ない図書館などで作業したほうが効率が上がるでしょう。視覚が敏感な人は、雑然とした部屋や机の上だと無意識にその刺激を遮断しようするので、脳内にムダな労力が発生してしまいます。まずは身の周りを整理してから作業に取りかかるとよいでしょう。
ぼくはカフェやファストフード店などガヤガヤしたところでも集中して作業することが出来ます。
逆に、机の上が散らかっていると集中しづらいので、作業する前に一旦整理して取り掛かったり、そもそもモノを視界にあまり入れないようにしたりしています。
これはまさに視覚が強くて聴覚が弱いというテスト結果の通りです。
「美しくないブログ」が嫌いな理由
ブログを書き始めて、他人のブログを読む機会も増えたんですが、読んでいて心地よいブログとそうでないブログがあるものです。
心地良くないブログとは、「美しくないブログ」です。たとえばこんなの。
- やたらとフォントサイズを大きくしたり小さくしたりする
- 無秩序に色を使う
- 句読点が多すぎるor少なすぎる
- 行間が広すぎるor狭すぎる
- チカチカする絵文字を多用する
- フォントが変(手描きっぽいやつとか読みづらい)
- 漢字が多すぎるorひらがなが多すぎる
こういうブログは、よっぽど文書が巧くなければ途中で読むのを諦めてしまいます。
これも自分が視覚優位で、パッと見で多くの情報を取り込みたいからだと思います。
逆に自分が書くときは、ぼくが不得手な聴覚(音)からの入力が疎かにならないように、「声に出して読みやすい文章になっているか」などの点に気を使わないといけません。
認知特性を踏まえて、自分の能力を伸ばすだけでなく対人コミュニケーションも円滑なものにしていきたいですね。
タケダノリヒロ(@NoReHero)