ルワンダでの移動方法・交通手段〜タクシー・モト・バス〜

 タケダノリヒロ( @NoReHero)更新:2023/09/24

アフリカ・ルワンダでの移動方法、交通事情を解説します!

はじめて訪れる国だとどんな交通手段があるのか、どれが安全でどれがコスパがいいのかなどわからないですよね。この記事ではルワンダ(特に首都キガリ)にある主な交通手段を、それぞれのメリット・デメリットをまじえて紹介しています。

ルワンダ渡航を計画されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

移動方法一覧

移動手段 こんな人におすすめ 安全性 便利さ 安さ
タクシー すこしお金がかかっても安全に移動したい
モト(バイクタクシー) リスクは承知で安く移動したい ×
バス 待ち時間や混雑は気にならないから安く移動したい ×
ドライバー付き専用車 お金がかかっても安全性・快適さ・便利さを優先したい ×
レンタカー 自由に動きたい/自分で運転したい ×
徒歩 時間がかかっても安全性を重視したい × ◎ 
電車 ルワンダにはありません

タクシー

キガリにはおもに以下の4タイプのタクシーがあります。状況に応じて使い分けましょう。ルワンダに配車アプリ「Uber」はありませんが、類似サービスはあるので下記をご参照ください。

空港タクシー

  • 空港敷地内→キガリ市街地 30,000rwf/30usd前後(3,000円程度)
  • RWFまたはUSDの現金払い
  • 空港タクシーが信用ならない国もありますが、ルワンダでは安心して乗れます
  • 本来ならYego cabs(後述)のメーターアプリで値段が決まるはずが、使用していない車両も多いためその場合は事前の料金交渉が必要
  • 安くおさえたければ空港外まで5分ほど歩いて、外のタクシーやモトをつかまえるのがおすすめ
  • 空港敷地外→キガリ市街地はタクシーなら15,000rwf(1,500円程度)、モトなら1,500rwf(150円程度)

Yego Cabs

  • 電話版Uberのようなサービス
  • 9191」に電話をかけるとオペレーターが出るので、現在地と行き先を告げる(会話は英語かルワンダ語になります。フランス語も通じるかも)
  • SMSで4桁のコードが送られてくる
  • 車が到着したら送られてきた4桁のコードをドライバーに伝えることで、ドライバーの端末でメーターが作動
  • 料金交渉の必要はなし
  • キガリ市内なら5,000〜20,000rwf(500〜2000円)程度。Moveより若干安め
  • Moveより英語が話せるドライバーはすくなめ
  • 利用後SMSに明細が送られてくる
  • スマホアプリもあり(地図を読めないドライバーが多く、電話がかかってきて結局口頭で説明する必要あり→コツは後述

Androidアプリ iPhoneアプリ

MOVE

  • フォルクスワーゲンが運営するUberのようなサービス
  • 車両はすべてフォルクスワーゲンの綺麗な車
  • スマホアプリを使用

moveの操作画面

  • アプリ内地図で現在地と行き先を指定
  • 【朗報】最近地図を読めるドライバーが増えている模様!
  • それでも「どこにいる?」と電話がかかってきて、「指定した場所」と答えると「OK」となるらしい(謎)
  • 英語が話せるドライバーはYegoより多め
  • 料金交渉の必要はなし
  • キガリ市内なら5,000〜20,000rwf(500〜2000円)程度。Yegoより若干高め。
  • 利用後、メールに明細が送られてくる

Androidアプリ iPhoneアプリ

流しのタクシー

  • 白い車体に黄色いラインが入ったタクシーが一般的
  • 流しのタクシーでも特に危険ではありません(近隣国では強盗とグルになったドライバーなども多いので流しのタクシーは使わないほうが無難)
  • キガリ市内なら5,000〜15,000rwf(500〜1500円)程度
  • 本来ならYego cabs(前述)のメーターアプリで値段が決まるはずが、使用していない車両も多いためその場合は事前の料金交渉が必要

モト(バイクタクシー)

モト(バイクタクシー)は事故が多く、在ルワンダの団体では使用禁止にしているところも多いほど。安くて便利ですが、事故の頻度や被害の大きさが徒歩や車に比べると格段に上がるので、できる限り利用は避けたほうが無難です。(私は頻繁に利用してしまっていますが。。)

  • キガリ市内なら1,000〜2,000rwf(100〜200円)程度
  • 乗る前に料金交渉が必要
  • 目的地に着いたらお金を支払う

バス

安いですが、本数が少ないのに利用者が多いため待ち時間が長く、乗り降りできるところも限られるのであまり便利ではありません。モトよりは安全でタクシーより安いので、時間がかかることや車内の混雑があまり気にならない人にはおすすめです。

  • バスターミナル(ルワンダでは「ガレ」と言う)で「Tap&Goカード(Suicaのようなもの)」を購入(たしか500RWF=50円くらい?)
  • キガリ市内一律230RWF?(最近乗ってないから不確かです)
  • バスターミナルやバス停にカード用端末をもったスタッフがいるので、そこでTap&Goカードに必要な金額を入金
  • バスに乗る際に入り口付近にある読み取り端末にカードをピッと当てて支払います
  • カード1枚で一度に一人分しか払えないため、複数人で乗るときはそれぞれにカードが必要(バスターミナルのスタッフに現金を渡すと代わりにタップしてくれることもある)
  • バスを降りるときは窓ガラスをコインなどでコンコンと叩いてドライバーに合図を送る
  • キガリの主なバスターミナルはニャブゴゴ(Nyabugogo)、レメラ(Remera)、ムムジ(Mu mujyi=Downtown)、キミロンコ(Kimironko)

ドライバー付き専用車

お金がかかっても安全性・快適さ・便利さを優先したい方向け。
ご希望の方は当社で手配代行をおこなっておりますのでご連絡ください。
※当社ツアーパッケージ(ルワ旅コーデ)との組み合わせでのご利用に限ります。

レンタカー

キガリには車やバイクをレンタルできるお店もいくつかあるので、検索してみてください。

徒歩

なにかと面倒な点があるほかの移動手段に比べて、なにげに優秀な「徒歩」。日差しが強くなければ、ルワンダは安全で気候が良く道もきれいなので気持ちよく歩けます。私は1時間くらいの距離なら歩くことも多いです。

移動時のコツ・注意事項

地図の読めないドライバーに備えて

タクシーもモトも、地図が読めないドライバーが多いです(おそらく地図を読む習慣がなかったため)。なのでマップを見せて「ここ!」と言ってもわかってもらえません。レストラン名を伝えても、ドライバーがその場所を知らないということもよくあります。

でもはじめてのルワンダだと自分も土地勘がないから困ってしまいますよね。そんなときのために、事前準備をしておきましょう。

  • Google MapやMaps.meなどの地図アプリで目的地を確認
  • エリア名と、近くにある有名そうな建物(学校や病院、役所など)を確認
  • ドライバーにエリア名とわかりやすそうな場所を伝える
  • 不安なときは移動しながらGPSで合ってるか確認
  • 自分だけでは説明できないときは、近くにいるルワンダ人にお願いしたり、訪問先に電話してルワンダ人に説明してもらいましょう

これでOKです!

事故らないおまじない「ブホロブホロ」

ルワンダにはビュンビュン飛ばしたり無理に追い越したりするドライバーが多いです。

そうすると事故の危険性が高まってしまいますが、それを防ぐおまじないがあります。

それが「ブホロブホロ(Buhoro buhoro=ゆっくりゆっくり)」。

これを言うとたいていのドライバーが安全運転をしてくれます。

が、以前それでもなお猛スピードで運転するドライバーがいたので「急いでないから無理な運転しないで」と言ったら「ふっ、怖いのか?」と言われてガチギレしたことがありました。。

言っても聞かないドライバーに当たってしまったらどうしようもないので事故らないことを祈りましょう。どうかご武運を。

小銭を貯めよう

モトやタクシーではドライバーが細かいおつりをもっていないこともたまにあります。そんなときもルワンダ人は律儀なので、近くの人やお店に頼んで両替してくれることも多いのですが、まわりに誰もいない場所だとどうしようもないですよね。

お釣りは日本円にすると数十円程度になることが多いので、チップとして渡しても良いと思います。でも、きっちりおつりがほしい方は、100RWF硬貨や500RWF札など細かいお金をストックしておくと便利です。大きいお金(5000RWF札など)はくずせるときにくずしておきましょう。

2023年追記)最近はモバイルマネーを使う人が増えてきたため、ますますおつりをもらえないことが増えました。

ルワンダ観光マップ

グーグルマップで「ルワンダ観光マップ」をつくりました。おすすめのお店やバスターミナルの場所をマッピングしてあります。ぜひご活用を!

「ただの旅行」で終わらせない

当社アフリカノオトではルワンダ・スタディツアー「START」や、トータルコーディネート・パッケージツアーの「ルワ旅コーデ」というサービスを提供しています。

ルワンダの歴史や生活、ビジネス、国際協力について深く学びたい、ルワンダ人や現地在住の日本人と話してみたいという方は、いちどサイトをチェックしてみてください!

ルワンダ・スタディツアー&旅行コーディネートのアフリカノオト