今週は月曜日の大きな一歩から始まり、会議やワークショップ、給水施設視察などイベント盛り沢山で、一気に「水の防衛隊っぽく」なってきました。
チームとして活動することの意義や、専門性のない自分に何が出来るのかなど考えさせられた一週間。
火曜日:貴重な資料ゲット
JICAの専門家の方々と、ルワンダの水道局のような組織WASACの合同会議におじゃましました。
あと会場のホテル(ルワマガナのデレバホテル)のご飯がめちゃくちゃ美味しかったです。専門家の方々が「来週もここに泊まるから良かったら一緒に食事でもどう?」と我々ボランティアを誘ってくれたので、光の速さで「行きます!」と答えました。
水曜日:チームとして
首都キガリのWASAC検査場で働く先輩隊員が、水質検査のワークショップを開いてくれました。
ぼくの住むムシャセクターには水質検査が出来る人なんていないはずなので、専門性のない「コミュニティ開発」隊員のぼくでも、少しは村の中でのポジションを取れるようになるかなと期待してます。 午後はWASACのメインオフィスに移動してミーティング。
先輩隊員の流暢なルワンダ語に刺激を受けるとともに、「水の防衛隊」というチームとして活動していけるメリットを実感しました。 水の防衛隊は3ヶ月に一回会議を開いていて、それを聞いた時は「そんなに集まる必要あるのかな。それよりは自分の活動に時間使いたいな」と思ってました。
でも考えてみれば、水の防衛隊としての活動も自分の活動も、目的は「ルワンダの水・衛生環境改善に貢献すること」です。「ここからここまでが自分の活動」と線引きすること自体ナンセンスで、「どうやったらこの国を良くしていけるか」「そのための一番良い方法は何か」って考えることが大事なんだなと思うようになりました。個人もチームも、職種も地域も関係ないよね。
この日もお昼ごはんは、キガリの安くて美味しいビュッフェを食べれたので、最高に幸せでした。自分は味の違いも分からないし、食に関心がないと思ってましたが、ムシャセクターに住み始めて美味しいご飯が食べられることがどれだけ幸せか痛感してます。幸せのハードルが下がって、より幸せに生きていけそうです。
木曜日:コミュニティ開発として
月曜日に知り合った、ムシャセクターに水を供給しているインフラ会社の社長(エイジン)に、このセクターにある給水施設に連れて行ってもらいました。
彼いわく、ここの課題は周りにフェンスを作ることだそうです。動物が入ってきて、糞などで水が汚染されてしまうのを防ぐためです。確かにすぐ近くにヤギがいて、結構糞も落ちてました。
まさにそこが我々コミュニティ開発の仕事です。こんな立派な施設を作るなど「ハード」の部分は出来ませんが、何かを伝えたり、意識を変えたりする「ソフト」面は得意分野なので、WASACともそうですが、エイジンともそこを活かして協力していければなと思います。
水の防衛隊は歌とか劇とかを取り入れて啓発活動するんだよ、と言うと興味津々でした。ますます個人ではなく、チームとしての活動の方が大事だなと思い始めてます。1人で歌のおにいさんをやるのはちょっとキツイ。
それからワークショップで水質検査の方法を習ったと言うと、ぼくもWASACの検査場に行ってみたいと言っていました。
このセクターで検査が出来るのはぼく1人で、やっとポジションを得られそうだと先ほど書きましたが、今後のことを考えるとそれじゃダメなので、こういう実力と意欲のある人たちに自分の持つ情報やコネクションをどんどんシェアしていきたいなと思ってます。
さっそく来週検査場を訪問出来ないかどうか調整中。 今日はセクターに6ヶ所ある給水施設のうち3ヶ所をエイジンと一緒に見て回り、どうやって水が供給されてるのかちょっとだけ把握することが出来ました。
2年間の目標
給水施設で水汲みしてた子どもたち。わーって笑顔で抱きついてきてくれたのに、カメラ向けた瞬間にこの表情。
カメラに慣れてないのか、めっちゃ緊張してました。何枚か撮ってたらちょっと慣れてきて、表情を変えてくれました。
そう言えば今朝3日ぶりにオフィスに行ったら、獣医のレアンドレが「We miss you so much!!」と言ってくれて、自分はここにいていいんだなと、ちょっと嬉しくなってしまいました。この地域の人たちと打ち解けることが、活動成功への近道だと思ってます。ということで、今日も昼からエイジンとビール飲んで帰りました。
明日は、さっそくワークショップで習った水質検査を実践してみます! Ijoro rwiza(おやすみなさい)!
タケダノリヒロ(@NoReHero)